人間関係の悪い介護現場に行かないようにするためには 作成日:2017.07.11
最終更新日:2019.11.12
離職する介護職の方の中で、人間関係を理由にした方は8割を占めています。
実は、介護の現場は人間関係の問題が多いんです。
ただでさえ体力的にキツい仕事なのに、人間関係でも追い詰められてストレスがたまるのは嫌ですよね。
転職先の介護施設の人間関係が、良いか悪いかを見極めるポイントを知っておくことが大切です。
もし人間関係の悪い職場に入ってしまった場合の対処法の2つを紹介します。
きっちり理解して、失敗しない職場選びを行いましょう!
ネットの求人で職場の人間関係を見極めるポイント
転職を考え始めた時、必ず見るのが転職サイトです。
求人の明るい写真を見ていると、どこの施設もいい雰囲気だと思ってしまいがちです。
しかし掲載されている求人のすべてが、良好な関係性の職場とは限りません。
ネットの求人を見ればすぐわかる、注意するポイントを解説します。
ポイント1:頻繁に求人を募集している
求人を見ていると毎回見かける求人があると思います。頻繁に求人が出るということは、それだけ入れ替わりが激しいということです。つまり人間関係、もしくは他に何か問題があることが多いです。
また複数のサイトに求人を出し、募集数が多すぎる職場も避けるのが無難でしょう。
しかし何度も見るからといって、無条件でたくさん募集があるというわけではないです。
求人募集をかける場合、最低でも1か月から3か月は掲載されていることを忘れないでください。
ポイント2:給与、待遇が良すぎる
近所の介護施設と勤務内容が変わらないのに、給料が高すぎる場合も注意をしてください。給料が高いのには理由があります。
あまりの激務に、労働者がすぐに辞めることを想定して求人を出している場合が多いです。
また劣悪な労働環境から何回求人を出しても、就職者がすぐに辞めてしまう場合もあります。
ネットで求人を選ぶ場合には、以上の2点に注意してください。
見学や面接で職場の人間関係を見極めるポイント
登録する転職サイトによっては面接前に施設見学を行っているところもあります。
見学や面接で、職場の人間関係を見極めるためのポイントを解説します。
挨拶をしっかりしているか
挨拶はコミュニケーションの基礎です。
利用者やお客さんに対して、職員が明るく挨拶ができているところは、人間関係がある程度安定していることが多いです。
逆にお客さんに挨拶をする余裕もないところは、連携が上手くとれていない可能性が高いです。
職員の年齢層は偏っていないか
職員がベテラン層ばかりの職場は、若手が定着しづらい環境である可能性が高いです。
つまり新参者にも厳しい環境であることが多いです。
ある程度の年齢になってから介護職を始める人も少なくな
もし人間関係の悪い職場に入ってしまったら?
これまで人間関係の悪い介護施設の見分け方を紹介しました。しかし何かしらの理由で、転職が厳しい方もいらっしゃいます。p>
そのような方のために、人間関係の改善方法について触れていきます。
周りの人間関係につられない
態度の悪いスタッフがいるからといって、自分まで悪態をついてしまったら、職場の雰囲気はますます悪化してしまいます。p>
人間関係を改善するには、まずは自分から意識的に声をかけます。それにより信頼関係を築き上げようとすることが重要です。p>
自ら行動することで、職場の雰囲気を良くすることができます。p>
会話を通じて、他のスタッフのことを知ろうとする姿勢がポイントです。p>
相手に関心を持ち、歩み寄ることで良好な人間関係が形成できるでしょう。p>
熱心に仕事に取り組む
一般スタッフが取り組める上下関係の改善方法は、介護の仕事への熱心な姿勢を見せることで信頼を得ることです。
これをしっかり行うことで問題点や不満を上司に相談しやすくなるのがポイントです。p>
熱心に仕事をしている職員の意見を、上司が無視するのは難しいです。
信頼を得たら思い切って上司に相談することで、職場環境の改善ができる可能性が高いです。p>
スタッフが上司と話しやすい環境を作ることで、情報共有や作業もスムーズになり、施設全体が明るい雰囲気になるでしょう。p>
介護現場では良好な人間関係が必要不可欠
ここまで介護の現場における人間関係の重要さと、関係の悪い職場を見極めるポイントについて紹介してきました。
介護をするうえで、看護師や理学療法士や作業療法士との連携はとても重要な要素です。
チームケアが機能していないということは利用者の方にも働く人にも悪い影響を与えてしまいます。
利用者の笑顔があふれる介護の現場は、職員同士の関係もよくやりがいのある仕事をすることができると思います。
転職して、今よりやりがいを感じることができる職場で、気持ちよく介護の仕事をしましょう。