夜勤専門の介護職として派遣で生きていく 作成日:2017.09.13
最終更新日:2018.09.03
介護職として働いていく時悩むのは、正規か派遣か、また夜勤か日勤かという問いではないでしょうか。
人間関係も面倒だし、残業もしたくないそんな希望から派遣介護職という選択肢を選んだ方に向けて、さらなる決断である夜勤専門という選択肢のメリットデメリットをご紹介します。
介護の派遣なら夜勤専門がお得?そのメリットとは
介護職の不満としてよく聞くのは肉体労働できつい仕事なのに給料が低いというものや、どうしても残業が長くなってしまうといったところでしょう。夜勤専門の介護職ならそんな不満から解放される理由をまずはご紹介します。
自分の時間をしっかりともてる。
まず、派遣であれば雇い主が働いてる施設ではないので、残業を頼まれて人間関係や雇い主との関係から断ることができないという状況が発生しません。
ですから、最初から決まっている時間以上に働かせられるということは少なくなるでしょう。また、夜勤明けの時間帯は人手が多くなる時間帯ですから「人が足らないから残って!」ということになりにくいですね。
このため休みの時間をしっかりと持てるのです。また、夜勤専門であれば、夜働いて日中に自由時間があるわけですから、役所・銀行など日中しか対応していないような場所にも行きやすくなります。
やはり夜勤専門の介護職になれば、自分の時間が持ちやすくなるというのがお分かりいただけるでしょう。
夜勤だからこその給料の高さも魅力
介護の仕事でもやはり、日勤を希望する人が多いということから夜勤は人手不足になりやすく、給料が高くなります。また、深夜手当もでるので一回の勤務で2万円を超えることも多いのだとか。実際に求人を探してみると、25,050円という給与を提示している案件なども見つかりました。
また夜ですから介護の仕事自体も見回りや寝付けない人のケアなど身体的負担の少ないものになります。介護の負担も重くないのに一回で2万円程度稼げれば、働く日数を減らしても十分生活していけますね。
たとえば月に10回でも働けば月20万円以上稼ぐことも難しくないのです。20~30代の介護職の平均年収が250万円程度である中、若い人にとってはとても魅力的な給与といえるのではないでしょうか。
実は安定して仕事を得ることができる!
先ほど軽くご紹介しましたが、夜勤で働きたいという介護職が少ないために夜勤に限った派遣の求人は多く存在しているのです。つまり人手不足の穴場スポットなわけです。
派遣という雇用形態だと安定性に欠けるのではないかと不安に感じている人も多いと思いますか、夜勤専門の求人であれば、安定して介護職として活躍できるのです。
夜勤専門の派遣ならではの落とし穴も
紹介してきたように、夜勤の派遣介護職として働くのはメリットが多いのも事実です。それでは続いて、そんな夜勤のデメリットを押さえていこうと思います。
体には悪影響かもしれない?
夜勤専門であれば、たまに入る夜勤と違ってしっかりと日中寝ることができるから睡眠のリズムは保てるし、問題ないだろうと考えている人も多いかもしれません。
しかし、自律神経の乱れやホルモンバランスの乱れなどを引き起こすことも多いです。介護は肉体労働も多いですから体を壊すわけにはいきませんよね。
夜勤をするのであれば、専門にしてまずはリズムを乱さないこと、そして寝る際は遮光カーテンを利用するなどしてしっかりと部屋を暗くするなど日の光を浴びないようにすることで体を騙しきれれるように注意してください。
正社員にはあまり繋がらないかも
積極的に派遣を選択した方ならいいのですが、もし将来的に正社員として介護に携わりたいと考えているのであれば夜勤専門はあまり得ではないかもしれません。
というのも、夜勤だとなかなか人間関係を築くのも難しく、また働きぶりをアピールすることも難しいものです。信頼を勝ち得て正社員になるという流れにはなりにくいのも実情です。
また、夜勤専門の介護職を応募している施設もピンチヒッターとしての活用ばかりを考えており、その後の雇用などはあまり深く考えていなかったりするのです。
介護の満足度が低い?
夜勤となると、入浴補助など力が必要になる仕事も減りますし、介護の仕事内容が楽になるとご紹介しましたが、そのために仕事の満足感が減ったという方もいるのだとか。
一方で、夜勤の人がいなければその介護施設は運営できないわけですし、日勤の人たちが十分に働けるのも夜勤のおかげという風に考えていければ縁の下の力持ちのような存在としての責任感や満足感を得ることはできますから、心の持ちようといえるのではないでしょうか。
夜勤で自分の時間を持ちながら働こう!
どうだったでしょうか、もちろん夜勤の介護職にはデメリットもあります。しかし。それ以上に高い給料や自由度など魅力が多くあるのもお分かりいただけたでしょう。
仕事の頻度を落として自分の時間をもちたい、給料を高めたいといった希望をお持ちでしたらぜひ、夜勤専門の介護職として派遣の仕事を探してみてはどうでしょうか。