生活相談員の求人や平均給与は?やりがいや厳しさなども紹介 作成日:2018.02.05
最終更新日:2019.10.23
介護施設で募集している職種には、大きく分けて3つに分かれています。
- 介護職
- 看護師
- 生活相談員
ここでは、生活相談員の具体的な仕事内容と平均給与などの求人情報、求められている人物像などにフォーカスしてお話しします。
とても魅力的な介護職種なので、介護業界に興味があるけどまだ全然絞れてないという人はぜひ最後まで読んで下さいね
介護施設の窓口!生活相談員の仕事内容
生活相談員は様々な介護の職場で募集されており、介護業界おいて必要不可欠なのです。
生活相談員は、介護業界の橋渡し役!
生活相談員とは、利用者と外部機関の連絡窓口のような役割を担っています。
- 相談業務
介護施設の利用者を受けいれる時に必要な説明
- 連携業務
契約・諸々手続き全般・関連機関との連絡と調整
窓口的な役割のある仕事です。
相談業務と書類作成、苦情処理などがメインの事務職です。ですので、介護職として一般的な介護の仕事は基本的にありません。生活指導員のメインの仕事は、施設利用者とその家族、そして施設職員と外部とのパイプ役です。
生活相談員はスーパーマン
生活指導員は介護の仕事をしませんが、家族と施設利用者がどういうケアが必要か相談する時など、介護の知識が必要になります。
利用者にとってこの施設で介護を受ける必要があるのか、それを見極めるのも大きな役目です。
つまり、実際に介護はしませんが、いろんな人の中の輪の中心的存在で、非常に重要なポジションであるといっても、過言ではないでしょう。仕事内容は多岐に渡っていて、「何でも屋」と言われることがあります。しかし、施設のあらゆることに対応しなくてはならないので「なんでも分かるスーパーマン」が生活相談員として高い評価を得るでしょう。
そんな生活相談員は人気職種としても知られていて、希望する人が後を絶ちません。
介護現場のパイプ役!生活指導員になるには
では人気が絶えない生活相談員はどうすればなれるのでしょうか。
まず誤解が多いのは、生活相談員というと資格の名前のように聞こえますが、これは職種です。
生活指導員になるには、社会福祉法・厚生労働省令で認められた資格が必要になります。
- 介護福祉士
- 精神保健福祉士
- 社会福祉主事任用資格
上記のいずれかになります。これらの資格を保有していない場合でも、自治会によっては次の資格やキャリアで認められる場合もあります
- 介護支援専門員(ケアマネジャー)
- 介護福祉士(経験年数に指定がある場合あり)
- 特養等で、ケアプラン作成に関わる実務経験が1年以上ある方
- 老人福祉施設の施設長を経験した方
- その他、一定期間の介護職経験を有する等
都道府県や一部の市区によっては条件が異なる場合もありますので、より詳細を知りたい方は自治会担当窓口に問い合わせて下さい。
例えば、神奈川県川崎市の場合は、2年以上の介護職員経験がある方も採用しています。
一方で北海道札幌市では、法令に基づく資格保有者に限定して認め、採用しています。愛知県では、福祉士の資格を持つものも対象としています。
どこで働けるの?生活相談員が活躍できる場所と適正
生活相談員は、様々な介護業界の職場で求人が出ています。
- デイサービス
- ショートステイ
- 病院・クリニック
- 介護老人保健施設
- 特別養護老人ホーム
- 有料老人ホーム
- 障害福祉施設
- 小規模多機能型施設
上記のような施設で求人募集しています。このように、生活指導員が活躍できる場は非常に幅が広く、融通の利く仕事であるということが分かります。
求人情報は、ハローワークやタウンページにも掲載されていますが、最もオススメできるが、求人サイトです。生活指導員に転職する際には、求人サイトの活用が効果的です。生活相談員は丁寧さがウリ
適正として生活相談員に向いている人は、施設利用者の声や家族の声にしっかりと耳を傾けて、コミュニケーションの取れる人が向いています。
そして親身に寄り添い、正確にニーズを汲み取る能力も必要になります。それに加えて、書類仕事を淡々とミスなく進められる人が向いています。働いてて良かった!生活指導員のやりがいと厳しさ
生活相談員は利用者の家族とお話する機会が多いので、感謝されるときがとても多いです。
生活相談員のやりがい
生活指導員は、施設である事業所、そこで働いている周りの介護職員、施設利用者の家族、そのすべてを繋ぐ架け橋としての役割があります。
施設利用者にとって本当に必要としてる支援をニーズ通りにしっかりと提供できて全てがうまくまとまった結果「あなたに相談して良かった。ありがとう!」と感謝されることが大きなやりがいになります。またあらゆる人の輪の中の中心に立ち、人と関わり合う中で高いコミュニケーション能力が身につきます。
そして多様な価値観に触れる新鮮さも味わうことができ、人間的に成長することもできるでしょう。
生活相談員の辛さ
一方でこの仕事の厳しさは、いろんな人の輪の中で調整し折衝していくので、板挟みになるストレスを感じやすい側面があります。経営者と従業員、家族と利用者、それぞれの思いを汲み取りながら、みんなが納得する最善策を出していく必要があります。
これは厳しさでもあり、やりがいでもあるのではないでしょうか。
気になる生活相談員の給与
それでは、大切な判断材料である給料の話に移ります。平均給与は、働く事業所の形態によって変わってきます。
- デイサービス
月給20万円
- 有料老人ホーム
月給18万円
- 特別養護老人ホーム・介護老人保健施設
月給17.5万円
病院・クリニック
月給16.6万円
デイサービスが一番年収が高いですが、勤務体系や職簿の雰囲気など自分の条件に合ったところで働くことがオススメです。
まとめ
介護施設の窓口であり、介護現場のパイプ役である生活相談員が活躍する場所は多岐に渡り、介護職の中でも人気職種として常に上位に君臨しています。
あらゆる人の輪の中心となって調整していくやりがいのあるこの仕事は、誰からも感謝される魅力的な仕事であり、転職する際には求人サイトを活用するのが最も効果的です。