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介護職の転職は何歳まで?介護職に転職できる年齢と将来性

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介護職の転職は何歳まで?介護職に転職できる年齢と将来性

転職が当たり前の現代日本。

第二新卒などの若手を始め、中堅・ハイキャリア層の転職も頻繁に行われています。そんな中で、人材不足が叫ばれる介護業界の介護職の転職事情はどうなっているのでしょうか?

今回は介護職に転職できる年齢と将来性についてお話します。介護業界への転職を視野に入れている方は、ぜひひと目お読みください。

介護職は一般的に何歳まで働くもの?

高齢者を抱えたり、車椅子に乗せてあげたり……。仕事の中でも重労働なイメージのある介護職は、一体何歳まで働けるか疑問に思うと思います。

介護職に関する正式な調査として、公益財団法人介護労働安定センターが介護業界の職種別平均年齢の統計を取っています。

このデータによると、全体の平均としては45歳になっています。

体力が必要なイメージがある介護職ですが、意外と平均年齢が高かったのではないでしょうか?

職種ごとの平均年齢

介護業界の平均年齢はわかったけど、その内訳はどうなっているの?と思う方も多いかと思います。

以下、介護業界内の「職種ごと」の平均年齢となっています。

  • 介護福祉士…37.7歳
  • 社会福祉士…40.1歳
  • 介護職員…41.7歳
  • ケアマネージャー…47.3歳
  • 訪問介護員のヘルパー…51歳

ここから読み取れるのは、ケアマネージャーなど経験と知識が問われる仕事ほど年齢が高い傾向にあることですね。

直接介護する介護職の平均年齢は41.7歳!訪問の場合は51歳に

さらにこのデータから、直接介護をする介護職員を抽出すると以下となります。

  • 介護職員:41.7歳
  • 訪問介護員のヘルパー:51歳

このようにデータを確認してみると、介護職は重労働というイメージがありながらも意外と平均年齢は高めです。

40~50代の方でも十分に活躍されていることが分かりました。

なんで介護業界は平均年齢が高いの?

介護職の平均年齢が高いことの理由は主に3つあります。

  1. ①介護業界は中高年を中心に中途採用が多い
  2. ②若い人よりも年配の人の方が高齢者の扱いに慣れている
  3. ③高齢者でも年齢が近い人の方が安心できる人もいる

以上の理由から、介護施設では年齢に関わらず「技術」「コミュニケーション能力」的に即戦力が求められています。

従って、40歳、50歳を過ぎてから介護業界に転職してくる人も数多くいるのです。

もし年齢と体力に不安を感じている方はご希望の施設に尋ねてみましょう。施設によっては年齢に応じて負担を変えるような取り組みをしているところもあります。

①介護業界は中高年を中心に中途採用が多い

介護は、とても中途採用が盛んな業界です。

募集要項の中にも、年齢的な制限は無いことが多いです。多くの場合は元気な50代までであれば採用の可能性も高いです。

企業によっては新卒しか受け入れていない・20代しか受け入れていない、というところもあります。その点、介護業界の場合は年齢面での心配は少ないと言えるでしょう。

②若い人よりも中高年の方が高齢者の扱いに慣れている

中高年の方の場合、親世代が「高齢者」と呼ばれる65歳以上になっている場合が多いです。

そのため、高齢者との接点に関しては、若い人よりも日常的に多くなります。つまり、接し方も慣れたものとなります。

その分介護業界で働く際も理想とのギャップが少なかったり、コミュニケーションが円滑に進みます。

③高齢者で若すぎない人の方が安心できる人もいる

利用者にとっても、若者は頼りがいがない場合が多いです。介護・介助を受ける場合は、しっかりと分別のついた中高年の介護職がいい、と思っている方も多くいらっしゃいます。

自分の境遇をわかってくれるだろう、と思えるくらいの年齢の方が、安心して話せるのかもしれませんね。

介護職は何歳まで転職できるのか?

一般的な企業では、再就職雇用に関しては若い人から採用されていく傾向にありますが、介護業界ではどうなんでしょうか?

先程介護職の平均年齢は高いと述べましたので詳しく見ていきます。

介護職に年齢制限は無い

求人情報を調べてみると、年齢不問であったり、64歳以下・59歳以下などと年齢制限を設けている施設もあります。

そのため、定年の年齢である「65歳」が一般的なボーダーといえるでしょう。とはいえ、介護職のパートなどであれば、70歳でも現役の方もいらっしゃいます。

非正規であれば、長く安定して働くことができるので、安心してください。

介護職は転職に優しい

求人の備考欄には、就業時間を柔軟に対応しますと書かれていたり、有資格者補助金制度や資格取得支援制度があったりしています。

さらに、前職の給料を考慮という記載や、再雇用制度ありなど、好意的な条件や福利厚生に溢れた事業所が多く見受けられます。

このように、介護職には厳格な年齢制限の存在や、再就職や転職しにくいような印象はありません。むしろ充実した福利厚生をアピールしていて、新しい転職者を募集しているような印象が見受けられます。

なぜ介護職は年齢制限が無いの?

