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介護事務転職時の注意点やコツ!求人の探し方も紹介

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介護事務の女性のイメージ

介護事務として転職したい!そんな風に考えているかたも多くいらっしゃいます。もともと介護職をやっていてそこから介護事務に興味をもった人。逆に事務職から介護事務に興味をもった、という人もいますよ。

今回はそんな方々のために同業・他業種からの介護事務への転職について詳しく述べていきます!興味のあるかたはぜひ読んでみてくださいね。

介護事務の仕事内容ややりがいとは

ケアクラークと呼ばれることもある介護事務ですが、女性が多く活躍する職場でもありますし魅力的に感じている方も多いのではないでしょうか。

まずは介護事務の具体的な業務内容なやりがいについてご紹介します。

介護事務にはレセプト作成という重要な仕事がある!

業務内容としては介護施設などで行う事務作業全般を担います。一般的な書類作成や電話対応などはもちろん、重要な仕事としては、介護報酬請求業務(レセプト作成)があります。

介護保険により、利用者は、介護サービス代を一割しか負担せずに済みます。残りの9割を市町村などの保険者が支払ってくれることになっています。

介護給付費明細書(レセプト)とは、利用者さんの利用したサービスの代金を記入した明細のことを指します。その介護給付費明細書を市町村に送ることによって、介護施設は自治体にサービス料の9割の支払いをしてもらえるのです。

この介護報酬はサービスの種類や回数によって、また地域によって異なります。介護事務には介護制度に対する深い理解が必要となるのです。

また、専用のパソコンソフトを使って介護給付費明細書(レセプト)を作るわけですが、介護給付費明細書に入力ミスや記入漏れ、計算ミスなどがあると大変です。サービス費用が入金されないこともあります。そうなってしまうと介護施設の存続にもかかわります。介護事務がやる仕事は責任重大なんですよ。

施設やサービス利用者を支えるやりがい

もちろん、雑務に追われることもあると思いますが、介護事務の仕事を楽しんでいるという方は多いです。

そんな方は何をモチベーションにしているのかというと、レセプト業務が終わった時の達成感。そして自分が会議施設、介護職の方、そして利用者のみなさんを支えているというプライドです。

もともと介護の仕事をやっているか他の場合は、利用者の役にたった瞬間やお礼を言われた瞬間に「やっててよかったな」と思ったこともあるでしょう。その感覚は介護事務でも味わうことができますし、それが一番のやりがいと言えるでしょう。

介護事務ってラクな仕事なの?

介護事務はデスクワークだし、介護職よりもラクそう。介護業界は人材不足だしこれからも需要は拡大していくから、事務職よりも食いっぱぐれないだろう。そんな風に考えている方ちょっと待ってください!

じつは介護事務の仕事、そこまで甘くはないんです!介護事務になる前の注意点を3つ上げておきます。

  • 介護事務専任でできる職場は少ない
  • 介護給付費明細書締め切り前は忙しい
  • 正社員での雇用はほとんどない

以上の点について詳しく説明していきますよ。

注意点①介護事務専任でできる職場は少ない

実は、介護事務を専任でできる可能性はすごく低いんです!

離職率が高い一般の介護職と違ってなかなか介護事務専門というお得なポストは空かないということもあって介護事務専門の求人は少なくなっています。また、通信講座で比較的容易に資格が取れるということもあって介護事務に就ける人が多いのも介護事務専門の仕事に就きにくい原因です。

ケアマネの補佐的な仕事から、窓口業務、電話応対もします。労務管理や施設備品の管理や発注、連携施設への連絡、受付、勤怠管理などをする場合もあります。それだけでなく、介護職の仕事も一緒に任される場合も多くあります。

肉体労働がきつくて介護事務への転職を行った場合でも、食事の介助や入居者の着替えなどまた介護の現場の仕事をしなければならない可能性があるというわけです。

このように事務だけだと思っていたら介護の仕事も多くてまた転職してしまうというケースもあるようなので、転職するならば後悔しないようにそのあたりの条件もしっかりと見て職場を選ぶ必要性があります。

「現場の介護業務との兼任」など分かりやすく求人に書いてあればよいのですが、それ以外にもヘルパー2級の資格が必須となっている求人などは介護の仕事が任せられることが想像できますね。

注意点②介護給付費明細書締め切り前は忙しい

それだけでなく、介護給付費明細書の締め切り前はいつも忙しいということにも気をつけてください。

締め切りは毎月10日です。お正月やゴールデンウィークにはゆっくり休みを取れない可能性もおおいにあります。事務職なら介護職よりも休みが取りやすいだろうと思っていたらそうでもないんですね。

時期によっては残業なども当然のようにでてきてしまう職場もあります。残業代がでない、なんて施設もちらほら。前職が事務職で定時に帰れていたのに!なんて場合はギャップがあるかもしれません。ご注意ください。

注意点③正社員での雇用はほとんどない

介護事務には正社員での雇用はほとんどありません。正社員で介護事務を目指す場合は、介護事務の資格や介護業界での実務経験が必須の場合がほとんど。また、PCスキルや運転免許が必須の求人もあります。

もしなりたいとお考えの場合、パートやアルバイト、または派遣で経験を積んでからの方がいいかもしれませんね。非正規雇用の求人もあまり多くはないのでしっかりと情報収集することが大切です。

逆に言えば、しっかりと介護職としての経験を積めば正社員として働くことも可能なので諦めないでください!

介護事務の求人の見つけ方は?

注意点を知った上で、介護事務に転職したいと考えた方は、続いて転職の方法を考えていきましょう。

自力で探すと思わぬ良案件に巡り会えるかも?

転職の際に気をつけたいのはやはり求人数の少なさです。介護事務の求人は見つけづらく、ハローワークなどで見つからない可能性もあります。

もし介護事務の仕事を見つけたいのならば、介護施設で働いている知人などに「もし募集することがあったら声をかけてほしい」とお願いしてみてもいいでしょう。また、自分が働いている介護施設で移動願いを出してもいいですね。

福祉業界は横の繋がりがつよく、他の施設の情報も手に入る可能性がありますよ。

また地域の介護施設のホームページを見てみてもいいでしょう。人が足りていないところは、常時募集している場合もあります。また、近くに新しい介護施設が立たないかの確認をしてみてみましょう。大規模な施設が開業する時は多くのスタッフの雇用があるので、なかには介護事務の募集もあると考えていいでしょう。

また、HPの更新まで手が回っていないという施設もあるので電話をかけて確認するという最終手段もありますよ。

面倒は可能な限り避けたいという人なら

もちろん、無料の求人エージェントに登録してしまうのもひとつの手です。

自分で探す必要がなくなりますし、内部の情報も手に入る可能性があります。

また、公開されている求人数は限られているとは言え、非公開の求人が集まっている可能性も十分ありますし悲観的になる必要はないでしょう。

実際に正社員として働ける介護事務の求人が掲載されている転職サイトもあります。「片っ端から施設のHP調べて、電話を掛けて、とバタバタ転職するのはさすがに……」という方は、エージェントなどを活用してみましょう。十分おすすめできる手段ですよ。

しっかりと情報収集して介護事務に転職しよう

介護事務の転職で一番重要なのは情報収集です。現在働いている状態からの転職の場合は忙しくて大変かもしれませんが、せっかく転職したのに想像と違って後悔するというのは残念ですよね。

直接施設に問い合わせをしたり、施設の見学をしたりするなど意欲をもってしっかり転職に挑めば良い施設を見つけることも難しくないでしょう。みなさんが介護事務に転職して介護を支えているやりがいを感じられることを願っています。

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