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介護職の転職で最善の方法は?他業種かキャリアアップか

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考える女性

介護職についていると、重労働の割に給与が安いであったり、人間関係への疲れであったり、サービス残業や休日出勤といった業務内容など、悩みのタネは多いですよね。そうした悩みから職を離れたいと思っている方も多いのではないでしょうか。

今回は介護職についている方が他業種・同業種で職を変える際の注意点やポイント、介護福祉士へのキャリアアップなどについて詳しくお伝えいたします!転職をお考えのかたはぜひ読んでみてくださいね。

介護業界から他業界への転職は可能なの?

介護業界ではそれなりにキャリアを積んできたけれど、未来が見えないと思う瞬間もあるかもしれません。年齢によっては他業種へ職を変えることも可能です。

一流企業や超高給職に入りたいとなると確かに難しいかもしれません。しかし、若いうちならば一般的な企業への可能性はおおいにあります。自分のやりたいことがあり、他の職種に興味があるならば、他業種への転職を考えてみてもいいでしょう。イチからまたスキルを積みなおすという覚悟がいるという点は注意してくださいね。

介護業界からサービス業へ

介護職から職を変えることを考えた場合、飲食などのサービス業を想像する方が多いですよね。実際に飲食業界に移動する方は多くいらっしゃいます。ただ、飲食業界にもブラック企業は少なくなく、サビ残は当たり前、上司は無駄に怖いなんてところもあります。

また、立ち仕事の場合が多いですし、将来性という部分では介護職とたいして変わらないでしょう。また、給与も低い業界です。キャリアアップ、給与アップという点で考えると、苦労するでしょう。介護職の場合は資格取得によるキャリアップが可能です。飲食の店長になる基準よりも明確なので、その点では介護職のほうがいいかもしれません。そうした特長を理解した上で業界に入りましょうね。

デスクワークの仕事に就くのってお得?

介護職から、デスクワークの仕事に就きたいとお考えの方も多くいらっしゃいます。理由としてはやはり、今までの肉体労働で疲れてしまったから、というもの。

しかし、事務職をはじめとするデスクワークの仕事は、採用枠が狭いという難点があります。条件がよく楽な仕事であるほど人はやめません。また、事務職などのデスクワークをさせるなら若い女性の方がいい、という考え方は根強くあります。PCスキルがない状態ならば、やはり覚えもいい若い方を採用してしまうこともあるでしょう。自分で簿記やPCスキルの資格をとっておかないと歯が立たない可能性が高いです。

もちろん、うまくいく場合もあります!しかし、希望のデスクワークになった後、慣れないパソコン作業にミスを連発、なんてことも。また、事務職の場合だと昇給はほとんどないことを覚えておきましょう。

介護職脱出のモチベーションではなくやりたいことを探す

介護職から抜け出したい!脱出したい!というモチベーションでの転職活動はあまりおすすめできません。気の焦りや理由のネガティブさからうまくいかない場合も往々にしてあるからです。

自分が面接官だと想定してください。自分の会社がいい!といって入ってきてくれる人と、今の状況から逃げたいと言って入ってくる人では、前者の方がいいですよね。

面接の場で取り繕ってもどこかでボロが出てしまうものですよね。本気で職を変えることを考えるなら、本当に自分が優先することはなんなのかを考えましょう。その条件や、やりたいことを叶えるための転職活動をしてくださいね。

介護福祉士にキャリアアップすれば条件は格段に良くなる

やはり、今まで自分が積み上げてきたものを無駄しにたくないという方も多いのではないでしょうか。

同じ業界内であれば経験もしっかりと活かせるということもあり転職するなら、介護業界内の方が条件は良くなります。経験者の場合は即戦力になります。人材不足の介護業界では引く手あまたでしょう。

介護福祉士ならもっと好条件に

みなさんご存知の通り、介護福祉士とは介護に関する国家資格であり、その資格をもっているということで実務能力はもちろん専門的な知識を証明することもできます。そのため、転職の際にも重宝されます。

また、一部の医療行為も行えるようになるなど仕事の幅も広がります。そのため介護福祉士の資格を持っていたら、1万円近い資格手当等で給与があがる施設も多いです。このように資格を持っていることで転職を有利にすすめることも、好条件で働くことできるのです。

労働環境をもっとよくしたいという気持ちで転職を考えている方でしたら、転職ではなくスキルアップによっても達成できるということです。

介護福祉士になるにはどうしたらよいの?

まず、介護福祉士の資格を得るための試験を受けるためにはいくつかの条件が設定されています。

まずは経験年数です。具体的には従業機関3年以上(1095日)以上、かつ従事日時540日以上が条件となっています。

勤務先によって同じ年数でも勤務日数が異なってくることがあったり、有給や研修なども勤務日数に含まれなかったりするで注意が必要です。

また、施設にも条件があるので注意が必要です。ただ、そうした条件を満たした実務経験豊富な方であれば難関なテストというわけではないので、しっかりと勉強していけば合格することも難しくないでしょう。

介護福祉士になった後のさらなるキャリアアップの道も

介護福祉士になってからも転職を通じて、キャリアアップや給与アップを図ることが可能です。今すでに介護福祉士の資格を持っているという人も必見です。

その際は、医療・介護業界の方がおすすめです。そのなかを考えた場合に確実に条件をアップさせる戦術をお伝えいたします。

ケアマネジャー・看護師などの資格取得

ケアマネジャーや看護師の資格を取得してから職場を変えると、確実に給与もアップできるでしょう。

また、ケアマネの場合は介護の現場から離れることになります。現場が嫌だという場合はケアマネジャーへのキャリアアップを考えた方が、他業種へ変えるよりも現実的です。

看護師になるには働きながらの資格取得が必要になります。それが難しそうな定業ならば、看護助手として働いてみてもいいでしょう。なかなか激務ですが、給与アップを図ることは可能です。

管理職の求人が探せる転職サイトを探す

せっかく介護福祉士の資格をとったならば、管理職レベルの求人が探せる求人サイトを探してみてもいいでしょう。管理職レベルになると、一般では出回らない求人も多くあります。そして、求人サイトを利用するとそんな求人にも出会える可能性があります。

管理職に急になるのは難しいかもしれませんが、条件によっては求人がある可能性もあります。希望は捨てずに相談してみることをおすすめします。

また、介護福祉士ならば相談員になることも可能です。相談員の経験が優遇される場合もあります。相談員を経てから管理職を狙ってもいいでしょう。

また、最終的に管理職にはならないという場合でも資格を持っている場合は、転職だけでもより好条件の施設を見つけられる可能性が高いですから、一度は求人を見てみるといいのではないでしょうか。

介護職の転職時には業界内で資格をとるのがおすすめ

転職を考え始めているみなさんは、ある程度の実務経験があることでしょう。社会人1年目という方は少ないですよね。となると、新卒のようフレッシュさで売るのは難しいということになります。

現状を変えるためには、自分の今までの介護職の経歴を活かせる方が理想的です。介護福祉士など、研修やキャリアアップの資格をとることで現状を変えることが可能かもしれません。

介護職からの転職を意識する前に、自分がなにを大切にしたいのかを考えてみると良いでしょう。給与か、家族か、やりたいことがあるのか、何を大切にしたいかを考えることによって、求人を選ぶ基準がはっきりします。それによって有意義な転職が可能となります。自分のためになる転職活動をしましょう!

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