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小規模多機能型施設での仕事内容ってなに?

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小規模多機能型施設のイメージ

皆さんは小規模多機能型施設という介護施設をご存知でしょうか。介護施設種類が非常に多いため詳しくはわからないという方のために、簡単に説明します。

主に3種類のサービスを自由に組み合わせて利用できるサービスです。3種類のサービスとは通い(デイサービス)、泊まり〈ショートステイ)、訪問です。自宅で自立した生活を送れるように支援するサービスです。

小規模多機能型施設の施設詳細や仕事内容、給与について詳しく見ていきましょう。介護業界で働こうと思っている方はぜひ参考にして下さい。

小規模多機能型施設の詳細

まずどのような人が小規模多機能型施設を利用するのかみてみましょう。この施設は地域密着型のサービスなので、原則として住んでいる市町村の施設を利用することが条件です。

利用対象者は要介護1~5と認定されている人です。

小規模多機能型施設には利用定員が決められていて、事業所1つあたり25人以下の登録制です。そして1日に利用できる通いのサービスの定員は15人、泊りのサービスは9人以下と決まっています。

利用者から見た小規模多機能型施設のメリット

メリットとして以下の4つがあげられます。

毎回ケアプランを練らなくても、臨機応変にデイサービスやショートステイや訪問を選べる

1ヶ月の利用料が定額で予算を立てやすい

1つの事業所と契約するから連絡の手間を省くことができる

いつも同じスタッフに対応してもらえるから交流しやすい

利用者からみたデメリット

長所が非常に多い小規模多機能型施設ですが、短所もあります。

訪問介護、訪問入浴介護、通所介護、通所リハビリテーションのサービスが利用できない

サービスの一部のみに不満があってもそこだけ他の業者に依頼することはできない

月額制によりサービスをあまり利用しない人は割高になってしまう

などがあげられます。しかし長所であるいつも同じスタッフが担当してくれる点は多くの人が評価しています。些細な変化にも気づけ、話も盛り上がります。

小規模多機能型施設ではターミナルケアを行う場合も

そして最近は小規模多機能型施設でのターミナルケアも行う所があります。

ターミナルケアとはガンなどで余命わずかと宣告された人が対象となるイメージがありますが、寝たきりで食事も自分では飲み込めず意思疎通が測れない状態の高齢者にも行われます。

ターミナルケアは延命を行わずに精神的にも身体的にも苦痛をトモワ内方法で最後を迎えるようにします。

医師や看護師の医療ケアが必要なので一般的な介護施設では行われないことが現状です。しかし看護師常駐型の小規模多機能型施設も増えているためよりニーズが増えてくるとも予想されます。

仕事内容について

それでは続いて小規模多機能型施設で働く側の目線に立ってみましょう。介護業界に就職、転職する時は施設によって仕事内容や待遇が異なりますよね。それでは小規模多機能型施設の待遇や仕事内容はどうでしょうか。

負担は大きいがスキルアップは可能

小規模多機能型施設の1番の特徴は利用者の要望になるべく応えるということです。3つのサービスがあるため、全てに対応できるスキルが求められています。

今日はショートステイ、明日は訪問、明後日は泊まり、などと覚える仕事が非常に多いです。

そのため特別養護老人ホームなどよりも負担が大きいです。しかし一方、3つのサービス形態を学ぶことができます。小規模ならではのアレンジが加わるため訪問介護や通所介護と全く同じにはならないですが、スキルアップは必ずします。

デイサービスは1人ひとり違うプログラム

小規模多機能型施設のデイサービスの仕事内容は、一般的なデイサービスとはあまり変わりません。利用者の自宅までの送迎や食事入浴のお手伝いし、レクリエーションをします。

しかし一般的なデイサービスと異なることが1つあります。小規模多機能型施設のデイサービスは1人ひとりによって違うプログラムだという点です。

例えば、朝きてお昼だけを食べてから帰りたい、お昼と食べてから行きたい、などの希望に答えます。

訪問では訪問時間や利用サービスをほとんど利用者が決めます。また緊急時の対応も出来るようにします。

ショートステイは他の施設と大きく変わらず

ショートステイの仕事内容は他の施設とあまり変わりません。しかし、1人あたりの負担が他の施設よりも軽いのが特徴です。小規模多機能型施設は地域密着型サービスのためいつの同じ人を担当することができるというのがメリットであると同時に、トラブルも増えてしまうこともあります。トラブル後も同じ地域に住んでいるためどうしても顔を合わせることになりますよね。

そこを短所と考えている人も多いようです。

給与について

続いて小規模多機能型施設で働く際の給与について見ていきましょう。小規模多機能型施設は様々なスキルが必要な仕事ですが、給料は特別高いというわけではありません。

正社員は月給16万円~25万円、パート時給1,000円~1,300円、派遣時給1,200円~1,500円になっています。

他と同様、夜勤などを行うと手当がつき給料が高いようです。しかし宿泊は1日最大9名の利用者と制限されています。他の施設では1人で20人や2人で60人のところもあるため過酷な勤務となる所もあります。

1日最大9人でもよっぽどタイミングが重ならない限り9人も泊まることはあまりありません。そのためゆっくりと過ごすことが可能です。

まとめ

以上小規模多機能型施設の施設詳細や仕事内容、給与について見てきました。

デイサービス、ショートステイ、訪問、この3つのサービスの仕事内容を覚える必要があるため大変に思うかもしれません。しかし、介護全般の仕事をすることができるためスキルアップができます。

また、夜勤は他の施設よりも負担が小さいためゆっくりできるのもメリットです。

自分のスキルアップを図ろうとしている方はぜひ小規模多機能型施設で働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

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