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理学療法士の給料は高い?安い?平均給料を調べてみた!

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理学療法士は国家資格にもなっている重要なお仕事。

景気に影響されない医療職として、安定して働けるイメージもあるのではないでしょうか?

実際のところ年収は一体いくらなのでしょうか?

この記事では、理学療法士の初任給や平均年収などについて細かく解説していきます!

理学療法士の初任給と初年度の年収は?

これから理学療法士を目指す方や、就職活動をしている方が気になるのが初任給額ですよね。

悩みを解消すべく、厚生労働省の計調査をもとに理学療法士の平均初任給額を調べてみました。

理学療法士の平均初任給額は約23万円、初年度の平均年収額は約303万円です。

理学療法士の昇給制度は、個々の能力に応じて昇給があるわけではありません。

原則年1回、年齢と勤続年数に応じて昇給していくことが一般的です。

そのため、昇給制度の査定に関わる要件や平均的な昇給額によって、次年度からの年収に少しずつ差が開き始めます。

学歴によって待遇面の差はほぼない

理学療法士を取得するためには、養成校で3年以上学ぶことが必須です。

大学、短大、専門学校などがありますが、学歴などの区別はほぼありません。

しかし、大卒だと、就職の幅が広がり、公立の大きい病院などに有利になるケースがあります!

国公立の施設は昇給率が高い!?

国公立と私立の給料の違い

実は国公立の施設と私立の施設の施設で昇給の特徴が違うんです!

国公立施設の初任給は私立の施設に比べ、低いです。

しかし、のちの昇給率は高い傾向にあります。

これに対し私立の施設では、初任給は高めに設定されていますが、国公立施設に比べて昇給率は低い傾向にあります。

そして、個人経営の施設では、年収が低めのデータが。

ただ、個人経営の施設では、職員同士の距離が近く、働きやすいなどの利点もあります。

各々のメリットを照らし合わせながら、自分に合った体系を探してみてくださいね!

採用時に年収が高くても昇給はないかもしれない!

キャリアに応じた能力給を導入するところも出てきています。

採用時に高い年収が示されていても、毎年安定して昇給するとはかぎりません。

もちろん、能力が認められればその分給料はアップしていきます。

しかし、ちゃんと能力が認められるか不安という方もいると思います。

不安な場合は、事前に基本給のほか、経営方針や過去の昇給例を確認しておけば安心です!

理学療法士の平均年収ってどれくらい?

理学療法士(作業療法士含む)の平均年収は、平均年齢32.9歳で約408.5万円です(残業代やボーナス含む)。

男女別だと男性が417万円、女性が398.9万円となっています。

※参考:厚生労働省『平成30年 賃金構造基本統計調査』

平均年収が低いのは若年層が多いから!

この金額は、他の職業も合わせた全体の平均年収432.2万円(平均年齢46歳)よりやや低めです。

理学療法者は平均年齢が若く、勤続年数が浅いことが原因でしょう。

背景として、養成校が急増し資格者が急激に増えたことが影響しています。

理学療法士の年齢層は20代がぶっちぎり!

厚生労働省のデータによると、理学療法士の年齢層で最も多いのは男女ともに20代という結果になりました。

20代男性が全体の中で占める割合は約43%です。

女性は男性よりも多い45%もの割合を占めていました。

30代では男性が約39%、女性が約33%。

40代では男性が約15%、女性が約17%。

50代以降では男性が約2%、女性が約4%という結果でした。

若年層が平均的な年齢ボリューム層であることは一目瞭然ですよね。

管理職としてキャリアアップしていく40代以降が圧倒的に少ないということも理学療法士の平均年収額の低い原因です。

他の医療分野の平均給料より低め

理学療法士の年収は医師・看護師など他の医療・介護職の中でも平均よりやや低めです。

若年層が多いことが理由とはいえ、少し悔しいですよね。

次に年収アップの方法をお教えいたします!

細かい福利厚生も年収に影響

年収に影響するものとして、意外と見落としてしまうのが細かな福利厚生です。

就職する際は、年収だけみるのではなく、社会保険の整備や福利厚生などもしっかり見るようにしましょう!

白衣のクリーニング代までチェック

例えば、白衣のクリーニング代など意外とお金がかかってしまうものですよね。

クリーニング代の補助などがあるところとないところでは年収が変わってきます。

細かいので見落としてしまいがちですが、年間を通してみると結構金額も変わってくるので是非注目してみてください!

理学療法士の収入アップの道は?

  • 今の職場環境はめちゃめちゃいいけど収入アップを目指したい!
  • 今の稼ぎでは満足していない

以上のように思っている方も多いのではないでしょうか?

転職とキャリアアップ

年収を上げる秘訣はズバリ転職とキャリアアップです!

しかし、短期間にほいほい転職を繰り返してはいけません。

例えば、理学療法士としての経験は数年あっても、前職の勤務年数が1年未満であったりは避けましょう。

すぐに転職するのはあまりよく思われません。

すぐ転職するのがよくないのは他の業種も同様ですね。

積極採用される人材へ

年収を上げるコツは今の仕事を最低でも1年以上働き、何らかのスキルや実績をつけることです。

実績をつけると、転職活動でプラスに働き、好条件で転職することができます!

コメディカルに特化した転職エージェント

転職する際はコメディカルに特化した転職エージェントがおすすめです!

特殊な職業なので、一般的な転職サイトではカバーしきれない企業も出てきます。

その点コメディカルに特化した転職エージェントでは、数も豊富で担当者も細かくアドバイスをしてくれます。

アメリカで独立開業して大金持ち!?

アメリカでは理学療法士の権限が強い

海外には、理学療法士でも患者の診察を行える国があります。

代表的な例として、アメリカは理学療法士の開業が認められています。

ただ、日本ではなくアメリカですので、資格取得、雇用形態、待遇は大きく異なるので情報収集が不可欠です。

英語が堪能で、向上心が強い方は一度調べてみてはいかがでしょうか?

しかし、医師に任せない分自分で評価・診断・治療という総合的な判断と責任を負う必要があるのは肝に銘じておきましょう。

アメリカでの平均年収は1000万!?

アメリカの理学療法士の平均年収はなんと日本円に換算して、約1000万円です。

驚きの数字ですよね…!

上記したように、アメリカの理学療法士はやれる範囲が多いのでその分給与も高くなります。

さらに、アメリカでも同様に国家試験があるのですが、そのテストもすごく難しいのも理由の一つです!

理学療法士の需要が急上昇!

現在、日本は高齢化社会を迎えていますが、その中で理学療法士の需要が高騰しているんです!

実際、理学療法士として活躍する人は年々増加傾向にあります。

活躍の場が増えた!

これまで理学療法士の主な仕事場としては、整形外科がある病院などでした。

しかし、高齢者が増えたので在宅リハビリテーション、回復期リハビリテーションなど活躍の場はすごく増えています!

最近では、介護施設でもリハビリするところもあるので、介護分野でも理学療法士が活躍しています。

さらにスキルアップを目指そう!

今後は介護だけではなく、あらゆる分野での需要が増えてくるでしょう。

最前線で活躍できるようにスキルを磨いておくことが大切です。

スキルを磨くことが年収アップにも直で繋がるので頑張りましょう!

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