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介護職の障害者施設での仕事とは!給与や注意点も紹介

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車椅子を押す障害者施設で働く介護職

介護職と聞いて何を想像しますか?

年齢を重ね、生活が困難になった人の手助けをする。交通事故などで一人では歩くことが困難になってしまったから手助けをする。

このような仕事を想像するでしょうか。

しかし、この他にも障害者施設での介護の仕事というものが存在します。

上で書いたように真っ先に思いつくようなことではありませんが、意外と需要のある仕事場なのです。

今回の記事では、概要から仕事内容、給与など詳しく解説していきます!

そのような施設で働いてみたい、勉強がしたいと考えている方は参考にしてみてください。

介護職が必要な障害者施設の利用者はどんな人か

障害者と一言でいっても、障害にはたくさんの種類があります。例えば、知的障害、精神障害など聞いたことがあるでしょう。もちろんそういった方の多い施設はあります。

しかし、介護の仕事という観点から見れば仕事が多いのは重度心身障害者の施設です。

重度心身障害者とは、重度の身体障害、重度の知的障害、すべてを含めた障害のことです。それに関する介護の求人なのですが、調べてみると案外多くあることに気づきます。

続いてそんな職場での介護の仕事内容に触れていこうと思います。

障害者施設での介護職の仕事内容!介護施設との違いとは

基本的には仕事内容は高齢者に対してのものと大きな差はありません。というのも、基本的な介護(排泄補助、食事介助、入浴介助)は一通り行うからです。

しかし、この他に決定的に異なる点があります。

それは障害者には若い人が圧倒的に多いということです。

高齢者が65歳以上の方なのに対して、障害者は60歳未満の方がほとんどです。中には10代の方もいます。

だからこその難しさと言うものがあります。相手が10代、20代ともなると自分よりも年下ということがほとんど。

高齢者と同じような接し方をすると反応が悪かったり、無視されたりします。

接し方についてはいつも以上に気を使い、また工夫する必要があるようです。

障害者の施設はレクリエーションに力を入れているところが多いのも特徴です。外出も高齢者施設が月に1、2回なのに対して、何回もあるところも多いです。

この点も仕事として重要なポイントになってきます。

障害者施設での仕事で得られるスキルや学び

では、障害者施設で働くことで学ぶことができることとは何なのでしょうか。

ここには高齢者だけではなく、若い人も多くいると書きました。

その他の違いとしては、症状が多種多様ということも考えられます。そのため、基本的な介護だけにとどまらず、様々な技術が求められると言えます。

例えば、手足を失ってしまった四肢喪失の方や、脳性麻痺の症状を持った方など、高齢者施設にはいないような症状を持った方がいます。

もちろんそれぞれに応じた処置や介護が必要となります。そのため、幅広く介護技術を学ぶことができます

また、そのような技術を得ることができる他に若い方の視点に立って物事を考えることが必要とされます。

「高齢者施設ではこれでいいのに、障害者にはこういう対応はいけないんだ」このような新しい発見があり、学ぶことができます。

障害者施設勤務介護職の給料!正社員とパート・夜勤専門

ここまで、障害者の施設で介護する魅力ややりがいなど書いてきましたが、実際のところ、給料はそのくらいなのでしょうか?

正社員の年収はおよそ350~450万円。

残業は少ないですが、夜勤があるのが普通です。夜勤の入り具合によって給与は大きく変動します。基本的に夜勤のペースは週に一回、人手が少ない施設の場合は週に2回以上になることもあります。

パートの方はだいたい1,000円前後。夜勤専門の方は1勤務で1万6,000円にまで上ります。

障害者施設勤務介護職の給与の今後は

そんな給与ですが、今後はどうなっていくのでしょうか?

障害者自立支援法ができてから施設の収入自体は減ったと言われており、今後も下がり続けていくとも言われています。そのため、この施設で働く介護職の給与は、徐々に下がっていってしまうでしょう。

しかし、介護保険法の改正に当たり、介護職の全体の給料がどんどん下がっているとも言われています。

しかし、障害者施設では介護保険は適用されません。さっき施設の収入が下がると言いましたが、この介護保険ほど下がるとは考えづらいです。

給料としては障害者施設も悪くないかな、という印象です。

障害者施設はスキルアップ・給与の安定の面でオススメの職場

障害者施設で働く介護の仕事に就いて書いてきました。

どのような人たちがいてどんな仕事内容なのか、得られることとは、そして給料についても少し書きました。

この施設には高齢者だけでなく、若い人が多いこと、そのため気をつけて働かなければならばならないことがありました。

そして様々な障害を持った人たちがいることから幅広い技術、新たな観点を身につけることができるとも書きました。

給料に関しても悪くはなく、新しいキャリアとして、障害者施設で働いてみてはいかがですか?

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