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ケアマネジャー転職時の適性年齢!50代や60代でもなれるか

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家の前で微笑む50代の女性

ケアマネジャーは、介護を利用する人が介護保険のサービスを受けられるように、ケアプランを作ることやサービス事業者と調整を行う職業です。言い換えると、介護保険に関する専門なスペシャリストです。ケアマネジャーになるためには、介護支援専門員実務研修受講試験に合格しなければなりません。

多くの場合は、介護福祉士がステップアップのために資格を持つためや看護師などの医療の従事者が介護の専門知識を得たりするために受ける場合が多いです。

今回転職したいと考えているそこのあなたへ、本記事では最適な時期や年齢を紹介していきます。

ケアマネジャーの資格を取得する一般的な年齢は?

福祉・介護業界と言えば、学歴も年も関係なく誰でも入れる業界。そんなイメージが根強いです。

しかし、最近では介護職員や生活相談員の学歴も上がってきています。例えば、短期大学や専門の大学、四年制大学を卒業した人が増えてきているのです。

もちろん高卒で入社する人もいます。しかし、このような人は割合としては比較的少ないです。

年齢としても、10代ではなく、20代の人が入社することが多いです。もちろん、それ以上の人も多くいます。

ケアマネジャーの資格取得時期

ケアマネジャーの受験資格を得るためには5年の実務経験を積む必要があります。

大卒の人が5年の実務経験を積んだ場合は、20代後半から30代前後となるでしょう。平均年齢が40~50代の介護業界において、比較的若い層となると言えます。

しかし、受験資格を得ても、ケアマネの資格を持っていない人は多くいます。というのも、ケアマネの試験が難しいことに由来します。ケアマネジャーの試験の合格率は15%~20%程度で推移しています。受験資格を得てすぐの合格は難しいでしょう。

医療福祉に関する仕事で働いていた人であれば、ある程度知識もたまってきているはず。30歳までには、この資格に合格したいところです。

他の業種からの転職した人は、入社時期によって変わってきますが早くても30代半ばか40歳手前でようやく資格に合格できる人が多く、新卒入社の人と比べると少し遅れを取ることがあると言えるでしょう。

ケアマネジャーは平均年齢49歳!転職は何歳でも大丈夫

ケアマネジャーの平均年齢は48.9歳。年代が高めの方が多い介護業界の中でも、特に高い年令になっています。そのため、年を気にして転職を渋る必要は一切ありません。

ちなみに、筆者の母も50歳でケアマネの資格を取り転職し、今も働いています。(その上、介護施設の管理栄養士からなので、直接介護の経験なしです。)

年齢が高いほうが高齢者に寄り添え丁寧な仕事が可能に

確かに、資格を受けるために、介護支援専門員の資格試験の受験資格が実務経験5年以上求められるということや、資格を持っても、その後の研修に時間がかかるということもあります。

しかし、この仕事は、介護を希望する人の身体の衰えを良くし、生活しやすくなるように支援する仕事です。

20代や30代の人は介護職員としての経験は浅いと言ってもいいでしょう。

利用者がこの人に仕事を任せても大丈夫と言われるには、若さより経験が必要と言えます。

ケアマネジャーの将来性

介護支援専門員の資格を持っていれば、どんな年齢の人でも何歳になっても働き続けられるということを知っていますか。

例えば、介護現場の仕事の場合はそうはいきません。腰を痛めてしまい、そのために介護の仕事を辞めてしまう人も中にはいるのです。

ケアマネの仕事は長く働きやすいメリットあり

ケアマネジャーの仕事は、このような一般的に想像している介護の仕事のイメージとはかなり異なります。業務のほとんどはデスクワークとなるのです。

月に1度だけ担当している利用者の家を訪れなければなりませんが、体力的にきつい仕事ではないでしょう。

介護の現場で働くことはできなくなっても、ケアマネジャーとして介護の業界で働いている50代や60代の人は多くいます。

ケアマネジャーの仕事は知識が求められる

具体的には書類(ケアプラン)を作ることが主な仕事です。それだけでなく、利用者の家族の人や利用者が利用している事業所と連絡を取り合います。

主な仕事がデスクワークであれば、年齢が高くなっても、腰を痛めても仕事を行うことができます。ケアマネジャーとして転職する際には年齢を気にしなくていいのです。

この職業の主な仕事はケアプランを作ることです。プラン作成には豊かな介護知識が求められます。

高齢者の実情を直接目で見る経験が重要であると言えるでしょう。

年齢層が高めの方が仕事をする上での注意点

しかし、この仕事を行う時に年齢が高いことによる問題点があります。それは、パソコンでケアプランなどを作成するため、パソコンのスキルはある程度持っていなければいけません。

50代や60代の方の場合、パソコンが不慣れだという人も少なくありません。パソコンが苦手な場合は克服しておくべきでしょう。

また、ケアマネジャーとして転職する時は、地元がおすすめです。地域の特性を理解しており、利用者の家に行く時にも迷わずに済むでしょう。

未経験でもケアマネジャーになるには

まずは、ケアマネジャーの資格に合格しましょう。資格を取るまでにも受けるための受験資格を持っていないといけないのでしっかりと確認しましょうね。

未経験が転職時に見るべきポイント

資格を持った後、実務経験無しでケアマネジャーになるにはどのようなことに注意すればいいのでしょうか。

未経験なら教育体制や引き継ぎがしっかりしてるか確認して

先程も述べてきましたが、経験がものを言う職種です。実務経験ゼロで資格を持った人が求人票を見る時は、指導や教育体制がしっかりしているかどうかを注意して見ることが重要です。

賞与ありなどの待遇面よりも経験を積むことを考えましょう。

実務経験がないと、仕事についていけない恐れがあります。

月給よりも備考欄に書かれた仕事内容や未経験者でも受け入れる体制があるかということの方が重要なのです。

経験者優遇と書かれたところに行くのは辞めましょう。

社会福祉法人や医療法人がしっかりしているところを選ぼう

実務経験がないケアマネジャーにおすすめの就職先は、社会福祉法人や医療法人が母体となっている事業所です。

なぜなら、働いている人の数が多く、先輩も複数人いるので、仕事を教えてもらえる環境がかなり整っているからです。

今回は、ケアマネジャーの年齢と転職について述べてきました。少しでも、役に立ててもらえれば嬉しいです。


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