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介護の求人を青森で探す人必見!転職事情やお仕事事情がよくわかる

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介護求人を青森で探す時のイメージ・アスパム

本州最北端の地、青森県。中央部には奥羽山脈が縦に連なります。そのため、西側と東側でそれぞれ異なった文化や気候を持っているのが特徴です。

自然豊かで過ごしやすそうな土地ですが、冬の気温の低さでは有名です。1月は平均最高気温でもマイナス5℃を超えることはありません。

魚介類が名産で、サバやイカが国内一の水揚げ量になっています。エネルギッシュな祭り、ねぶたまつりでも有名ですね。

そんな地域の介護求人の実態はどのようになっているのでしょうか。

介護の求人を探す際の青森の現状

青森県の総人口は平成27年で130万8,649人でした。人口自体は年々減ってきていて、昭和50年の時点で146万8,646人いたのが、15万人も減少しています。

また、県における労働力率は58.7%。こちらも平成2年から平成22年に至る20年間で、63.0%から1.3ポイントの減少をしています。

人口が減り、その中の働いている人の割合も減っているということになりますね。

一方で医療・福祉分野で働いている人数は増えていて、平成17年から平成22年の5年間で、6万6,832人から7万5132人に上がっています。5年間で1万人近く増加しているので、これからも介護労働人口は上がっていくことが予想されます。

青森県の有効求人倍率は全国と比べて高い?低い?

青森県の有効求人倍率は、全国と比べて低い傾向にあります。平成26年の時点で全国の有効求人倍率が1.11だったのに対し、県の場合は0.81にとどまりました。

全国の場合は1人につきひとつの求人が見つかるようになったご時世で、この県では未だ見つかりづらいような環境になっているのですね。

この傾向は今に始まったことではなく平成13年から全国平均よりも求人倍率が高くなっていることはありません。

一方で、県内だけの推移を見ていると、どんどん状況がよくなっているのも事実です。平成13年の時点で0.30しかなかった求人倍率ですが、26年時点では0.81にまで上がってきています。これは平成13年以来最高値で、現在、県史上一番働きやすい時代がきていると言えます。

介護の有効求人倍率も低いの?仕事に付くのは難しいのか

全体の求人倍率は全国よりも低い県ですが、福祉関連の有効求人倍率は平成26年の時点で2.35倍です。この数字は全国平均である1.70倍よりも多くなっています。

2.35倍ということは、1人につき2つは福祉関連の仕事が見つかることになりますね。この数字も他業界と同様年々増加傾向にあります。平成23年の時点では1.86倍だったのが、3年間で0.49ポイントも上がっています。

全産業の2倍以上の求人倍率なので、他の職業よりも仕事探しは非常に楽になりますよ。

給与水準は全国とどれくらいちがう?

青森県の給与水準はどのようになっているのでしょうか?平成26年の労働者の賃金は、男性労働者の平均で、25万3,300円。女性の場合は18万7,200円となっています。

給与が最大になるのはだいたい50歳後半。男子の場合は31万2,700円で、女性の場合は20万6,100円となっています。

全国の平均が、男性の場合32,9600円でした。全国よりも約25%低いという計算になります。女性の場合は全国平均が23万8000円です。全国よりも青森が22%程度低くなっています。

全国的に見て、青森の給与は高いとは言えないでしょう。

医療福祉業界の給与と賞与はどんな感じ?

介護だけではなく、医療分野も含みますが、医療福祉業界に限ってみていっても、全国よりも給与水準は低い傾向にあります。医療・福祉業界での全国の給与平均29万3150だったのに対し、青森は21万7050円となっています。

また、賞与に関しても全国が年間68万6,950円なのに対し、51万2,320円となっています。

都心と地方で物価の差があるとはいえ、大きな違いですよね。

働きやすい?離職率から見る介護業界

青森県の介護職の離職率は、だんだん上がってきています。とはいえ、上がってきてだんだん全国レベルになってきただけです。

平成26年の時点では青森の介護職離職率は16.3%と、他の職業と比べると高めではありますが、全国平均が16.5%なので、ほとんど全国並。むしろ全国よりも少し低い値になっています。

この値、実はその3年前、平成23年には11.8%だったのです。介護施設が増え続けていることもあり、介護職の出入りが激しくなっているようですね。

やめていく人の75%以上が3年働いていない

青森県の特徴として、3年以内にやめていく職員が多いという特徴があります。

1年未満でやめていく職員の割合は全体の44.3%。1年以上3年未満は全体の31.3%を占めます。つまり、3年以内でやめていく職員は全体の75.7%となるのです。

新しく入ってきた職員の定着がしづらい環境にあるようですね。

働いていた人がやめていく主な理由は?

県で介護職をやめた人の一番多い離職理由は、「結婚・出産・育児」でした。複数回答可能な調査ですが、全体の31.7%を占めています。女性が多い介護の現場。その分、ライフイベントでの離職が多い傾向にあります。しかし、これだけの割合が結婚を機にやめているのは非常に特徴的です。

次いで、働いている事業所の理念や運営方針に不満があったが25.0%。職場の人間関係に問題があった、が24,7%となっています。

都会と比べて少ない給与。しかし給与を不満に思ってやめた人は案外少なく、23.5%で4位に落ちつきました。

人間関係に関する悩みはどの地域でもありますが、理念や方針に不満があったパターンは結構少ないです。自分のプライドを持って介護職として働いている人が多いと考えられますね。

青森県は介護職の需要が高い地域

青森県は介護職の需要が高い地域です。他の地域よりも給与は低いですが、離職率は全国と比べて低いわけでもなく、非常に働きづらい環境というわけでもないようですね。

全体の有効求人倍率もぐんぐん上がってきていますし、介護業界で働き出すなら今がおすすめです。

この記事が、介護業界での転職を考える方の一助になれば幸いです。

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