介護業界で転職する時に契約社員はおすすめ?実際のところ 作成日:2017.08.08
最終更新日:2019.12.24
介護職の働き方はさまざまあります。具体的には、正社員、パート、派遣などなど。なかには介護業界で契約社員として働いている方も多くいらっしゃいます。
介護業界の契約社員とは一体どんな働き方なのか、どんな求人があるのかを解説していきます。また、メリットやデメリットもご紹介!
介護職での契約社員としての転職をお考えの方はぜひ読んでみてくださいね。
介護契約社員転職時の求人の特徴
契約社員とは、その名の通り契約期間が定められた雇用形態です。基本的には3年間の契約となり、専門分野の場合・60歳以上の雇用の場合は最長5年が期限となっています。準社員、嘱託、非常勤などとも呼ばれます。
求人にはいつまでの契約か予め期限を定められているものもあります。一方で一年更新として特に期間は儲けずに年度ごとに決める機会を設けているものもありますよ。
もちろん契約更新されなければそのまま働きつづけることはできません。介護職の場合は公的な介護施設が非常勤を募集している場合が多いのが特徴になっています。デイサービスや福祉公社、地域包括センターなどが非常勤の募集をしています。
介護業界で契約社員に転職するメリット
契約社員と聞くと一般的には正社員までのつなぎなどのイメージかもしれません。契約社員ならではのメリットがあるんです。具体的には以下のようなメリットがあります。
- 辞めやすいこと
- 働きやすいこと
- 正社員雇用の機会あり
以上の点について非常勤はメリットがありますね。他にも、何か事情があって働くことができる期間が決まっているかたには特に良い雇用形態でしょう。
メリットについて詳しく解説していきます。
期間が定まっているから辞めやすい
まず一番最初に挙げられるメリットとしては辞めやすいというものがあります。期間を定められていれば、期間まで働けば辞めることができます。更新も自分からしなければいいだけです。ある程度期間が決まっているからこそ、辞めやすいというメリットがあります。
辞めたいと思った時に自然と辞めることができるのは、社会人として働いているとあまりあることではありません。そのような機会を掴みやすいというのは非常に嬉しいことですよ。
転勤がないから働きやすい
次に挙げられるのが働きやすいという部分でしょう。
具体的には転勤などがないことが挙げられます。
介護業界で働いているとあまり転勤の心配がないかもしれませんが、ケアマネなどの介護の上位職になると可能性は高くなってきます。また、大手の介護施設でも人数の問題で移動になることはあるでしょう。
嘱託の場合は転勤の可能性が限りなく低くなります。急な移動の心配がないのは嬉しいですね。
正社員雇用の機会あり
3つめのメリットは、正社員雇用の機会があることです。
介護業界では、非常勤の募集が多いのは公的な施設です。この公的公社や地域包括、社会福祉協議会などは、通常なかなか正社員の募集は行いません。そのような場所に準社員としてはいると、正社員雇用の機会を手に入れられる場合もあります。
もちろん、しっかりと働いて認められることが前提となります。
公的施設の場合は介護業界の中では珍しく、公務員並みの手当や福利厚生が得られます。しっかりと調べていきましょう。
介護業界で契約社員に転職するデメリット
契約社員にはメリットがある一方でデメリットも存在します。具体的には以下のものがデメリットとして挙げられるでしょう。
- 更新されないこともある
- 転職がしづらい
以上の点が準社員のデメリットになります。以下に詳しくそれぞれについて紹介していきますね。
契約が更新されないこともある
デメリットとして大きいのは、契約が更新されないこともあるということでしょう。予めその期間しか働かないと決めている場合はいいでしょう。しかし、居心地がよくて続けたかったのにできなくなり悲しい思いをしてしまうこともあります。
例えば一年更新の契約で何年も契約が続いている人がいるとしましょう。今年も当然契約が続くと思っていたら、更新されなかった!なんてことになったら、そこから求職活動をしなければならず、大変な思いをしていまいます。契約更新を当然と思わず、されない可能性も視野に入れて働く必要がありますよ。
経験と捉えられないこともあり転職がしづらい
契約社員として働いていると、転職がしづらいというデメリットも存在します。正社員の場合は経歴として認めてもらえます。しかし、嘱託という働き方をバイトの経歴と同様に見る風潮も存在します。やはり、正社員に比べると転職が不利になることが多いでしょう。
しかし。これに関しては転職先にもよります。しかっりと経歴として認めてくれるような場所もありますので、無駄になるということはありませんよ。
また、介護業界の場合は人数不足です。基本的に人手が足りていません。経験者であれば優遇される可能性がおおいにあります。介護業界で働く限りそこまで悲観する必要はないでしょう。
転職する際の確認事項
契約社員として転職する際の確認事項としては以下が挙げられます。
- 契約
- 契約期間
- 何年更新か
- 方法
- 条件
- 給与
- 基本給
- ボーナスの有無・額
- 退職金
- 具体的制度
- これまでの実績
以上のようなことはしっかりと確認しておく必要があります。確認すべきことをしっかりと意識して、求人を探す際、また、面接の際には確認するようにしましょう。
介護職契約社員の転職を成功させよう!
介護職の契約社員としての転職には不安も伴うと思います。実際、介護の契約社員にはメリットもあればデメリットもあります。不安になるのは当然でしょう。
しかし、しっかりと確認事項を覚えて挑めば問題ありません。介護業界のプロとして自信をもって挑んでくださいね!