転職を考えている方必見!介護施設の見学って必要? 作成日:2017.09.20
最終更新日:2019.12.24
今の職場でケアマネージャーとして、もしくは介護福祉士として、はたまたヘルパーとして働いている。
でも職場環境を変えたくて転職を考えている…。でも新しい職場の雰囲気ってどうなんだろう、などと考えている人はいるのではないのでしょうか?
どうしても求人サイトやホームページで見ても知ることができるのは限界があります。そんな職場環境や職員の人柄を知るには実際に見てみるのが1番です。
そこで今回は介護の職場の「見学」についてまとめました!
介護職転職の失敗は見学で防げる!
介護施設の見学なんているのと疑問に感じている人もいるかもしれまえせん。
まずは、介護転職を成功させるために見学が大事な理由をご紹介します。
求人情報が100%正しいとは限らない
転職失敗談として、働き始めてから求人情報には書いてあったはずの研修制度が充実していないことを知ったというケースがあります。
また、書面では給与の条件がわかりにくくなっていて給料について勘違いしやすくなっているようなケースなどもあります。
介護職は特に人手不足ということもあり、どの施設もなんとか自分の施設を良く見せようと条件を「盛る」のです。
大手法人ならまだ信用度も高いですが、町の施設などは自分の目で確かめておきたいですよね。
採用担当者は話し上手なので施設が実際よりよく見える?
特に大手などで起こりやすい現象ですが、採用や人事を主に担当している担当者は話し上手で信頼されやすい人ということが多いです。
そのため、なんとなく信頼できるなと転職を決意してしまうと後から、イメージと違ったという失敗につながるわけです。
見学を通じて、実際に一緒に働くことになる人や施設を吟味したいですよね。
介護施設の見学ってどんなもの?
見学したほうがいいというのはわかっていても、見学がどのような雰囲気になるのか想像できないとなかなか挑戦できないですよね。
介護施設は見学歓迎のことが多い
基本的に特別養護老人ホームや有料老人ホームなど介護施設はオープンです。というのも普段から入っている方の面談などで人の出入りは激しいからです。
しかも、冷たい態度で扱われることは少なく、アットホームな雰囲気で受け入れてくれる場所がほとんどです。
施設によっては当日「見学させてください」というだけで見学させてくれるところもあります。しかしマナーとしてそれは避けたほうがいいでしょう。
事前にアポイントをとっておき訪れるのがマナーです。職員の方ももちろん介護の仕事があるので。
服装はやっぱりスーツ
介護の職場見学の際は必ずスーツで伺いましょう。社会人として最低限のマナーです。
もちろん、介護施設では基本的にポロシャツなど働きやすい格好の人が多いですし服装を悩むことも多いと思います。
ただ、どこまでカジュアルな服装が許されるのかは人それぞれですから、ジャケットを着るなどビジネス向きの服装にするのが無難ですね。
また、施設ではスリッパ等に履き替えることも多いですから靴下やストッキングも注意です。穴が空いていたり、柄物だったりすると恥ずかしい思いをするかもしれません。
また、介護施設ですからネイルなどをするようなオシャレではなくて、爪をしっかり切っているという清潔感が好まれるでしょう。
採用に関わることもあるので注意
面接と見学合わせて一時間半程度の機会を提供している施設も多いです。
そうした施設では見学が面接の一部として扱われていることも多いですから、その点を意識しておきましょう。
例えば、利用者などとすれ違った際に、挨拶する人と素通りする人では印象が全く違います。
常に観られていることを忘れずに、自分の行動を気にしながら施設の雰囲気を掴みましょう。
見学の際にチェックしたいポイント一覧
次に介護の職場を見る上でチェックすべき項目をあげていこうと思います。
訪問する時間によっては食事の時間が見れたり、入浴の時間が見れたりと内容はマチマチになってしまうかと思います。
しかし、転職ということならば、一通り経験しておりノウハウは分かっているはず。雰囲気や状況をみてその施設の良し悪しはよく分かると思います。
何回も何回も訪れることができるわけではないのできちんとチェックしましょう。
入居者の状態
介護施設に入れば1番目に入ってくるのは入居者です。そして、その入居者の様子や満足度がその施設の良し悪しのバロメーターとなるかもしれません。
チェックポイントとしては入居者の中にボーっとしている方がいないかどうかです。そういう方が居るのにも関わらず、職員が誰も接していない、もしくは人手が足りていないという状況になっていたら要注意です。
外部からの見学者が居るのにも関わらずそうであったら尚更です。自分がここに転職してきても不満を持つか人手が足りておらず激務になるかのどちらかです。
このボーっとしている入居者、その他には車椅子から落ちそうなのに誰にも助けられていない方がいるかどうか確認してみてください。
職員の態度・雰囲気
入居者の次に気になるのが職員です。受付担当の事務の方、施設内を案内してくれる方、介護を行っているヘルパーの方、ちょっと見に行くだけで多くのスタッフと接します。
そこで彼等の話し方や接し方、表情なども注意深く観察してみることが大切です。もし、この介護施設に転職してきたらそんな彼等が同僚であり先輩となるのです。
転職してくる前に頼ることができる人はいるか、きちんと介護の仕事をしているか、雰囲気を壊すことなく働いているか、みておきましょう。入った後のビジョンを立てることも大切です。
衛生管理
衛生管理ときかましたが、要するに施設内は掃除が行き届いて綺麗かどうかです。外観、玄関、トイレ、食事スペース、お風呂など施設内のあらゆるところを見ておきましょう。
ゴミを放置していないか、最低限の掃除は行き届いているか、食べ残しや汚物などの処理はきちんとされているか、訪問者に対しての配慮がきちんとなされているか、見る点はいくつもあります。
今後働いていくかもしれない施設です。きれいに越したことはないですよね。
入居者に対する接し方
上記以外にスタッフの教育がきちゃんと行き届いているか、もしくは正しい教育を行っているか、確かめておきましょう。それをスタッフの接し方を見て確かめます。
例えば、介護施設の中には入居者のことを「ちゃん」で呼ぶ施設があります。どんだけヘルパーが若くてもです。完全に人の感じ方次第ではありますが、中にはいいとは思わない人もいるはずです。幼稚園児じゃないんだから敬うべきという意見です。
その一方で、雰囲気が和やかでいいと感じる人もいるはずです。どうせなら自分と同じ価値観のところに入りたいですよね。そのために確認しておく必要が有るのです。
これはどういう方針で教育しているのかと言うのにも関係があります。見学で確かめておきましょう。
まとめ
ここまで職場見学できをつけるべき点とチェックポイントを紹介してきました。以上の点を正しく見極めることが出来れば転職した後も価値観が違わないように働くことができるでしょう。
また、私たちが施設を見極めているのと同時に施設側もまた私たちを見極めているという側面もあります。その点だけは注意したいですね。
ぜひ見学をいい転職先探しに役立ててくださいね!