介護職の転職で高収入を得るためのポイント3つ! 作成日:2017.07.10
最終更新日:2019.10.18
低収入なイメージの介護職。あなたは現在の職場に満足していますか。転職して介護職でも高収入を得たいあなたは必見です。
給料に直接関わってくるポイントは3つあります。
- 高待遇の介護の職場を探す努力をすること
- 高収入を得るための資格を取ること
- 職場での地位を向上させること
とはいえ、3つめの職場での地位向上は時間もかかりますし、環境によっては至難の業でしょう。本記事では、主に転職に関することと、資格に関することをお伝えします。
介護職の平均年収は?実際に他の職業より安いの?
現在、日本は約3人に1人が高齢者になっています。特別養護老人ホームの待機者は50万人を超えている状況です。
そんな中で、介護職はどうしても人材不足。
しかし、介護職は低年収だというイメージが社会全体に広がっているので、介護職を選ぶ人は少ないといわれています。
介護職の平均年収は300万円で、全体より200万円少ない
介護職の平均年収は300万円です。これは、全職種平均よりも200万円以上も少ないとも言われています。
ボーナスを含めてこの年収ですので、手取り額はさらに低くなっています。それでは、安定した生活を送ることはできませんよね。
介護職の賃金は上限が決められていて低くなりがち
介護職の賃金が上限の決まっている公定価格である介護報酬から賄われているからです。
要介護度に応じたサービス内容と介護報酬が決まっている以上、人件費として捻出できるお金は限られてしまっています。そのため、介護福祉士という国家資格があるのにも関わらず、これだけの低年収となっているのです。
でも500万円稼いでる人もいる!!!
「介護職ってやっぱり給料安いんだ……」そんなふうにがっかりしてしまったかもしれませんね。
ですが、ここで諦めないでください!
介護施設によっては、介護職でも年収500万以上を得ている方はいらっしゃいます。介護職で年収500万円以上を目指すためにあなたがすべきこと、丁寧に説明いたします。
高収入の介護職場へ転職するために
転職が本当に成功するのか、だれにでもこの不安はつきまとうと思います。そこで、転職のコツについても少し解説したいと思います。
転職したとしても確実に給料が上がるとは限りません。転職したくとも個人で新しい職場を探すのは困難となっているでしょう。
介護事業所の経営方針を深くまで知る必要があるからです。
良い介護業務所と悪い介護事務所の違い
給料の低い介護事業所の場合、介護のプロを雇うという意識が低く、仕事に困っている人を低賃金で雇ってやろうくらいにしか考えていません。
逆に、理念がしっかりしている介護事業所の場合、職員には給料をしっかりと支給し、介護のプロ育成のために研修や事業を数多く行っていることでしょう。
転職の注意点
コツだけでなく、注意点についても軽く見ておきましょう!
「基本給が高い=手取りが高い」わけじゃない!
転職先の基本給が高いからといって、手取り額が高いわけではありません。
求人の中には高い基本給で募集をかけ、実際は手取りがない。ということもあるので注意しなくてはいけません。
高い基本給が記載されているときこそ、冷静に判断してください。契約内容をその場でしっかりと確認しなければ、後で後悔することになります。
人間関係については調べづらい!施設見学などで雰囲気を見て
転職して職場の雰囲気や人間関係が悪かった。ということにもならないよう、事前に調べておくといいですね。
わからないことは電話でも確認しましょう。その電話でも職員の雰囲気がわかってよりよいですよ。
また、いけるようだったら施設見学にも積極的に行ってみましょう!施設は開かれている場合が多いので、行けることも結構ありますよ。
転職して高収入を目指す
介護職でも給料が低い所だけでなく、給料を多くもらうことができる職場があります。転職することに不安はあると思いますが、人手不足の介護職では転職率も他に比べて高いと思います。
そこで、まずは転職して高い収入が見込める施設例をご紹介いたします。
高収入が見込める施設例
やはり、働くなら高い収入額をもらうことができる所で働きたいですよね。
例えば、高収入を得られる職場には、社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームと言うものがあります。
社会福祉法人が運営する特別養護老人ホームは、大きめの社会福祉法人です。
いくつかの運営施設などで使用している介護物品や福祉用具などを、業者から大量に一括購入ができます。
また、地域に根付いた社会福祉法人の場合、地域の資産家や施設の利用者から寄贈がある場合もあります。
それにより、コストを抑制することができるのです。民間の企業が経営する有料老人ホームでも高待遇の施設はありますが、総合的に、社会福祉法人には安定感があります。
他にも、介護老人福祉施設や介護老人保健施設などは給料が高くなっています。
気になっている施設があれば、是非調べてみてください。
介護職で高収入を得るために必要な資格
あなたは介護職員が得られる資格をご存知でしょうか。
資格を保有しているかどうかで平均月収が3万円ほど変わっているのですから驚きです。
しかし、l資格ときくと「難しそう」というイメージがあると思いますが、中には1,2か月で取得することのできる資格があります。
これは現在無資格で働いている介護職員線は必見ですね。今後も資格の有無で給料格差が格段と大きくなっていくと言われています。
資格によって変動する月収!一番高いのはやはりケアマネ
最も高収入となる資格がケアマネージャーとも呼ばれる介護支援専門員で月収が33万、さらに社会福祉士、介護福祉士、介護職員基礎研修と続いています。
今後期待できるのは理学療法士初歩の資格初任者研修でも十分給料アップ!
今後期待できる資格がリハビリテーション専門職の理学療法法士。歩行練習などの身体の機能・動作の回復を補助し、自立した生活のためにバックアップをする仕事です。月収は23~27万ほどですが、国家資格でもあるので重宝されること間違いありません。
一番初歩的な資格が介護職員初任者研修と呼ばれるもので月収26万円ほどとなっています。
働きながらとることはできるが資格にも要件があるので注意!
しかし、これらの資格はだれでも取れるものではなく、条件があります。条件の内容をしっかりと理解し、はじめは無理をせずに取れる資格から取っていくようにしましょう。
介護職の場合、働きながら資格を取ることも可能です。計画的に資格を取得するようにしましょう。
介護職が給料を増やすには
介護職でありながら高収入を目指すには、職場任せにせず、自分で行動しなければなりません。自分から何か行動しなければ今の辛い現状を変えることはできません。
具体的には、より高収入を得るための資格を取ること、高待遇の介護の職場を探す努力をすること、さらに職場での地位を向上させること、の3点です。
資格は取りさえすれば給料は上がる可能性が高いです。資格を取得していれば周りからも期待され信頼されるでしょう。
現状を変えるためにも勉強しましょう。
また、転職についてですが、優良な介護事業所は必ず存在します。
諦めずにじっくりと職場を探しましょう。また、資格を取った後の転職も給与アップに効果的です。
もし転職をしないで高収入を得ようと考えているのでしたら、今の職場での地位を上げましょう。
なんにしても努力は必要……!だけど報われる日は来る
なんにしてもあなたの努力は必須です。あなたのがんばりが報われる日はきっときます。
人手不足の介護業界ではありますが、年々需要は高まってきています。今のうちに周りと差をつけて、前向きに行動していきましょう。