ケアマネの更新の方法・費用！施設はもってくれるのか

作成日：2017.11.16

最終更新日：2019.10.23

まずケアマネの更新方法から紹介していきます。

更新にはケアマネ業務の従事の有無で実務経験者と実務未経験者の２種類に分けられます。

実務経験者の更新

実務経験者が更新するには「更新研修(実務経験者対象)」(前期56時間、後期32時間)を受講する必要があります。

1回目のケアマネの更新をする際は、現任研修の「専門研修課程I・専門研修課程II」と同じ内容の更新研修の受講が必要となります。

この更新研修88時間は、16日間の講義・演習で構成される研修です。

そのうち4日間はDVDの視聴により自宅で履修することもできます。

しかし、専門研修Iを修了している方は、専門研修IIに相当する更新研修32時間の受講だけで問題ありません。

二回目以降の更新は時間が変わる！

2回目以降の更新は、現任研修の「専門研修課程II」と同じ内容の更新研修の受講が必要です。

2回目以降の更新研修は32時間です。

更新研修32時間は、6日間の演習を中心とする研修です。

そのうち１日だけはDVDの視聴により自宅で履修することもできます。

実務未経験者

ケアマネの資格を取ったけど、その後に全く実務経験がない方。

かつ有効期間満了まで1年以内の方がケアマネの資格を更新する場合は、実務研修と同じ内容の研修の「更新研修(実務未経験者対象)」を受けてください。

11日間の日程で講義、演習で構成される54時間の研修となります。

そのうち5日間はDVD視聴により自宅で履修することもできます。

ケアマネの更新にかかる費用も実務経験者と実務未経験者でそれぞれ紹介します。

• 実務経験者

  初回で31,500円、2回目以降で15,500円です。

• 実務未経験者

  「更新研修(実務未経験者対象)」で26,400円です。

更新費用を負担してくれる施設はあまりない

一部の施設、事業所ではケアマネの更新費用を負担してくれる場合もあるそうですが、基本的には負担してくれないところの方が多いのが現状です。

福祉業界が出入りが激しい業界であるがゆえに自己負担になりがちです。

例えば、ケアマネ研修を出張扱いとして扱い、必須研修のときは受講料や交通費も施設が負担してくれるところもあります。

一方で、更新研修の受講料は負担してくれるが、有給で研修に出るように指示されるようなところもあります。

厳しいところでは、受講料、交通費を含め全額自己負担の場合もあります。

主任ケアマネ取得のときは負担してくれる施設が多い

昇給に必須である主任ケアマネ(主任介護支援専門員)の取得費用などは施設、事業所が負担してくれる場合が多く見受けられます。

主任ケアマネとはケアマネの制度の改正により、新しく誕生した職種のひとつです。

ケアマネのうち、所定の研修を受けた人に対して与えられる資格でケアマネより一段上の上級資格とされています。

それゆえ通常のケアマネより高額な給料を受け取ることができます。

今現在、ケアマネの実務についている方で期限後も実務を続けていくのであれば、必ず更新が必要となってきます。

しかし、今現在実務に就いていない方で、期限が切れた後もケアマネの実務に就かない、就く気がないと考えているなら、今すぐ更新をする必要はありません。

ケアマネの更新をしないと、もちろん有効期限後にケアマネとして実務に就くことはできなくなります。

しかし、実務に就くことができなくなるだけで、ケアマネ免許そのものがはく奪、処分されることは一切ありません。

今後、ケアマネとして働きたいという気持ちになった場合は、費用は掛かりますが、再研修を受ければ、また実務に就くことが可能です。

もし、実務未経験の方でケアマネを更新をする場合には注意点があります。

今現在、ケアマネの実務に就いている人には更新研修の通知は来ますが、ケアマネに就いていない人には更新研修の通知は来ません。

そのため、自ら自分の登録されている都道府県に問い合わせをして、更新研修の日程を調べる必要があります。

更新研修はいつでも1年中受け付けているわけではありません。

年に1回か2回ほどくらいしか開催されません。

そのため更新時期を逃すと、来年までチャンスが訪れなくなる場合もありますので、十分に注意してください。

ケアマネの更新の方法やその費用はその人の実務経験や年数、更新回数によって大きく変動します。

ケアマネは更新するだけでも、ある程度の費用がかかってしまうのが現状で、自己負担のケースが多いです。

そのため今現在ケアマネの資格を持っているが、実務についていない方で今後も実務に就く気がない方は更新する必要はないと思います。

もちろん、今勤務している人は更新が必要なので、費用などはしっかりと勤務先に確認を行いましょうね。

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