TOP > 介護職のいろは > 介護職に適性があるのはどんな人か

介護職に適性があるのはどんな人か

このエントリーをはてなブックマークに追加
介護職の女性たち

今、自分の将来におけるプランを考えている方で介護業界に興味を持っているという方は多いと思います。

しかし、この仕事は若い人は生活の中であまり関わることがありません。

介護業界の制度などもかなり複雑なことから、とっつきづらいイメージがあります。

介護職は自分よりもかなり歳が上の高齢の方と長期に渡って接する仕事という点でも、世間の若い人の実生活からもかけ離れています。

そこで、「自分は介護で働くのに向いているのだろうか。」とか、「介護業界で働く上で必要な適性はどのようなものなのだろうか。」というさまざまな心配が生まれてきます。

今回は、介護という仕事がどのようなもので、どのような適性を持った人が求められているのかを詳しく説明していこうと思います。

介護職の仕事とは

まずはじめに、介護の仕事とはどのようなものなのでしょうか。

介護とは、自分の生活において自分の力だけではどうしても不自由な状況に陥ってしまうような方を対象に、身の回りの世話や体調管理といったさまざまなサービスを提供する仕事です。

サービス提供する相手とは、すなわち身体が自由に動かせなくなった高齢者がほとんどです。あとは、病気や事故で身体が不自由になった方です。

施設介護

老人ホームや施設、特養などに勤務している職員の場合ですと、被介護者の一日中の身の回りの世話や体調管理、そして精神的なケアといったことを行います。

つまり、被介護者の起床に合わせて着替えや食事、排泄の介助など被介護者の身体に直接触れる介助から散歩や心のケアなどの身体には直接触れることのない介助が仕事となります。

また被介護者が就寝中のときには、被介護者の体調の悪化やケガなどもしものことが起こった時に備えて、万全の監視体制を整えます。もし、そのようなことが起こった際に、適切な処置を施し、場合によっては被介護者を病院まで連れていき、受診させるということもあります。

ホームヘルパー

介護職の種類として他にはホームヘルパーというものもあります。

これは自宅で生活していながら、介護を必要としている方が日常生活を不自由なく遅れるようなサービスを行います。

つまり、実際に被介護者の自宅を訪問して食事や着替え、排泄といったことに対する介助やそれに伴う準備や後片付け、そして掃除や洗濯、買い物に洗い物といった日常的な家事を行います。

さらには、自分で車を運転して被介護者を病院まで一緒に連れていったりもします。

ですから、一口に介護職と言ってもその中には施設勤務の方やホームヘルパーなどの種類があることがわかると思います。

介護業界で働くひとの適性は同じ

しかし、介護職として求められている適性はほとんど同じであると言えます。

たしかに、施設勤務 とホームヘルパー、そしてどの他のタイプの介護職では提供するサービスに関して若干のズレがあります。しかし、どのタイプの介護職も日常生活において介助を必要としている方を助けるという点で共通しておりますので、求められている適性はその他のタイプの介護職においても共通しております。

介護職に適性がある人が持っているもの

それでは、介護職を目指すために人として備えていなければならない適性とはどのようなものでしょうか。

忍耐

まず、介護職として働いていく上では強い忍耐力は欠かせない適性です。それは、介護職という仕事そのものが身体的にも精神的にも非常に負担のかかる仕事だからです。

たとえば、被介護者には、身体が不自由な関係で自分で起き上がることもできないような方がたくさんいます。

そのような方に対しては、介護職が被介護者の体を支えて起き上がるのをサポートしなければなりません。

それも、1人や2人ではなく10人以上は相手にしなかればなりませんので、かなりの重労働です。

また、介護職は被介護者の就寝後も体調の監視の仕事がありますので、疲労が貯まります。

そのため、介護職には忍耐力は大切な要素でしょう。

気遣い

人の世話である以上多くの気遣いの力も大切な適性のひとつです。被介護者の気持ちを汲み取って、相手が求めていることを理解してふさわしいサポートを行う上では、なくてはならない適性だからです。

そのため、日頃からあらゆる人に対して深く観察して、欲しているものを理解出来るようにして気遣い力を養うようにしましょう。

まとめ

介護職は相手の人間と長期に渡って深く接する仕事です。ですから、相手の気分を損ねたりすることなく満足してもらえるようにする力が非常に大切です。

さらに、介護職を取り巻く過酷な労働環境から、その中で最後まで働いていくことが出きるような強い忍耐力も大切な適性です。

これらを見れば、たしかに介護職になるのは難しいと感じる方もいるかもしれません。しかし、どの適性も人間としては極めて基本的なものに過ぎません。どの職業でも必要になる部分でしょう。

ですから、介護職になるために必要な適性を満たすというものは難しいことではありません。

介護職は困っている相手を直接助けることが出来る非常にやりがいがある仕事ですのです。是非、介護職を目指してみることをオススメします。

関連する他の記事

介護職の転職は簡単ってホント?難易度や条件を徹底解説!
高齢社会に伴って需要が高くなっている介護職。他業種から介護職への転職は簡単だと言われているようです…
介護職の転職・失敗談も成功談紹介!体験談から学べるコツ
3人の介護職の方の転職体験談を紹介しながら、それぞれの失敗や成功の理由まで解説を行っています。これ…
介護職の転職を有利に進める方法やコツを徹底解説
介護職の転職を有利にすすめるためにはどうすればいいでしょうか?資格を持っていたら転職が有利になるの…
介護職に転職するときの注意点とは?気を付けたいポイント
人手不足であり、求人も多く出ている介護業界。介護職に転職しようと考えている方が気を付けるべき注意点…
ページ上部に戻る