ケアマネの転職失敗談代表例!失敗してしまった時の対処法も紹介 作成日:2017.09.11
最終更新日:2019.10.31
介護を必要としている人とかい介護サービスを結びつけるケアマネジャー。高齢化が進行する現代日本で、ますます重要な役割となっています。試験や研修をクリアしてせっかくケアマネになれたのに、転職しなければよかったなんて思ってしまう事案もあります。
今回はケアマネ転職の失敗談から、対処法をご紹介。失敗かも?なんて悩んでいる人はぜひ参考にしてくださいね。
ケアマネの転職失敗談の代表的な例
ケアマネジャーの転職失敗例にはもちろんさまざまな要因があります。その中でも、代表的な例が以下のようなこと。
- 条件が良くなるかと思ったらそうでもなかった
- 想像以上に仕事が大変だった
- 仕事の重みに耐えることができない
このようなパターンに分けられます。
条件がよくなるかと思ったらそうでもなかった
ケアマネになるにあたって、今までよりも負担が減るだろうと思っていた人が意外と良くならなかったという例も多く存在します。これにもなんパターンか存在し、以下のようなものになっています。
- 給与が下がってしまった
- 肉体的な負担が減るかと思ったら減らなかった
以上の例について失敗談を見ていきましょう。
給与が下がってしまった
このように、いくら基本給が高いケアマネでも、貰える月給は介護職の方がよかった!なんて例もよくあります。
このような場合には、賞与や残業代・休日や体の負担など、さまざまな側面から転職の成功・失敗を判断するようにしましょう。
現在は賞与がまだ出ていないからわからない部分かもしれませんが、賞与は基本給×◯ヶ月分という形がほとんど。介護職の頃よりも基本給が上がっているのならば、その分賞与に期待できます。
また、介護職よりもケアマネの方が身体的な負担が少なく、将来的に辞めなければならないリスクも避けられます。生涯年収で言うと、ケアマネの方が稼げる可能性がおおいにありますよ。
肉体的な負担が減るかと思ったら減らなかった
実は、ケアマネが専任でない場合も結構存在します。特に正社員として働いている場合は、現場の状況次第で手伝いをしなければならないことも増えてきます。
ケアマネが現場に入ること自体はケアマネ業務の上で役立つのですが、ケアプランやアセスメントなど、ケアマネ業務に割く時間が減ってしまうことも。
このような場合はまずは上に掛け合ってみるしかありません。ネガティブな理由だと、相手も攻撃されたと聞く耳を持たなくなってしまうもの。相手の気を悪くしないように上手に交渉していきましょう。「ケアマネ業務に集中し、もっとよいパフォーマンスを出したい」など、ポジティブな理由ならば、業務改善の可能性あります。
想像以上に仕事が大変だった
事業所によってはギリギリの人数で運営していて、1人への負担が大きいこともしばしばあります。1人の持つ受け持ち人数が30に上る場合もあります。
また、介護職のときよりも1人の裁量権が大きいこと。ひとりひとりのニーズにあったものを選んでいくこと。このような専門性を必要とする作業が負担になってしまうことも多くあるようです。
はじめのうちはてんやわんやでしょうが、慣れてしまえば60代でも続けられる仕事です。じっくり腰を据えて勉強だとがんばっていきことをおすすめします。
本当に疲れてしまった時はリフレッシュをするようにしましょう。介護職の頃よりも肉体的な負担は少ないはずなので、休日に外に出てみれば気持ちを切り替えていけますよ。
仕事の重みに耐えることができない
ケアマネは自分ひとりで決めなければならないことが非常に多い職種です。スケジュールも自分で決めなければならないし、ケアプランも全て自分の責任で決めていきます。
自分の采配次第で利用者さんの受けるサービスが決まる責任の重さに潰されそうになってしまう人も少なからずいます。
精神論になっていまいますが、まだまだ若いのであれば、これも経験だと思ってがんばるときっと学べることが多いはず。自分で責任を持つことを重荷と感じるか、なんでもできると感じるかは、受取方次第です。「利用者さんの話を私よりも聞ける人はいない」というくらいの自信を持って挑みましょう。
ケアマネの転職の失敗・成功はその後の動き方次第
転職に失敗した!もうだめだ!と思っている方は多くいらっしゃいます。しかし、その場の状況を冷静に見てみると、必ず良い点や解決の糸口が見つかります。
自分の状況に絶望していると、視野が狭くなって良いものも悪くみえてしまうもの。まずは少しの余裕ができるまで辛抱してみましょう。
仕事に慣れた上で向いていないと感じる。自分からの働きかけが一切通用しない。そのような職場の場合は、環境を変えてみてもいいでしょう。
転職の際は、今回の職場の例をいい例にして次に活かしていきましょうね!