千葉県内の介護求人の実態は？2017年最新の実情に迫る

作成日：2017.08.21

最終更新日：2018.09.03

現代は全国的に急速な高齢化が進んでおり、福祉人材の確保が叫ばれています。

千葉県内で、介助が必要な高齢者の人口はどのように推移しているのでしょうか。

福祉人材はどれぐらい需要があるのでしょう？

高齢者は年々増えている！

平成28年度の県内における65歳以上の人口は、1,594,304 人。その数は一貫して増え続けており、総人口に占める高齢者の割合は年々高くなっています。

その中で要支援・要介護の高齢者は25万人を超え今後も増加が見込まれています。

高齢者の人口増加に合わせて、福祉人材の需要も増えていくといえるでしょう。

介護職の求人はどれぐらい？

県内では高齢化に伴って、福祉人材の需要も年々高まっています。

平成26年に発表された県内における介護関連の有効求人倍率は1.89倍。県内の全職種の有効求人倍率0.88倍を上回っています。

平成28年度の介護労働実態調査では、県内の6割を超える事業所が従業員数について「不足感を感じている」という結果に。

平成20年には県は福祉人材確保・定着確保対策本部を設置し、福祉人材確保へ本格的に取り組み始めました。

今後も要支援者、要介護者の増加によって福祉関連職の求人は増えることが予想されます。

県で仕事に就きたい方は、比較的仕事を見つけやすいといえるでしょう。

高齢者が増加している千葉県。高齢者向けの施設も数多く存在しますが、施設タイプや職員の勤務形態に特徴はあるのでしょうか。

老人ホーム・グループホームが多い

県内には1,500近くの施設がありますが、中でも多いのは老人ホームやグループホーム。

一日の一部のみサービスを受けるデイサービスなどとは異なり、高齢者がそのまま居住できるタイプの施設が多いです。

老人ホームやグループホームでは常に入居者を見守り支援することが求められます。

そのため求人もフルタイムで出勤できる人、夜勤で働ける人が歓迎される傾向があります。

高齢者のより近くでしっかり働きたいという方には、県内での介護職への就職はおすすめだといえるでしょう。

福祉関連職に限らず気になるのが、給与や離職率。

介護職は低賃金や高い離職率が話題になることも多いです。

県内ではどのような状況があるのでしょうか。

給与は全国平均より高め！

千葉県内の介護職の平均月収は202,300円。これは全国平均の193,000円を約1万上回る給与となります。

全国47都道府県の中でも6番目に高い水準です。

低賃金が問題視されている業界ですが、その中では比較的満足できる金額と言えるでしょう。

離職率は平均並み

県内の介護職の離職率は16.4％。全国平均の16.6％とほぼ変わりません。

全国全産業の離職率の平均が約15.6%なので、介護職が飛びぬけて高いというわけでもないのです。

県内に限らず、福祉関係の現場に特別悪い労働環境があるというわけではありませんので、安心してください。

それでは次に、千葉県内で働く福祉関連の職員の平均年齢や、男女比についてご紹介します。

職場にどれぐらいの年齢の人が多いのか、意外と気になる問題ですよね。

平均年齢は44歳

千葉県内で働く介護職員の平均年齢は、約44歳。全国平均とほぼ変わりません。

また、県内の介護職員の年齢層は35～45歳が約30％で最も多いです。

職員の年齢層は他県では50～55歳が多いのに対し、県では比較的若い層が多い、という傾向があります。

男女比は平均並み、女性が多め

県内の介護職員の男女比は、女性が76.8%、男性が21%。全国平均が女性74%、男性23%ですので、ほぼ平均並みといえます。

介護職は女性が多いというイメージがありますが、やはり県も女性の方が多いようです。

現在福祉関連職の人手不足が進んでおり、多くの施設が求人を出している状態です。

さまざまな求人があり、また新たな人材は歓迎されますので、より自分に合った職場、働き方を選びやすいといえるでしょう。

給与や離職率、男女比なども平均並みで、年齢層は比較的若いため、若い方も働きやすいかもしれません。

興味がある方はぜひ、千葉県で介護の求人を探してみてください。