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派遣介護は残業が少ないってホント?サビ残なしでおすすめの理由

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介護派遣って残業なしなの?

今介護従事者の中でも人気を集めているのが、サービス残業ゼロと言われている派遣介護です。

介護職全体の50%は、派遣だとも言われています。

そこで今回はなぜ派遣介護が急速に力をつけているのか、正社員との違いは何なのか見ていきたいと思います。

介護職に転職を考えている人にはとてもオススメできるので最後までぜひ読んで下さいね。

派遣介護職と正規介護職の違い

介護職には正社員、派遣職員、アルバイト、そしてパートなど様々な形態の職員がいます。

サービスを利用する側の私達からすると、それらの違いは正直分からないという声がよく聞かれます。

また、違いがあるからと言ってサービスの質は、同等でなくてはなりません。

派遣介護と正規介護は雇い主が異なる

派遣介護職と正規介護職では雇用主が異なります。

  • 派遣介護職

    派遣会社

  • 正規介護職

    各事業所や施設など

この違いが、仕事内容面、就業形態、残業面など様々な違いを生み出します。

仕事面

派遣会社と各介護施設と契約が交わされているので、派遣介護では仕事内容があらかじめ伝えられています。

それに合意した上で、業務する形となっているので急に他の種類の仕事をすることがありません

仕事内容が少ないというより、仕事の幅が正規職員と比べて狭くなると考えられます。

就業形態

大きく分けて、訪問介護、入所型施設系介護、通所型施設系介護の3つに分けられます。

  • 訪問介護(在宅介護がメイン)

    要介護者の自宅に時間制でホームヘルパーを送ります。要介護者の介護レベルによって仕事内容は異なりますが、買い物の付き添いから食事補助、排泄介助まで多岐に渡っています。

    訪問介護の介護職員の65%が派遣介護職員を含む非正規職員です。正規職員だけでは見切ることが出来ない夜勤での募集が多く、夜勤で集中的に稼ぐ人もいます。

  • 入所型・通所型施設介護(老人ホームなど)

    老人ホームなどの入所型・通所型介護施設にいる要介護者の介護レベルは高く傾向にあり、1日中お世話するので正規職員の割合が多くなっています。

    サービス残業が強いられることが多いです。

一番大きな違いは残業の有無

老人ホームなどの入所型・通所型介護施設ではサービス残業を強いられることがあると記しました。

派遣介護職と正規介護職は様々な違いがありますが、一番の違いは残業の有無です。

派遣介護の残業実態

派遣介護は本当に残業ゼロなのか心配になりますよね。ちゃんと残業が少ないので安心してください。

中でもお金が出ない「サービス残業」は確実にゼロです。

派遣介護はサービス残業ゼロ

派遣介護にはサービス残業はありません。

もし残業があっても残業代が出ます。施設によっては分単位で残業代を出してくれます。

  • 派遣介護:給料制
  • 正規介護職:年俸制

派遣介護は時給制を採用しているのも一因です。

またサービス残業を強いられた場合、派遣会社から注意を受けて、最悪の場合施設との契約破棄さえありえます。

介護業界は人不足なので、派遣で早急に人員補充しようとしているのにそれでは本末転倒ですよね。

正規職員の残業

正規職員の仕事内容は食事、入浴、排泄介助です。

デイサービスなどではレクリエーションの企画をしたり、老人ホームなどの利用者の家族にサービスの説明をしたりと仕事の幅がとても多岐にわたっています。

介護業界では常に人員不足ですが、仕事量は膨大なので正規職員の半数以上の職員が残業をしています。

深刻でないと感じるかもしれませんが、一回の出勤平均時間が14~16時間なので業務時間と残業時間の区別さえはっきりしていないのが現状です。

残業代は出ますが、年俸制なので自然とサービス残業が増えてしまうのです。

派遣介護のメリット

派遣介護のメリット

派遣介護のメリットは、サービス残業がない以外にどのようなメリットがあるのでしょうか。

  • シフト制
  • 実務体験
  • 高時給
  • 異動面

以上の4つの特徴的なポイントがあります。

シフト制

派遣介護とは、正規介護職と違って勤務時間・日数を調整できる点がメリットです。

例えば、お子さんをお持ちの主婦の場合、1日4時間週3回勤務と調整できます。

子育てが大変でも残業はさせられませんし、時間に余裕がある週はもっと働くこともできるので自分の都合次第で調整できます。

サービス残業もないので安心して働くことができますね。

実務経験

介護職の魅力的なポイントの一つは、未経験でも始めることができる点です。

ケアマネージャーや介護福祉士の資格は実務経験が必要になります。

従って未経験でも働くとキャリアアップしたいときに実務経験としてカウントされるのです。

子育てで正社員になることはできなくても、派遣として働き続けることでキャリアアップに繋がるのです。

高時給

介護派遣は、パート職員よりはるかに時給が高いです。

時給1000円以上が普通で、時給1500円を越える求人が数多く存在します。

介護現場は慢性的な人不足なので、早急に人手不足を解消したい場合が多いです。

ハローワークなどに求人を出してもすぐに応募者が集まることは珍しいです。

しかし、派遣会社ではすぐに人材を紹介してもらえるので高い仲介手数料と人件費を払ってでも利用するのです。

異動面

どの職場でもそうですが、人間関係などを含めて仕事場の環境はサービスの質に大きく結びつきます。

正規職員になると、同じ場所に勤め続けなくてはいけませんが、派遣の場合、違う勤め先を紹介してもらうことができます。

人と密接に関わる介護の現場ではサービスの質はとても重要になります。

派遣介護のデメリット

派遣介護のデメリットも見てみましょう。

  • ボーナス

    ボーナスを貰うことが出来ません。従って月収が正規職員と比べて多くなることがあっても年収では正規職員には劣ってしまいます。

  • 雇用期間

    正規職員と違って雇用期間が決まっています。最長三年なので。契約終了後どこも勤め先を紹介してもらえない可能性もあります。人手不足が顕著な介護業界ではその可能性は低いと思われます。

派遣介護の実際の雇用形態

一般的に派遣は派遣切りのように、雇用期間が満了していなくても契約を終了されることがあるのでマイナスのイメージがついています。

しかし、介護業界は常に人不足なので派遣切りされることはほとんどありません。

さらに、雇用期間が終了してもその職場で正社員として採用されることもあります。

派遣介護の将来性は明るいと言えるでしょう。

自分のペースで働ける派遣介護を選ぼう

いかがでしたか。なかなか知る機会がなかった介護業界について取り上げてみました。

フルタイムで働くことは難しいけど、できるだけ高時給で働きたいと思っている方はいるのでないでしょうか。

また介護に興味があったけどチャンスが今までなかったと言う方はこの記事をきっかけに始めてみるのはどうでしょうか。

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