介護パート職員の実際!本当に大変なのか 作成日:2017.10.10
最終更新日:2019.12.24
「介護職のパートは大変」「ストレスがたまって辞めたい」という声を現場で聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。
介護職は現在の高齢化社会の中で、確実に需要がある職業ということで就く方も順調に増えていっている職業の1つですが、残念ながら上記のようなネガティブな意見も多くあるようです。
では本当に介護職のアルバイトは大変な職業なのでしょうか。
実際に辛いとすれば、なぜなのでしょうか。
同じ職業でも楽しく充実した仕事をしている方もいらっしゃいます。
そのような方との違いはどこから生まれてしまうのでしょうか。
今回はそんな介護職のパートの辛い点について、実際の例を踏まえながら解説し、その対処法までを一挙に書いていこうと思います。
介護職パートの大変なところ
介護の現場ではパートと正社員が両方共いるのが一般的になりつつあります。
では介護職のアルバイトは正社員に比べて実際には何が大変なのでしょうか。
低い賃金
現場のアルバイトは基本的に正社員より低い賃金に悩まされているといえるでしょう。
タウンワークによると東京都の介護助手のアルバイトの平均時給は1,071円となっています。正社員と比べれば確かに低い水準に留まっています。
少ない福利厚生
アルバイトで介護職として働いていく際にどうしてもネックとなってしまうのは、正社員と比べたときの福利厚生の薄さです。
アルバイトという立場上仕方ない面もありますが、長期的に働いていくのは難しい職場であることは確かでしょう。
低い発言力
給料などの実損以外の点でアルバイトが介護職の現場で不利になってしまう点として、発言力の低さがあります。
チームで実行する仕事が多い中で、発言力が低いことは大変ストレスをためる結果につながってしまうことが多くあります。
仕事の割り振り上の不利
仕事の割り振りの関係で正社員よりアルバイトにきつい仕事が来てしまうなんてこともあるのが残念ながら現実のようです。
例えば大変な仕事があったとして、仕事を割り振る側の管理職が正社員を優遇してアルバイトに多く仕事を振るという事態です。
パートには苦労がたくさん!だけど正社員も大変かも?
以上に書いてきたようにパートの介護職には正社員とはまた違う苦労があるようです。
しかし正社員には正社員の辛さが存在します。
・残業時間が長い。
・基本的に責任の重い仕事をする。
・辞めるのが難しい。
以上のようにパートと正社員では大きな違いがあります。
それらを比較し、自分の納得の行く苦労を選ぶことをおすすめします。
大変な介護パートの例
では次に実際の事例を出して現場のアルバイトのきつい点について具体的に説明していきたいと思います。
通常の介護パートの場合
Aさんは介護職員としてアルバイトを初めて半年です。
国家資格を持っていますが、家庭との兼ね合いのため、パート職員として働いています。
福利厚生の面については理解して勤めているため不満はありませんが、チームで自分よりかなり経験の浅い正社員がリーダーになり仕切ることがあり、そのような時はとてもストレスがたまるといいます。
間違った指示を経験の浅いリーダーがしている際に、注意すると嫌味を言われることがあり、アルバイトとしての立場の弱さと大変さを感じるようです。
いわゆるブラックバイトの場合
Bさんはある職場で介護職員としてアルバイトを初めて、3ヶ月ですが正社員と同じ仕事を任されています。
入浴介護から排泄の手伝いまで、下手をすれば命に関わることをやらされ、残業時間も多く大変なため、違う職場に行こうかと考えています。
さらに人間関係でも正社員からの高圧的な態度などにより悩まされています。
以上のように普通のバイトとしての苦労もあれば、職場によってはいわゆるブラックバイトと言われるような物もあります。
ここで重要なのは職場を十分に吟味して選ぶことです。
ストレスフリーに働くために
次に現場のアルバイトの大変さの対処法を書いていきたいと思います。
職場選びに気をつける
最も重要かつ、一番初めに必要になるのがこの段階です。
正社員もそうですが、特にパートは職場によって扱い方が全く変わる職の1つです。
正社員と完璧に区別をして、介護補助的な仕事のみを任せる施設もあれば、正社員とほぼ同じ仕事を任せる職場もあります。
さらに仕事面以外で重要なのが、実際の職場の人間関係です。
トップの人格だけでなく、職場全体の雰囲気を重視しましょう。
アルバイトの扱い方と、職場の人間関係、この2点に注意するだけで地雷の職場は避けることができるでしょう。
人間関係に気を使う
きちんとした職場に勤めることが出来ても、注意しなければならないことは存在します。それはやはり職場の1人1人との人間関係です。
介護パートは基本的に立場が正社員よりも弱いです。責任が少ないのですから仕方ないですよね。
その状態で職場の人間関係に気を付けると、
・大変な仕事がふられにくくなる。
・現場での意見がしやすくなる。
などの利点があります。
以上の点を重視し、ストレスフリーな介護労働をしましょう。
介護職パートまとめ
さて、ここまで介護職のアルバイトの大変さについて、その対処法までを書いてきましたが、役に立ったでしょうか。
介護パートの辛い点
・給料が低い。
・福利厚生が薄い。
・低い発言力
・仕事の割り振り
対処法
・職場選びに気を付ける
・人間関係に気を使う
以上の点を理解し、実行すれば、ブラックバイトをはじめてしまうことはなくなり、職場でストレスをためることも少なくなるでしょう。
では皆さんがストレスフリーな労働をできることを祈っています。