言語聴覚士に向いている人・向かない人の特徴を徹底解説! 作成日:2020.02.25
最終更新日:2020.02.27
言語聴覚士になりたいけど適性があるか不安…。
自分の性格にあった仕事なのかな?
などの不安がある方も多いと思います。
特殊な職業なだけに中々イメージしづらいですよね。
そこで今回は、言語聴覚士に向いている人、向かない人の特徴について調査してきました!
言語聴覚士に向いている性格・適性・特徴
まず初めに、言語聴覚士に向いている人の特徴について解説していきます!
以下のような人が言語聴覚士に向いています。
- 向上心と素直な心を持っている
- 言語以外への興味・関心がある
- 観察する力がある
- 細かいことにも気がつく力がある
- 粘り強さと包容力がある
向上心と素直な心
第一として、向上心と素直な心が挙げられます。
言語聴覚士は、医療にも関わっていく専門職なので、資格を取る前だけでなく、仕事に就いてからも自分を高め続ける努力が必要です。
そして、向上心と同時に必要とされるのが、素直に対応していく気持ちです。
素直さは、ミスを犯してしまった時の迅速な行動、自分自身へのけじめをつけるうえでも必要です。
向上心と素直さの両方を強く持ち続けることができれば、大きく活躍するチャンスを掴み取れます!
言語以外への興味・関心
人間の身体機能は脳と大きく関係しています。
そのため、脳の発達や障害の程度によって、機能も大きく変わってきます。
障害者に対してリハビリを行う言語聴覚士にとって、脳の理解が必要となってきます。
もちろん、専門家ほどの知識は必要ありません。
ある程度の知識を抑えていることで言語聴覚士の良し悪しが決まります。
脳はそれぞれ受け持っている領域があります。
それぞれの「脳の」領域が、それぞれの「身体機能」と関連し合ながら機能しています。
言語だけでなく、身体機能に関する分野への興味が持てるかどうかが重要なポイントになります!
観察する力がある
対象とする患者さんは、うまく言葉で気持ちを伝えられない方が多いです。
患者さんを深く観察し、うまく読み取ってあげることが大切です。
口の動き、行動や表情など色々なところをうまく観察し、言いたい事をしっかり読み取ってあげましょう!
細かいことにも気がつく力
言語聴覚士は、訓練を通じて、非常に細かな発音や、口の動き、動作などを分析しています。
一般の人が見過ごしてしまうこと、あるいは聞き逃してしまうことにまでしっかりと気付き、問題を把握することが必要です。
逆にいえば、この気付きがなければ、適切な治療やリハビリに発展させていくことができません。
日ごろから細かいことに気を配ることができ、分析力や洞察力がある人は、言語聴覚士の適性があります。
粘り強さと包容力
リハビリはすぐに成果が出るとは限りません。
何週間、何ヵ月と地道にリハビリを続けて、ようやく効果が見えてくることが非常に多いです。
すぐに結果が出なかったとしても、根気よく粘り強く接することが大切です。
包容力や思いやりを持って他人と接することができる人は、言語聴覚士の適性があります。
言語聴覚士に向いていないのはどんな人?
次は、逆に言語聴覚士にあまり向いていないかも?という方の特徴について解説します!
以下の項目にあてはまる方はあまり向いていないかもしれません。
- 滑舌が悪い方
- 発音が悪い方
滑舌が悪いと言語聴覚士になれない?
その職業名に「言語」という言葉の通り、言葉や口に重点を置いたリハビリをします。
そのため、発音やかつぜつを意識する機会が非常に多くあります。
訓練のなかではリハビリ対象者に対して言語聴覚士が発音のお手本を見せる時がよくあります。
お手本の際に発音をしっかりとできなかったり、苦手な発音があると、お手本となることができません。
しかし、意識することで直すことが可能です!
特別な障害がない限り、苦手な発音があってもはっきりとしゃべることを意識することで改善していきます!
発音や滑舌を意識する
言語聴覚士にとって大切なのは、聞き取りやすく、はっきりとした声で話をすることです。
高齢者など、聴覚に少し衰え・異常がある場合、すごく重要になります。
たとえば、指示をするときに言葉が正確に聞こえないと、リハビリを進めることは困難になります。
- はっきりと話をする
- 声の高低をつけて声を聴きやすくする
上記の工夫が言語聴覚士には求められます。
言語聴覚士にとって、「どうやったら伝わるか」は重要な課題です。
言語聴覚士として働いている限り、深く考えていく必要があります。
自分の長所と短所を見つめ直してみよう!
言語聴覚士に向いている人、向かない人の特徴などを紹介しました。
ぜひ自分に当てはめて考えてみて下さい!
人には誰しも長所と短所が存在します。
長所はさらに伸ばし、短所は出来るだけなくしていくことが必要です。
どう改善していくかが大切
また、向いている人の項目に当てはまらずとも諦める必要はありません。
諦めるのではなく、これからどうしていくかが非常に大切です。
色々なことにチャレンジしてみて自分の中の選択肢を広げていきましょう!