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介護職のモチベーションの保ち方

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笑顔の介護職の女性と利用者

介護職という職業は身体的にも精神的にも非常に負担のかかる職業です。

そのため、毎年たくさんのスタッフが仕事に対するモチベーションの低下から退職していきます。近年、介護業界において人手不足が大きな問題となっている原因の大部分を占めます。

しかし、介護士がいなくなってしまうと多くの高齢者が困ってしまうため、介護士はこれからも絶対に必要な職業です。

そこで今回は、現在介護士として働いていながら、なかなか自分の思うようにモチベーションが上がらないという方のために、この職業の魅力ややりがい、モチベーションの保ち方について説明していきます。

利用者からの感謝の気持ち

介護職という職業は、直接人の助けとなることができる数少ない仕事のうちの一つです。これが大きなモチベーションとなるもののうちの一つです。

世の中には、何らかの形で持って人の助けとなる仕事はたくさんありますが、介護士は特にその特徴が強い職業です。

また、食事や排泄、入浴といった身の回りのさまざまな介助、さらには心身のケアといったことまでさまざまな方向から利用者の手助けを行います。

たった一人の高齢者に対してこれほど直接向き合って、助けとなるような職業というものはほかにはなかなか存在しないと思います。

もし、あなたに人を助けたいという気持ちが強いのであれば、介護職という職業はきっと向いていますよ。

確実に求められているから感謝される

介護の仕事は「できれば助けてほしい」という方のサポートではありません。

自分の力だけでは生活することができなくて「絶対にサポートがないと困る」という方に対するものです。

中には介助されるのを嫌がるような方もいるかもしれません。

それでもやはり自分の力だけではどうにもならないような行動や生活をサポートするこの仕事は非常に感謝されることが多いです。それにより仕事に対するモチベーションが高まります。

人生の最期の時を過ごすから感謝も大きい

もちろん、それは看護師や医師などといった仕事でも同様ですが、介助の仕事は一人の利用者の方に対して非常に密接に関わることが多いです。また、長い人生の最期を過ごすという意味合いでも、そこから得られる感謝後持ちも非常に大きなものとなります。

利用者だけでなく、利用者の家族から感謝されることもたくさんあるでしょう。

そのため、これからも人を助けていくんだという気持ちをモチベーションとして仕事に精を出していきましょう。

将来性の高さ

近年、国内で深刻な高齢化が問題となっています。

現在は国内の65歳以上の高齢者が全人口の21パーセント以上を占める超高齢化社会になっております。

人口分布図から考えてみても、まだまだこれから高齢者が増加していく傾向にあります。

介護の仕事が日本国内から消えてなくなることは、今後100年間はないと言われています。

介護職に対する需要もますます高まっていくことが予想されますので、かなり将来性に期待が持てる職業だといえます。

将来における安定性は大きなモチベーションとなります。

ロボットの普及

さらに最近では、介護ロボットと言うものも開発が進んでおります。

介助においてスタッフの大きな身体的負担となっているような作業を代わりにやってくれものです。

介護ロボットがあれば、スタッフの身体的な負担を大幅に軽減することができます。

そのため、これらのロボットが普及することにより、スタッフはかなり楽に働くことができるようになることが期待されております。

近年の高齢者の増加傾向から将来はさらに人手不足が加速するのではないかと心配の声があります。しかし、そのような心配もロボットのお陰で人手不足が解消することが見込まれています。

そのため、これからはさらに業界の成長が予測され、高いモチベーションを持って働き続ける価値がある業界だと思います。

介護士としての誇りを持つ

これは、モチベーションを高く保ちながら働き続けるうえでは最も重要なことであると思われます。

たしかに、介助という仕事は世間からはだれでもすることができる仕事であると思われていることもあります。

しかし、利用者に満足してもらえるような高いレベルのサービスを提供するというものは、なかなか難しいもので、だれにでもできるものではありません。

特に介護福祉士の資格を持っている方。これは立派な国家資格ですので、取得するのもかなり難しいです。

そのため、介護士として働いている方は、自分は知識や技術ではだれにも負けないというプライドを持って、モチベーションを高く持って働きましょう。

まとめ

たしかに、介護職という仕事はかなり大変な仕事で、身体的にも精神的にも多くのストレスがかかる過酷な仕事です。そのために、毎年多くの介護スタッフがモチベーションが上がらず、「やめたい……」という気持ちになり、退職していくことも事実です。

しかしその反面、利用者からの大きな感謝の気持ちや将来の安定性といったさまざまなモチベーション要因があるというもの事実です。

これからもより一層介護職として高いモチベーションを持ち、高齢者の助けに貢献していきましょう。

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