介護のバイト面接に受かるコツとは 作成日:2017.07.03
最終更新日:2019.12.24
コンビニバイトやショップ店員と違って、介護職は日常ではなじみがないことも多いです。
面白そう、稼げそうと思って応募しても、いざ本番というときに何を話せばいいのか、そもそもどんな格好をすればいいのか分からなくなってしまいますよね。
そんなお悩みを解決できるような情報をまとめました!
介護職バイト面接の持ち物、服装
最も基本的なことですが、持ち物を忘れたり服装を間違えてしまうと印象が悪くなってしまいます。
持ち物と服装に関しては、ミスはできる限りしないようにしましょう。
必要な持ち物
介護職の働く施設でも他の職場でも変わりませんが、もちろん履歴書や職務経歴書などの提出が求められている書類は必須です。
当日提出だと忘れないと思うのですが、事前に郵送してしまっている場合もコピーを持っていくようにしましょう。
採用する人はたいてい提出書類を見て話を進めます。
万が一提出書類に書いてあることとあなたが自分の前で言っていることがずれていたら、自分の信用を下げてしまうことになります。
直前に見直して内容を確認しておきましょう。
バイトの場合は職務経歴書の提出が義務でない場合も多くありますが、アピールしたい経歴がある人は持っていくといいでしょう。
また、筆記用具やメモ用紙、印鑑は必要だと言われていなくても持っていると好印象につながりやすいです。
服装
介護職のバイトの場合、カジュアルな服装でいいという施設が多いです。
カジュアルな服装でOKと言われた場合は、清潔感のある落ち着いた服装を選べば大丈夫ですよ。
スーツならかえって心配しなくて済むのに!という場合はスーツを着用していってもかまいません。
面接に私服が指定されるのにも目的がありますので、そこは理解しましょう。
私服で面接をする目的の一つとして、服装で志望者を評価しやすくするということがあります。
きちんとした私服の方がスーツよりも印象が上がる可能性はあります。
詳しくは担当者によっても違いますので一概には言えませんが、職場の雰囲気に合わせて、自分がより良いと思う方で臨んでくださいね。
もちろん、ジーンズやサンダル、露出度の高い服装は採用に悪影響なのでやめましょう。過度なアクセサリーも禁物です。
アルバイト面接を成功させるための話し方
面接では、質問の答えだけでなく、話し方や立ち振る舞いなども見られます。人と人が直接関わる介護職ならなおさらです。
よく言われるのが、相手の目を見て話すべきということ。介護の仕事には笑顔が不可欠ですので強気な態度で臨むよりは優しい笑顔を心掛けてください。
笑顔ではきはき礼儀正しく
いくら良いことを言っていても、言い方が暗かったり、投げやりだったりすると説得力がありません。
面接では、笑顔ではきはき話すことが重要です。そうはいっても、これは予想外に難しいことです。できるようになるためには大きな声で話すことに慣れておき、また話すときに背筋をピンと伸ばす癖をつけておくといいでしょう。
その際、敬語を正しく使うことも大事です。極端に丁寧語を重ねる必要はありませんが、採用担当者がラフな言葉遣いをしても、こちらは最低限きちんとです、ますをつけるようにしましょう。
質問には的確に返事をしよう
最後に、質問に対して的確に短く答えることも忘れてはいけません。
「1分くらいで話してください」、と言われたのにだらだら5分くらい話していては、「この人は基本的な言葉のキャッチボールもできないんだ」とマイナスに思われてしまう危険性があります。
介護職は互いのコミュニケーションが仕事のカギになってきますから、そのような人は採用が遠のいてしまうかもしれません。
面接でやってはいけないこと
ここでは、「やらない方がいいこと」ではなく、「確実にやってはいけないこと」についてご紹介します。
まず、職員の方になれなれしい態度をとるのはご法度です。自分の対応をしてくださる職員さんが自分より若かったりすることもあるかもしれませんが、バイトと言えども社会人の一員であるという意識をしっかり持って行動しましょう。
よって、行き帰りに急にだらけたり、態度を変えるのは避けた方が無難です。施設の介護職の方がいらっしゃるかもしれません。
また、バイトという身分だと、どうしても給与や福利厚生を質問しがちだと思います。それだと相手に、仕事よりも自らの権利のことしか気にしていない人だと思われてしまう恐れがあります。
「何か質問はないですか?」と聞かれたときは、施設で行っていることや自分に求められる力など、バランスよく質問をするといいでしょう。
介護施設ならではの質問
介護職の施設だろうとどこだろうと、一般的な質問はされます。例としては、職歴や経歴、施設でやりたいこと、志望理由を聞かれることは予想されます。事前にある程度は答えを準備しておき、すらすらと答えられるようにしましょう。
しかし、介護職だから聞かれる質問も少々あります。
「健康で体力がありますか?」
他のバイト先では体力についての質問されないことが多いですよね。
しかし介護職の場合は、結構されることがあります。
仕事内容上、利用者の方を持ち上げたり、お風呂に入れたり、腰を痛めやすいです。
また、純粋に接触する人数が多いので、風邪などを引きやすい体質の方だと、体調を崩しやすくなってしまうこともあります。
他の職場ならいざしれず、介護職の場合は相手が体力の落ちた高齢者ですので、風邪などでも蔓延してしまえば、生死に関わる問題になりかねません。
また、体の不調を訴えて辞めていく介護職の方も多いようなので、これは採用側からしたら見過ごせないポイントなのです。
バイトに受かり、実際に働くことになったとき、自身の体調にもしっかり気を配っておきましょう。
「タバコは吸っていますか?喫煙経験はありますか?」
タバコに関する質問は、必ず聞かれるというわけではないですが、採用担当者によっては聞かれる場合もあります。
介護は人相手の職業ですし、下手をしたら火事などにも繋がりかねません。
タバコの臭いをさせていたら、利用者だけでなく、利用者のご家族のクレームにつながってしまうこともあるようです。
このような理由で、介護職の場合はアルバイトの採用でも喫煙に注目するんですね。
中には、「ある」と答えた人が全員不採用という職場もあるようです。
もしヘビースモーカーでなければ、喫煙しているとは言わない方がいいかもしれませんね。
まとめ
介護職のバイトといっても、聞かれることはだいたい他の職場とあまり変わりません。面接は自分の一番いい部分を出そうとするものですが、いつもはだらけているのに面接でだけはきはきできるということもありません。
気を楽に持って、いつも通りの自分で臨んでみてください。あなたに介護職への熱意があれば、きっと採用の二文字があなたのものになるはずです。