介護の求人は福岡の場合どう？今後の需要と給与の傾向

作成日：2017.09.11

最終更新日：2018.09.04

気になる介護職の需要ですが、基本的にどの地域でもあるものになります。福岡に関しては人数も多いので、よりいっそう需要が多いことが期待できますね。以下にデータを見ていきましょう。

2016年時点での総人口は510万を超えていて、2005年から2015年までの10年間でやく1%も上昇しています。高齢者の割合も非常に高くなっていて、25.6%。実に住民の1/4が高齢者ということになります。人口の多い地域の高齢者率がこれだけ高いとなると、その数も非常に多くなります。

福岡県内で高齢化率が高い市町村は？

福岡県内で高齢化率が一番高いのは東峰村です。なんと高齢化率41.2%になっています。次いで添田町が39.6%、香春町が38.2％です。中部から東部にかけての高齢化が顕著ですね。

一方で高齢化に介護施設の数は比例しておらず、都市部の方が介護施設は多くなっています。

働くのならば市のような都会の方が、施設の選択肢も多く、給与なども高い傾向にあります。

福岡地域のバランスシートを見てみると、常用・フルタイムで介護サービス職場を探している人が844人。それに比べて、会社が出している介護求人の数は2,131人です。

1人に対してある求人の数を指す有効求人倍率にすると、2.52もの数になります。他の職種の場合は2に行くのは珍しく、特に一般事務などの需要に対して供給が少ない職種の場合は0.35まで落ち込みます。

介護業界での転職は、他の職種に比べて比較的簡単、ということになりますね。

非常勤の場合も有効求人倍率は高い

福岡県の介護業界で常勤以外、つまりはパートなどで働く場合の有効求人倍率も高いです。仕事を探しているのが353人。それに対して求人が1,711も出ています。

仕事を探しているのは常勤の半分なのに対し、求人数は20%程度しか減っていません。そのため有効求人倍率も常勤よりも高くなっています。その数なんと4.84。1人に対して5近くの選択肢があることになります。

県で介護職のパートを探す場合、働き口は選り取りみどりでしょう。

働く上で大事なものはたくさんあります。家からの近さ、人間関係の良さ、福利講師絵の充実、勤務時間などもありますが、なんといっても給与でしょう。

特に介護職の場合は給与が安いと評判で、高給の職場にこだわって転職をしたがる方も多いです。年収アップを目的にした転職も少なくはありません。

県の介護業界の給与はどれくらいか見てみましょう。

常用求人の給与

福岡県の介護サービス業の給与は、最低で16万2,137円、最高で19万3,817円になります。この数字は全国的に見ても決して低い額ではありません。

求職者の希望としても、17万6,851円となっていて、概ね希望通りの仕事は見つかりやすい環境になっています。

福岡県は他の九州の地域よりも給与が高い傾向にあります。車で通える地域に住んでいる人ならば、自分の地域にこだわらずに足を伸ばしてみると、条件の良い仕事が見つかる可能性がグッと高まりますよ。

パート求人の給与

福岡県の介護パート求人の給与を見ていきましょう。最低のレベルで926円、最高で1109円です。パートにおける給与水準も他県平均よりもちょっと高めです。

この給与は他の販売職や営業職などの職種よりも最高給与は高くなっています。

転職者の希望としても894円で、最低の賃金でも希望を超えることになります。パートの仕事を探している場合は、同県で探せば給与面での心配は特にいらないでしょう。

正社員でもパートでも県の介護職の給与平均は比較的高いものとなりました。

こちらの記事はハローワークのデータから出した介護業界の給与動向です。

ハローワークへ求人を登録するのは無料です。

無料で載せられるところを利用するのは、さまざまな手を打つ内のひとつとも考えられます。一方で、人材獲得についてお金をあまりかけていないということとも取ることができるのです。

そのため、給与も条件も仕事内容もピンからキリまで。玉石混交で給与や待遇にも差が出ます。

しっかりとお金をかけているところはそれだけ人材取得・育成に積極的な可能性が高いです。また、それだけの余裕がある企業だとも言えます。

それらの転職サイトやエージェントで確認をすると、これ以上の給与の仕事が見つかる可能性が高いですよ。

介護職の転職は全国的に見ても売り手市場。職場は選び放題です。介護職の場合は特に転職にこまることはないでしょう。

福岡県は九州地方最大級の都市です。給与の水準も他地域よりも高くなっています。もし転職を考えるのならば、相応しい地域といえますね。