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ケアマネの仕事内容って?

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それではまずケアマネの仕事内容について観ていきましょう。

ケアマネの仕事内容は主に3つ分類されます。

要介護認定の仕事

介護保険制度を使用する時はそれぞれの自治体に要介護認定申請書を出す必要があります。

介護の度合いを表す要介護認定を受けます。

申請する時にケアマネは本人の代わりに書類をつくり、提出します。

さらにケアマネはそれぞれの市町村から委託を受けてそれぞれの高齢者の体や心の状態を把握する認定調査を受けることもあります。

これは、要介護申請を行った高齢者を訪問して心や体の状態を調査します。

その結果によって要介護度を決める介護認定審査会での参考資料になります。

支援サービスに関すること

要介護認定を受けた本人や家族の悩みや問題を把握し、それに合わせて介護サービス計画を作ります。

このプラン作製ではどのようなサービスを利用したいのかを把握することだけではなく、自立した生活を送れるように目標を設定します。

そしてその目標を達成するためにどのようなサービスを受けたら良いのか、専門てきに提案することも必要です。

さらに、介護サービスの利用が始まってからもサービス担当者介護を定期的に開いて介護サービスが進んでいるかどうか確認し、体の状態や周りの環境が変化したりしていないかどうか、新しい要望があるかどうか確認します。

介護サービス給付の仕事

介護保険制度は要介護度によって給付金の額が違います。

介護サービスを利用する時は利用者限度額までは定率負担になるが、それを越えたら全部自己負担になります。

そのため一人ひとりの限度額を確認し、毎月の利用料金の負担額を計算して管理する必要があります。

さらに、利用者毎に毎月サービス提供票とサービス利用票を作り、国保連に出します。

これは介護サービスを提供した施設に支払われる給費金の裏付けになるものでもあり、施設側が出した明細と一致する必要があります。

以上ケアマネ仕事内容についてまとめました。なんだか大変そうですよね。

ケアマネの1日

それではケアマネをしている40代女性の1日を見てみましょう。


6:30 起床

6:30~7:00 家族の朝食とお弁当を作り、その日の天気やニュースをチェック 

7:00~8:00 朝食や片付け。小学生の子供と夫を送り出し、出勤の準備。 

8:00 出勤

8:20 事業所に到着、タイムカードを推して朝礼の準備。

8:30 終業時間スタート

8:30~9:00 朝礼、業務準備

9:00~11:00 事務業務、電話対応 

11:00~12:00 福祉用具の事務所の担当者と利用者の自宅に訪問。車椅子レンタルにあたり、どのような車椅子がいいのかを選ぶ。

12:00~13:00 お昼休憩

13:00~14:30 サービス担当者会議 今回は利用者のお嫁さんと利用しているデイサービスの相談員、看護師、主治医の5人で会議。持病の糖尿病について情報交換。

15:30~16:00 利用者の自宅訪問 利用する介護サービスの様子や介護状態の変化があるかどうか聞き取りを行う。今回は利用者が入浴をとても楽しみにしているということを確認した。来月のサービス利用表を確認してもらい、訪問修了。  

16:30~17:30 事業所に戻って1日の書類整理や電話対応。

17:30 終業時間終了。特別なことがない限り定時で帰宅。利用者の急な体調変化があるときは残業する時もあります。

18:00 帰宅、夕食作り

19:00 夕食

20:00 入浴

21:00 趣味の時間、ドラマを見たり、夫とお酒を飲んだり。 

23:00 就寝

このようにケアマネージャーはほかの介護士の仕事とは違い打ち合わせや会議が多いですね。

施設でゆっくり事務作業をする時間が取れないときもあります。

そのため、月末は書類作りで残業になることが多いです。

しかし、普段残業や夜勤が殆どないためケアマネは子育てとの両立もできます。

必要な資格

それではケアマネにはどのような資格が必要なのでしょうか。

ケアマネの試験は正確には介護支援専門員実務研修受講試験と言います。

都道府県によって実施内容が異なるため注意が必要です。

そして非常に難しい試験となっています。

毎年合格率が20%を下回っており、年々下がっている傾向があるため難しくなりつつあるようです。

社会福祉士も国家資格として非常に難しいと言われていますが、合格率は60%前後なため、ケアマネの方が難しいと言われています。

ケアマネの試験の回答形式により合格率が低いと言われています。

介護福祉士は5つの選択肢から1つを選ぶ形ですが、ケアマネは5つの選択肢から正しいものを複数個選ぶ形式です。

1つでも間違っていると点数にならないため点を取りにくいです。

まとめ

ケアマネは利用者の自立するための利用プランを練ったり周りの家族などの環境にも配慮する必要があります。

そのため、印象としては会議や訪問等といった仕事が多く、施設で実際に介護をすることが少ない印象がありますね。

しかし、残業が少ないため子育てなどとの両立が可能です。

これを機にケアマネを目指してみてはいかがでしょうか。

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