ではなぜ介護職に年齢制限が基本的に存在しないのでしょうか?

一番の理由は介護業界の慢性的な人不足にあると考えます。

急速に高齢化が進み、介護施設などの需要が高まる一方、従業員の供給が全く追いついていないのです。従って雇用にあたり年齢制限が存在しないのだと思われます。

「やる気」が大きな判断基準になる介護職では、若い人は就職しづらい

介護職は年齢などの関係なしにやる気の有無で正社員雇用されます。

他の業界で再就職雇用で正社員になるにはできるだけ若いほうが良いのですが、言ってしまうと介護職はいつでも正社員になることができるので転職時の就職先で優先順位が低くなると思われます。

つまり、「やる気」がなくなるので、就職まで至らない、というわけですね。

介護職は大変。だけど価値ある仕事

ここまでの内容では、「介護職って人材不足なんだ、大変そう」や「いつでもなれる仕事っていい仕事なの?」と疑問を持つかもしれません。

実際、大変でないかといわれると、大変なところもたくさんあります。

しかし、介護職として働いてる人は、案外苦に思っていない場合も多いのです。「体を動かして、お年よりと喋ってるほうが、じっとしてるより性に合う」「利用者に感謝される瞬間は、なににも代えがたい」といって働いている人も、少なからずいます

どんな仕事にでも言えることですが、結局向き・不向きです。興味があるのであれば、一度転職エージェントなどで、プロから話を聞いてみてもいいでしょう。


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介護職の将来性は?これから転職して大丈夫なのか

年齢制限がなく、転職しやすい環境である場合でも、先の見えない将来性のない環境で働きたいと思う人は少ないでしょう。再就職できて将来があり安定している職場が一般的には好まれます。

介護業界はどうでしょうか?

介護職の将来性はある!高齢化社会で需要は増え続ける

介護業界における介護職の仕事には、将来性があります。

少子高齢社会で介護職不足は続いていますので、どの事業所でも募集しているぐらい介護職の需要は強くあります。

2010年をピークに日本の人口は減少していますが、その逆で高齢者の人口は増加の一途を辿っています。しかも急速に増加しています。

2025年には高齢者が2179万人になる

2010年には1419万人であった高齢者の数が、2025年にはその1.5倍の2179万人にまで増加することが分かっています。

そして日本人口が3分の1になる2060年になると、高齢者の数はさらに増えて2336万人にまで膨れ上がると予測されています。75歳以上の高齢者が増加することで、介護サービス受給者が増えることは、考えなくてもわかることですよね。

高齢者が増えることで介護職の需要も拡大

これから年を追うごとに高齢者が増えて介護職の人材不足は深刻さを増してきますので、いまよりもさらに介護職が求められてきます。

介護職の年齢層は幅広く、売り手市場の業界であり求められ続けてる仕事でありますので、将来は明るいと考えていいでしょう。

介護職の仕事の探し方は?

介護職の求人情報の収集方法には、ハローワークやタウンページなどがありますが、非公開求人を含めて圧倒的に求人数を抱えているのが、転職サイトになります。

まずは介護転職サイトに登録しよう

介護職の求人に関しては、転職サイトに登録して膨大な求人情報の中から自分に合った仕事を見つけるのがベストでしょう。

確認しておくべき重要ポイントとしては

  • 仕事内容

    施設、介護職種によって仕事内容は様々です。

  • 勤務時間

    多くの施設では夜勤や残業が存在します。

  • 資格取得支援状況

    無資格でも転職サイトが資格取得を無料で支援してくれます。

  • 福利厚生の充実度

    ボーナスや有給など福利厚生は働く上で最も需要になります。

が第一に挙げられます。

これらのポイントが最も重要な判断材料になります。

転職エージェントのコンサルタントを利用しよう

介護職の求人情報は膨大な数があります。それほど売り手市場で、引く手数多の状況が続いているのでしょう。

そんな中でどの事業者が向いているか、最も適した施設はどこか、すべて一人で探すのは至難の技です。

そんな時にオススメできるのが、転職エージェントの専任コンサルタントの活用です。

例えば転職活動中に沸き起こる疑問や不安、心配事など専任コンサルタントに相談して解消することができますし、自分に合った求人を紹介してくれます。そして書類の書き方から面接して採用に至るまで一貫してサポートしてくれます。

介護職の転職は、専任コンサルタントという強力なパートナーと共に、二人三脚で転職成功に導くのがベストです。

おすすめエージェント:きらケア求人

中年で転職するなら介護職がおすすめ

介護職はやる気次第で正社員になれることが多く、転職時の優先順位が低いです。

従って売り手市場なのに人不足に陥っています。

自分一人では、介護職に転職するのは不安だという方も安心して下さい。その時は転職エージェントを利用しましょう。転職エージェントは職場探しから、面接セッティング。給料交渉など手間がかかる作業は全て代行してくれます。

介護職は、年齢制限もなくとてもやりがいがある職業なので転職をお考えの方にとてもオススメです。

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