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2017年夏最新版介護の求人傾向!埼玉県での転職は実際どう

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川越の風景

東京のベッドタウンとしてのイメージが強い埼玉県。実際に南部ではベッドタウンとしての機能が強く出ています。一方で北部では農業が盛んに行われています。東京に隣接した首都圏の地域なのにもかかわらず、農業産出額がなんと全国第6位となっています。

県の総人口は年々増加しています。2017年現在では総数が730万人を超え、2012年の715万人からなんと15万人もの増加となりました。人口の母数が増えるため、当然高齢者の人口も増え続けています。

今回は埼玉県の介護・福祉の求人について詳しくご紹介いたします。

高齢者の人口推移はどんな感じ?介護求人の需要

平成27年3月の埼玉県のデータによると、平成22年の同県の高齢者(65歳以上)数は約147万人。その時点での高齢化率は20.4%となっています。そこから27年に至る5年間で172万人に増加しています。割合も23.7%となっています。

全国平均と比べると低く推移していますが、昭和55年からの30年間で3倍以上に増えている現状があります。

平成37年には高齢者人口は198万人、高齢化率は28.4%になると見込まれています。これからも介護職のニーズは増え続けるでしょう。

高齢者人口が多いのは人口の多い南部

特に西部にかけて高齢者の割合が高くなっているのが特徴です。県庁所在地であるさいたま市付近、東南部にかけては高齢者の割合は少ない傾向にあります。

しかし、これはあくまで割合であり、高齢者の人口自体はさいたま市、川口市など南部に多くなっています。というのも、南部の方が総人口は多いため、割合が低くても人数自体は多くなるのです。

そのため、施設も南部の方に集中しています。

介護の仕事は埼玉県では仕事は見つかりやすい

埼玉県の雇用情勢は着実に改善してきています。

2017年6月の県の有効求人倍率は1.40倍。求職者1人に対して1.4つの求人があることになります。

この求人倍率、5年前の2012年6月の段階ではなんと0.60倍でした。求職者1人に対して0.6の仕事しかない。仕事が行き渡らない状態で、仕事に就きたくても付けないような状態でした。そこからの5年間で1.40倍まで増加しています。

この経過から、ここからも仕事が見つけやすくなっていくと考えられます。

介護の有効求人倍率は?

埼玉県の介護職の有効求人倍率は3.50。求人倍率全体よりも多くなっています。介護職のかたにとって転職しやすい業地域だといえるでしょう。

有効求人倍率が高いとなると、あんまり人気がないのかな?と思うかもしれません。しかし、介護職の求職者数自体は2,339人。商品販売、営業に次いでの第3位となっています。

どうしてここまで有効求人倍率が高いかというと、求人数が多いからです。介護の有効求人数は8,175件。なんと県で一番多くなっています。有効求人の総数が86,841件です。なんと全体の9.4%、10%近くが介護の仕事になっているんです。

転職で次の職場が見つかるか不安。そんな風に二の足を踏んでいる方もいるかもしれません。しかし、この県ではそこまで心配する必要はありませんね。

埼玉の介護職で働くイメージ!給与や離職率

埼玉の平均月収は21万2,300円となっています。これは全国平均の19万3,000円を大きく超えています。

47都道府県中、東京に次いで2位となっています。全国的に見て非常に高い水準だといえるでしょう。

離職率は18.9%と高くなっております。これは全国平均の14.8%を大きく上回っていて、この地域の転職者の多さを物語っています。

高い離職率の一方で、介護職員が減っているわけではありません。年間の介護職の増加率は5.0%と全国平均と同じとなっています。施設の増加から、新規に働きだす方も多いのでしょう。それだけでなく、県内の業界内での転職が盛んだとも考えられます。

介護職の研修の充実した地域

埼玉県では介護職を目指す方が受けられる研修用意されています。

県単位で行われる研修は無料で行われているものもあるので、ホームページを見てもいいですね。直接電話してみてもいいでしょう。

埼玉社会福祉協議会が提供している研修では、介護職のフォローアップを行っています。

この研修は現場で働く方だけでなく、ケアマネジャーなどの上位職にも行われています。スキルアップ・キャリアアップにうまく利用していきましょう。

介護施設の増加の推移や傾向

首都圏には大手企業・施設も多く進出しています。さいたま市を中心に多くの介護事業所が存在します。

県内の有料老人ホームは全国的に見ても多くなっています。同県では今後も介護サービスの充実した提供をするために、施設設立への取り組みを多く行っています。

特にサービス付き高齢者向け住宅に関しては平成25年には147件だったのが平成28年では315件に。なんと3年で2倍以上に増えています。

この増加率は全国的に見てもなかなかないハイペースです。

アクセスには注意して

埼玉県で転職を考えていて、電車を使う場合はアクセスに気を付けましょう。

介護施設はさいたま市や川口などの人口の多いところに多いです。しかし、広い土地を使うため、そのなかでも片田舎の方にある場合もあります。

自宅から車で通う場合は心配はいりません。しかし、電車などの公共機関を使っての移動だと、思ったよりも通勤時間をとられる可能性があります。

アクセスについてはしっかりと調べた上で転職・就職を行いましょう。

埼玉県には給与の高い職場が多い!今後も介護求人数は拡大

埼玉県は東京のベッドタウンとして機能しています。その影響で人口が非常に増えていってます。施設数も増加し、県単位で介護職の就職を支援するような動きもあります。

この県の介護職は他県よりも給与の水準も高く、求人自体も多いので、転職の際に困るようなことはないでしょう。

今後も拡大していく埼玉県での介護の採用。うまく波に乗って優良企業を見つけていきましょう!

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