リラックスできる大浴場がある介護施設が登場 作成日:2019.12.24
最終更新日:2019.12.26
自分が歳をとって1人で暮らしていけなくなり、介護が必要になってしまったとき、あなたはどうしますか?
親心としては子供に迷惑はかけたくないですよね。
しかし、介護施設と聞くと、考えることは共同生活の不安です。
プライバシーがあるのか、共同生活で気を使う必要があるのか、など不安に感じると思います。
また、自分ではなくても自分の親を施設に入れるとき、家族が感じるのは罪悪感かもしれません。
しかし、介護施設に家族を預けることは悪いことではありません。
介護することができないまま、介護が必要な人を自宅に放置することの方が良くないです。
また、施設にもさまざまな種類があり、利用者のプライバシーを重要視するところもありますし、大浴場のようなリラックスできる環境づくりに力を入れているところもあります。
特に大浴場が併設しているタイプの施設は人気であり、快適な環境を利用者に提供しているので、家で寝たままでいるよりもずっと有意義な生活を送れます。
施設に入るということは、有意義な生活を得るための手段でもあるのです。
施設選びの重要性
それでは、実際に介護施設を利用しようと考えた時に、どのような条件を重要視しますか?
考えられる条件として金額やサービスの質の高さ、そして自宅から近い立地などが挙げられると思います。
介護施設の利用にかかる金額は、施設によって大きく変わります。
入居者それぞれに個室が与えられて、食事や入浴は食堂や大浴場併設というタイプの介護施設は、利用者がよりリラックスできる環境を整えており、その分かかる金額も大きくなります。
場所やプランによっては月に20万円以上かかる施設も存在します。
家族や本人がその費用を出すことができるのかは非常に重要な問題ですよね。
金額の他にも、サービスの質が高いと、新たな生活での不安を解消してくれると思います。
近年、介護施設での、職員が高齢者に暴力を振るっていたというニュースがありました。
このようなニュースを聞くと施設選びの重要性を感じます。
外から見定めることは難しいかもしれませんが、評判を調べることや実際に利用している人の様子を見に行くなどして、その介護施設が信頼できるかどうかを慎重に判断することが重要です。
また、立地も重要視する人は多いです。
施設が家族の家と近い方が便利なことが多いですよね。
病院への受診には家族が付き添う必要がありますし、着替えなどを持っていく必要もあるからです。
自身が重要視する条件をしっかりと考えながら、施設を選びましょう。
大浴場併設タイプの長所
施設が増加傾向にあり、他の施設と差別化を図るために付加価値のついた介護施設が続々と登場しています。
そのなかの1つである大浴場併設の施設が注目されています。
高齢者にとって入浴はとても大きな楽しみです。
よって、大浴場併設の施設は高齢者にとって非常に人気が高いです。
食事や入浴、睡眠を楽しみにしている高齢者の方はとても多いです。
そのため、のんびりとリラックスした生活をおくるための設備はとても重要です。
入浴施設は、施設によって大きく差があります。
身体を洗うためだけの設備でリラックスするスペースがない、という介護施設はいくつもあります。
なかには、入浴にかかる手間が原因で、定められた曜日や時間しか入浴できない施設もあります。
自由に温泉につかることができる大浴場併設タイプは利用者の生きがいでもあるのです。
大浴場があることで、高齢者はいつでも楽しい娯楽を利用できます。
ストレスをなくすことができるだけではなく、人生のいきがいにもなるのです。
このように大浴場は非常に魅力的な施設であり、それだけ施設側も力を入れているポイントなので、大浴場をアピールしている施設は期待できると思います。
施設に入った後の注意点
もし仮に探していた理想の介護施設が見つかったとしましょう。
きれいで、個室もあり、大浴場併設で、サービスの質も高い、立地や金額も悪くない、という施設がみつかり、実際に入居、あるいは親を入居させたら、それで自分の役割は修了ではありません。
実は施設に入った後も注意点があります。
それは、利用者がいつまでもその施設にいることができるのかはわからない、ということです。
早い時期、つまり比較的健康な時期から介護施設に入った場合、その後に必要な介護のレベルが高くなっていきます。
そうなると、今利用している介護施設が利用できなくなる可能性があります。
大浴場併設で、利用者がリラックスできる環境が整っている介護施設は、基本的に自立して日常生活をおくることができる高齢者を対象としています。
高齢者は1度転んだだけで骨折してしまい、そのまま歩くことが出来なくなってしまうこともありえます。
そうなってしまっては、せっかくの大浴場併設の施設を利用出来ません。
そして、高額の費用を払っても、その介護施設にいられなくなることもあります。
新たな施設を探してそこに入居する、ということになるとまた入居費を支払わなければなりません。
つまり、これから先もその施設でリラックスして生活できるのかはわからない、ということです。
介護施設は上手に利用すればリラックスした生活を遅れますが、施設選びを間違えたり、ケガを新たにしてしまったりすると後悔することになる可能性があります。
そのため、各施設について慎重に選択し、不測の事態にも備えることを考慮できるとベストだと思います。