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介護施設長とはどんな仕事?概要をご紹介!

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介護施設の施設長イメージ

日本は現在、少子高齢化が進んでいます。

少子高齢化が進んでいると高齢者の数が増えていきます。そうなると、介護する施設も必然と必要になり、老人ホームなどがどんどん建設されています。

最近だと、私の中では「広い土地があれば介護施設」「森を切り開いても介護施設」という感じで、何がなんでも施設を建設している気がしています。

家の近くに介護施設が増え続けていると、「それほどまでに日本における少子高齢化は進んでいるのか」と実感しますよね。

さて、そんな介護施設にも、企業でいう中間管理職のような責任者がいるのはご存知でしょうか。

その職業を一般的に「施設長」と呼びます。

介護施設長とはどのようになるのか、また、仕事内容や年収、休みなど掘り下げていきたいと思います。

介護施設の施設長とは?

介護施設の施設長とは、その名の通り「施設のトップ」のことを言います。

人材管理や経営管理など、さまざまなジャンルの仕事を行います。そんな施設長の主な仕事は「マネジメント」になります。

非常に重要なポジションのため、特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなどで、常勤の管理者として1人、配置の義務があります。

介護業界では基本的に現場の介護職の人材不足が問題となっています。それだけでなく、管理者においても人材が足りていません。

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施設長が働ける職場、必要な職場はどこ?

施設長として働ける職場としては、以下のものが挙げられます。

  • 特別養護老人ホーム
  • 介護老人保健施設
  • 有料老人ホーム
  • サービス付き高齢者向け住宅
  • 養護老人ホーム
  • ケアハウス

これらの施設では、施設長を1人置くことを義務付けられています。

もし施設長になることをお考えならば、これらの施設の求人を当たってみるといいでしょう。

介護療養型医療施設では医師が施設長になる

介護療養型施設の施設長になるには、医師免許をもっていなければなりません。

「療養型」と付くように、他の施設よりも医療的な側面が多い「介護療養型医療施設」。

そんな施設のトップになるには、医師免許レベルの専門的医療知識が必要というわけですね。

ホーム長という立場もある

グループホームや小規模多機能サービスでは、実は施設長を置く必要はありません。

しかし、常勤の管理者として配置されていることがあります。

この管理者にも独自に要件があるので、勤める前に確認が必要になります。

介護施設長の仕事・やりがい

介護施設長は日頃何をしているのでしょうか。

運営者ってことぐらいしかわからない方多いですよね。

現場でも働いているのでしょうか。

気になりますよね。

管理者としての給与と仕事内容、やりがいについてまとめていきましょう。

介護施設長の仕事

主な仕事内容としては、以下のようなものが挙げられます。

  • スタッフの人事
  • 教育や労務の管理
  • 利用者様とその家族への対応
  • 地域や他機関との連携
  • 収支、請求、帳票の管理
  • 介護現場の作業

様々なことをこなす何でも屋さんのように見えますね。

中でも特にマネジメント業務がメインとなります。

介護施設長のやりがい

一番多く言われることは、「良い施設」「良いスタッフばかり」と施設関連で喜ばれることにやりがいを感じるようです。

また、運営に関して納得の行くようなことができた時も感じるようです。

しかし、スタッフを引っ張らなければならない立場であるため、スタッフたちがついてきてくれない、意思疎通を取れないときが大変であるようですね。

また、キャリアを積んでエリアマネージャーへの昇格を目標と出来るところにやりがいを感じる方もいるみたいですね。

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介護施設長の給与はだいたいどれくらい?

まず皆さん気になるのは年収ではありませんか。

長と付いているぐらいなので高い印象を受けますね。

大体360万~500万ほどであるようです。

平均年収は463万となっており、600万以上の方もいるようです。

この違いは施設の規模や地域によるものでしょう。

介護職の中でもかなり高い水準であると思われます。

日勤での労働で週休2日の所が多いようですね。

しかし、施設によっては急遽休んだスタッフの穴埋めとして、現場に出ることもあるようです。

そうすると、休日出勤や残業が発生するところもあるみたいです。

管理職の給与形態は他の職種と大きくちがいます。給与に関しては各々の施設でしっかりと確認をしておくといいでしょう。

介護施設長になるには様々な条件がある!

介護施設長は施設の介護従事者をまとめるという仕事柄、豊富な知識と経験が必要になります。

なかには資格を必要とする施設もあるので、各施設ごとに施設長になるための条件を紹介していきます。

特別養護老人ホームの施設長

特別養護老人ホームの施設長になるには以下の条件のいずれか一つを満たす必要があります。

・社会福祉主事の要件を満たす者

・社会福祉事業に2年以上従事した者

・社会福祉施設長資格認定講習会を受講した者

社会福祉施設長資格認定講習会とは、社会福祉協議会が実施している、通信授業6カ月・面接授業5日間の研修のことです。


また、特別養護老人ホームの施設長になるには社会福祉施設長サービス管理研修を修了しなければなりません。

この研修も社会福祉協議会が実施しているもので、研修期間は3日間となっています。

介護老人保健施設の施設長

介護老人保健施設の施設長は、都道府県知事の承認を受けた医師である必要があります。

介護療養型医療施設の施設長

介護療養型医療施設の施設長は、臨床研修終了医師である必要があります。


介護施設長という役職

少しはこの役職を身近に感じることが出来るようになったのではないでしょうか。

店長のようなものですよね。

今後、さらに高齢者たちは増え使節が増えるに連れて、この役職はもっと身近なものとなるでしょう。

そこで競争率が高くなって、収支だけに目が行ってしまうこともあるかもしれません。

そのようなことにはならないように、地域貢献を第一として運営していただきたい役職でもありますね。

将来この役職の立ち位置が気になるばかりです。

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