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介護職員の正社員は派遣と契約よりもいいってホント?

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さまざまな雇用形態の介護職員

介護職の離職率は17%にも及びます。また、離職者の内訳は正規雇用者よりも非正規雇用者の方が離職率の高い傾向にあります。

正規雇用と派遣や契約といった非正規雇用者はどれほど待遇の違いがあるのでしょうか?今回は介護職の正社員と派遣や契約になるメリットやデメリットについて説明していきます。

介護職員の正社員になるメリットとデメリット

前述したことも含めて介護職員の正規の社員として働くことにどんなメリットやデメリットがあるのか紹介していきます。

正社員で働くメリット

介護職員の正規職員として働くことのメリットとしては、福利厚生やボーナスなど安定した生活を送ることができます。資金面でも見通しをつけやすいです。

派遣や契約などに比べて責任が重いので、主任やチームリーダーなど重要なポジションを任せられます。役職手当や資格手当も正社員ならではの魅力だと思います。

業務において重要なポジションで仕事をすることは自信のキャリアアップにもつながります。幅広い業務経験は転職する際にも高く評価され、より良い環境でも働きやすくなります。

正社員で働くデメリット

メリットとして重要なポジションで仕事を行えることを挙げましたが、責任が重く残業が多くなりがちです。万が一、介護中に利用者の方がけがをした場合を想定して責任ある行動をしていかなければなりません。また、契約社員やパートの方はシフト制なので残った仕事をやらなければならないときもあります。

サービス残業は当たり前のことが多く、職場での人間関係などに問題があると負担はより多くなってしまいます。系列の介護施設がある場合転勤などのメリットもあります。

正規職員は契約や派遣にはない安定性がある分、責任が重く転職の可能性があります。

介護職員の派遣・契約社員になるメリットとデメリット

介護職で働き始める場合、直接雇用されている正規職員か、派遣事務所で契約し働く派遣社員など多くの雇用形態があります。ここでは、それぞれの雇用形態の違いを説明していきます。

雇用形態で変わる給料や拘束時間

雇用形態は様々ありますが一番に代わるのはやはり給料ではないでしょうか。一般敵に介護職は低賃金といわれていますが実際はどうなのでしょうか。

正社員や契約社員は月給制のことが多く、正社員の場合平均月収が約30万円、契約社員が約23.5万円程度になっています。これに対して、派遣やパート、アルバイトはほとんどが時給制です。

派遣の時給は1300円から1500円が多くフルタイムで働いた場合月収は25万円程度になります。アルバイトの場合時給が1000円前後の場合が多くフルタイムで働いても20万円前後になります。

また、正規の雇用の場合は責任が重くなるので必然的に拘束時間が長くなるようです。職場にもよるとは思いますが、残業は当たり前のところも多くあるようです。契約社員は休みが取りやすく、残業もあまりないようです。

派遣社員の人は残業がほとんどなく、残業した場合でも給料にしっかりと反映されます。契約先が施設ではなく、派遣会社のため施設から直接雇用されている人よりも労働基準法が守られるメリットがあります。

派遣と契約の違いについて

派遣社員と契約社員の大きな違いは雇用契約を結んでいるところが違います。派遣の人は派遣会社と、契約社員は施設と契約していることになります。

そのため、派遣会社は契約社員の人よりも時給が高いことが多く、残業しても働いた分は全額支給されます。契約社員として働くメリットとしては、ボーナスがある場合があります。派遣の人は時給が高めに設定されているためボーナスはありません。契約社員は契約内容によってボーナスの有無は代わってくるのでよく確認しておくことが大切です。

介護職員の派遣社員と契約社員はどちらがいいのか?

派遣社員と契約社員は雇用契約を結んでいる会社が異なります。派遣会社と契約して働くのが派遣社員で施設を運営する会社と契約して働くのが契約社員です。

これは介護現場に関わらずどこの会社でも同じだと思います。ここでは、介護の現場で派遣社員と契約社員では仕事内容はどのくらい変わるか、給料面について説明していきます。

派遣社員と契約社員で働き方に違いはあるのか

派遣社員と契約社員の働き方は、働く介護施設によって異なります。介護の内容が変わるということではなく、正規雇用者の方と全く同じように働くところもあれば、正規社員の人よりも業務の内容が軽いこともあります。

大きな違いとしては、残業の有無です。派遣社員は定時で変える場合がほとんどで、もし残業しても働いた分の給料は全額支給されます。

契約社員の場合、基本的な扱いは正規職員と変わらないので、残業もあります。また、働く介護施設によっては残業代が出ないこともあります。

給料面の違い

派遣と契約社員の違いで一番大きいのは給料体系です。契約社員はほとんどが月給制で、派遣社員は時給制です。契約社員も時給制の場合もありますが派遣社員よりも若干低くなります。

そのぶん、契約社員は、ボーナスや退職金がある場合もありますが、ほとんどの場合ないようです。また、契約社員は派遣のように途中で解雇になる可能性はありません。

まとめると、派遣社員は派遣先に関わらず決まった労働時間で働くことができます。契約社員は雇用される介護施設によって待遇が大きく異なります。介護の内容はどの雇用系でもほとんど変わらないようです。

正社員と派遣どっちの方がいいの?

ここまで、雇用形態の違いや正規の社員のメリットやデメリット、派遣社員と契約社員の違いについて説明してきました。実際に介護の現場で働くとなったら、どちらがいいのか考えてしまう人も少なくないと思います。

ここでは、正社員に向いている人や派遣に向いている人の特徴を紹介していきます。

正社員に向いている人

これから先、介護職員としてキャリアアップをしていきたい方にはとてもおすすめです。責任感のある仕事は契約や派遣の方にはない、やりがいを感じることができ自分自身の成長にもつながります。

また、派遣切りのように急にクビにされる心配もないので安定した生活を見込めます。

派遣に向いている人

派遣社員のメリットとしては時給が契約社員よりも高いことや働いた分はしっかり給料に反映されることです。シフト制なので自分の時間も作りやすく自分にあった生活を送ることができます。

派遣切りの可能性はないとは言い切れませんが、近年は介護の需要が大きくなっていて人手不足が続いているので、ほとんどないと考えられます。派遣には紹介予定派遣という雇用形態があります。実際に働いてみて自分にあっていればそのまま正規雇用になるものです。

まとめ

一概に正社員が向いている、派遣が向いているとは言い切ることはできません。介護の仕事は、体力的にも精神的にも負担が大きいので自分にあった職場選びや雇用形態を選ぶことが大切です。

自分のライフスタイルにあったもの選ぶことができれば無理なく長く介護の仕事をすることでき自信のスキルアップにもつながっていきます。よく検討してみてください。

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