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介護施設の種類や特徴をわかりやすく解説

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介護施設の種類に納得する女性

老人ホームなど高齢者の方向けの施設は年々増加傾向にあります。

一言で介護施設と言ってもいくつか種類があり、入居者の状態も要介護度によって分かれています。

介護職での転職を考えたときに、入居者のかたがどの程度の介護が必要なのか事前に知っておくことは大切なこと。転職先で、思っていた仕事内容と違ったというミスマッチを避けることができます。

ここでは、要介護度についてと介護施設の種類について紹介していきます。

要介護度で入居できる介護施設が異なる

よく介護の現場で聞く要介護度や要支援度とは、市区町村の担当職員またはケアマネジャーによって調査を行い、医師など複数の学識経験者の介護認定審査委を経て判定・認定されます。

要支援度は1から2の2段階あり、要介護度は1から5の5段階で設定されています。

要支援度の目安

要支援度1の場合は、日常生活においてほぼ問題なく行うことができるが、要介護度状態への侵攻の恐れがあり、何らかの支援を行う必要がある状態です。

要支援度2の場合は、要支援度1の状態に比べて、買い物や洗濯などの複雑な動作を行う能力が若干低下していて、現在の能力維持・改善のための支援が必要な状態です。要介護度1の状態に加えて歩行や体を起こす際などに部分的な介護必要となります。

要介護度3の場合は、家事など生活するうえでの複雑な作業に加えて歩行や体を起こすなど簡単な作業能力が低下していて、トイレや入浴するときは全面的な介護の必要がある状態です。

要介護度4は日常生活において介護なしでの生活がほぼ不可能な状態になります。

要介護度5になると、意思の伝達がほぼ不可能になり、介護なしで日常生活を送れない状態になります。

介護施設を種類別に特徴を紹介!

介護施設の利用者の要介護度でできることが違ってくるので、入居できる介護施設も分かれていきます。

当然、要介護度の高い利用者が多い介護施設の仕事内容は大変です。

転職する際には、自分のスキルや経験がどのくらいなのを踏まえて転職先を決めることで、短期間での退職をせずに済みます。

ここでは、介護施設を種類別に仕事内容や利用者の特徴などを紹介していきます。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム(特養)要介護度3以上の人が入居対象となり、心身ともに常に介護を必要とする利用者の方が多いです。

介護度が高いため、日中は看護師が常駐しています。そのため、医療面での心配はほとんどしなくていいといえます。

しかし、介護度が高いため排泄や入浴はもちろん日常生活全般での介護が多く負担が大きいです。

その分、介護施設別に給料を見ると一番高額で厚生労働省の調査結果を見ると月給の平均が約30万円となっています。

介護老人保健施設

介護老人保健施設(老健)は、介護度が1から5の方が対象になっていて、特養と対象者が被る部分もあります。

しかし、老健の対象者は病状が安定していて、リハビリを受けて自立した生活を目指す方が対象になります。

日々のリハビリで、徐々に回復する姿を見ることができるのは大きなやりがいを感じることができます。

しかし、老健を運営するほとんどが医療法人のため、看護師などの医療職員の発言力が強く働きづらい部分もあります。

給料は全国平均約29万円と高めになっています。

有料老人ホーム

有料老人ホームの利用者は施設によって異なるので一概に言うことはできません。

有料老人ホームの中でも3種類に分けられ、「介護付」、「住宅型」、「健康型」があります。

幅広い利用者がいるので自分に合った職場を見つけやすいという特徴もあります。

給料面に関しては、仕事内容によって異なるため一概には言えませんが、20万円前後が多いです。

介護療養型医療施設

介護療養型医療施設は療養病床とも言われ、介護度1から5の病気の症状は落ち着いたが療養が必要な方が利用します。

利用者の方は療養中なので介護というよりは看護のイメージに近いかもしれません。

看護師が中心となっているため比較的負担は軽めで給料も平均約25万円となっています。

養護老人ホーム

養護老人ホームの利用できる人は自治体判断になるので、働く介護施設によって差はありますが、寝たきりの方や介護度の重い方などは対象外になるので仕事内容自体は特養に比べると楽です。

しかし、養老の給料は高くなく平均で18万円程度になります。

グループホーム

グループホームは、利用者の方が認知症の方になりますが、少人数なので一人ひとりと向き合った介護をすることができます。

基本的には、利用者の自立支援を行い補助するのが主な業務となります。

しかし、職員も少人数のため、夜勤が一人体制のところが多いです。

給料は17万円くらいが相場になっています。

ケアハウス

ケアハウスでは、自炊や家事などを行うことに問題があり自宅での生活が困難な方が利用します。

利用者の方は自立度が高い人が多いので、身の回りのお世話をする寮母さんのような役割です。

特養に比べると仕事内容に関して負担が少ないため給料も15万から17万とあまり高くないのが特徴です。

自分に合った介護施設を選んで長く働こう!

p>ここまで様々な介護施設を種類別に特徴をあげて紹介してきました。

給料面から考えると特養は比較的高く、生活しやすい職場ですが、精神的にも肉体的にも大きな負担がかかる職場です。

その分やりを感じることはできても体を壊してしまっては元も子もありません。

転職する際には、今までの経験を踏まえて自分に合った介護施設を選ぶことが重要です。

自分にあった介護施設で働くことで介護の仕事を続けていくことができます!

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