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介護職の正社員と派遣社員では何が違うのか

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介護の正社員について考える女性

高齢化による社会的ニーズの高まりによって日本では介護職の人手不足が叫ばれています。そして正社員だけでは足りず派遣社員として現場で働く人もたくさん出てきました。両者にはどういった違いがでていくのか。そこを検証していきます。

介護現場の正社員と派遣社員の給与の違いは?

介護の業界では、正社員と派遣、両者にどのような報酬面での違いがあるのか見ていきましょう。

自分がどの雇用形態で働くかを決めるうえで、給料は非常に大切な視点です。

介護職の働き方の中で代表的な2つを比べて、どのように違うのか知っておきましょう。

正社員の給与形態はどうなっているのか

正社員の場合、他の業界と一緒で、大体が月給制か年俸制になっているのが通例です。

もちろん残業した場合はプラスが発生しますが、給料は契約時にほぼ決まっています。

ボーナスもしっかりあり、大体の場合年に二回で一回につき、2~3ヶ月分の給料が支払われることが多いそうです。

一方派遣社員の給与実態は?

では、派遣社員のほうはどんな給与形態なのでしょうか。

こちらも業界と相違はなく、基本的には時給制です。

一般的にアルバイトなどよりは高めの時給設定になっていますよ。

特徴となるのが介護の現場では必須の夜勤の給与体勢です。

そのまま時給制を採用し夜勤手当を出すところ、夜勤だけ1回単位で給与を出すところなど、夜勤が多発する現場だけあってここは給与形態が色々あります。

月給が決まっている正規雇用とは大きな違いになりますね。

介護の現場では正社員じゃない方が儲かる?

もちろんケースバイケースですが、介護の現場では「非正規の方が儲かる」という声も多く聞かれるのは事実です。

原因としては人員不足から時給が高く設定されていること、夜勤の手当などが充実していることなどが挙げられます。

職場によっては夜勤に1回入るだけで30,000円になるところもあるそうです。

基本的に夜勤は実労16時間、休憩1時間で、拘束時間が17時間となります。

そんななかで、30,000円の賃金が発生するとなると、時給が1875円となりま す。

夜に働かなければならず、拘束時間も長いとは言え、嬉しい給料ですよね。

介護の現場で派遣社員と正社員の業務の違いは?

次に、両者の業務内容の違いを見ていきます。

どちらにしても介護職にはかわりないんだから、そんなに変わるものでもないとお考えの方も多くいらっしゃるとは思いますが、どれだけ違うものなんでしょうか。

介護現場での正社員の業務はどういったことをやっているの?

正規雇用の社員の業務は多岐にわたります。

食事介助や入浴のサポート、排泄介助などの身体介助。

他にも、デイサービスなどではレクリエーションや季節ごとのイベントの企画・マネジメント。

他のサービス提供者の方や仲間とのミーティングも行います。

それだけに留まらず、利用者の家族などへの説明などもあり、本当に多くの業務を担います。

これが激務と言われるゆえんですが、学ぶことも多いのも特徴の1つです。

キャリアアップをしてケアマネージャーなどの介護の専門職を目指す方にはいいステップといえるでしょう。

派遣社員の業務実態はどうなっているのか

もちろん職場や雇用形態にもよりますが、一般的には身体介助がメインになります。そのため、業務内容は比較的狭くなります。

一方で、研修などのスキルアップを望める場にも参加できないことが多いようです。

やることが少なく、肉体的、精神的な負担が少ない反面、会社持ちで学べることも少なくなってしまいがちなことがデメリットだと言えるでしょう。

一方で、さまざまな企業を経験できることにより、その企業独自のルールではなく、介護業界全体のスタンダードを学びやすいという利点があります。

介護の現場の正社員と派遣社員その他の特徴

介護の現場での求人市場はどうなっているのでしょうか。

介護の現場では正規の登用が増えている!

介護現場の求人は増えている一方で、人材が不足しています。

人材が不足するあまり国は外国の方に介護職の担い手になってもらおうとしている制度を作っています。

こういった社会状況ですので介護職の雇用は、その他の業界と比較すると比較的年齢やスキルなど関係なく採用されるケースが目立ちます。

今1番正規雇用されやすい業界と言っても過言ではないでしょう。

これから安定した雇用を求めるのであれば狙い目です。

正社員のほうが残業・夜勤をさせられやすい

これは職場によりますがこういった傾向があるのは事実です。

介護業界では非正規の時給が比較的高く設定されており、夜勤の場合も高い給与形態となっています。

したがって会社としては正規社員により多く働いてもらったほうがいいわけです。そんなわけで激務がささやかれる業界となっているんですね。

正規の雇用であれば安定した雇用が得られます。福利厚生も派遣社員より断然充実しています。その分拘束時間が長くなる、激務になりがちなどのデメリットがあります。

派遣社員は両立しやすいがスキルアップが難しい

一方派遣社員の方は家庭をお持ちの方などは両立がしやすい環境にあるかもしれません。時給制ですので働ける時に働けるという比較的自由が与えられています。

その分キャリアアップが見込めない、福利厚生があまりない、解雇などの危険性が常にある事が挙げられます。

他にも、更新の期間で時間が空き時間がある可能性があることなどもあり、安定という面ではあまりおすすめとはいえないでしょう。

しかし、現在では、非正規での雇用でも資格が無料で取れるところなども多くあります。

福利厚生の面でも改善されているところが多く、デメリットも減っていっているでしょう。

介護の現場では正社員がいいの?派遣がいいの?

ここまで現場での正社員と派遣社員との違いについて述べてきました。では両者のどちらがいいのでしょうか。これはその人次第です。

これから伸びること間違いなしの業界ですので介護職を選ぶことは間違っていないと思います。

雇用形態、職場によって様々な働き方・環境があるので自分にあったものをリサーチするようにしてください。

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