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中卒から介護で働く!介護資格って中卒でも取れる?

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中卒で介護福祉士として働き出す人

中卒から介護職を目指そうとお考えの方!介護職は、中卒の方にとてもおすすめの職種ですよ。

中卒からでも上位資格を取得可能ですので、安心してください。

特にこの記事では、国家資格である介護福祉士について説明していきます。

介護福祉士になるにはどのような筋道があるのでしょうか。資格取得ルート、実務経験の有無、中卒からの資格の取得方法等、介護福祉士の仕事内容や試験内容に触れながら注意の事項等を紹介いたします。

介護には学歴は関係ない!中卒でももちろんOK

まず、中卒からの介護職になることはもちろん可能です。

キャリアアップの面でも、他の職業よりも道がひらけています。というのも、介護の職場はなんといっても「現場での経験」、そして「資格」が最重要視されるからです。

大卒の未経験者よりも、中卒の介護経験者・介護有資格者のほうが、キャリアアップの可能性があります。

給与に関しても大卒と違いなし!

介護の場合は中卒と大卒に給与の違いはありません。もちろん、福祉系の大学を卒業した人で、すでに資格を持っている人の場合は資格手当などで給与が上がります。しかし、それはあくまで「資格」を基準にしたもの。

中卒でも資格をとってしまえば、大卒に給与面で追いつくことができるのです。

介護福祉系の資格は比較的取得しやすいものが多い

介護福祉系の資格は、比較的取得しやすいものが多いです。

以下の資格は、中卒でも取得が可能で、しかも介護業界でメジャーな資格となります。

介護職員初任者研修は初心者向けの資格NO.1

初任者研修を簡単に説明すると「介護職として働く上で必要となる知識や技術を身に着ける研修」です。在宅や施設など、働き方は問いません。

この初任者研修は、何よりもまず初めに受講してもらいたい資格です。

初心者向けの代表的資格ともされているので、「初任者研修」は実務経験がなくても取得が可能です。

初任者研修を修了するとできること

初任者研修を修了することで、在宅・施設・医療機関で働くことができるようになります。

働いていないとわからない部分も多いと思いますので、ここで「在宅・施設・医療機関」での仕事について軽く説明しますね。

在宅…訪問ヘルパーとして利用者の方のお宅へ行き、お世話をします。

身体介護サービス:利用者の排泄介助、入浴、食事介助、更衣介助など

生活介護サービス:日常に合わせた調理、掃除、買い物、洗濯など


施設…特別老人ホーム、介護老人保健施設、有料老人ホームなどでリクリエーションや日常のお世話をおこないます。


医療機関…医師や看護師の元で、食事の配膳やベッドメイキングなどの作業をします。

初任者研修は取るのにどれくらい時間がかかる?難易度は?

初任者研修は合計130時間講習を受けるのですが、自宅でも受講することができるので人によっては最短1か月で取得することが可能です。

また、自分のライフスタイルに合わせて週1で受講するのもいいと思います。

万が一試験で不合格になってしまっても追試試験があるので、ほぼ全員受かるそうです。なので、気軽に受けてみてください。

多少経験を積んだら実務者研修の資格も

実務経験が必要にはなりますが、「実務者研修」も人気の資格となります。

初任者研修よりも長い期間となり、受験科目が20科目、受講時間450時間を修了していることが条件です。

すでに初任者研修や介護職員基礎研修、ホームヘルパー1.2.3級を修了している方は一部の科目が免除になります。

取得まで最低6ヶ月はかかりますが、取得自体の難易度はそこまで高くはありません。

初任者研修の資格をもっていると受講期間が短くなる!

初任者研修をもっていなくても資格取得が可能ですが、初任者研修を持っていると受験期間が短くなります。はじめに初任者研修を持って働き出して、実務経験を積んでから実務者研修をとることをおすすめします。

実技試験では一人一人個別で実施され、合格点に達するまで追試がある場合は多いようなので安心してください。

資格にはお金がかかるが、取得しておくと最終的にお得

中卒であるとお金もあまりないので、どれくらいお金がかかるのか気になりますよね。

初任者研修・実務者研修のスクールの中には3万円代で受講することのできる所があります。しかし、安い分講座の質が落ちてしまうかもしれませんが、その中でも取得できている人がいるので安心してください。

資格手当がもらえるので資格取得代はすぐ取り返せる

介護の職場に勤めていると、資格手当がもらえる所がほとんどです。

初任者研修の資格手当は月に5,000円程度ですので、半年で資格代を取り戻すことができます。また、実務者研修の場合は、月に1万円~1万5,000円程度の手当が。一年もせずに資格代を取り戻せるんですね。

長く介護職を続ければ続けるほど、資格の取得で出る給与の差は大きいものになります。早めに取得しておけば、その分得をすることになります。

介護専門の派遣会社なら資格無料で取得できることも

介護専門の派遣会社での勤務になる場合は、無料の資格取得サポートがある場合があります。

例えば、きらケア派遣などがその代表例です。

きらケア派遣の場合は、無資格・未経験からの勤務が安心してできる上に、初任者研修が無料で取れます。もちろん、中卒でも勤務できますよ。

派遣登録はもちろん無料なので、一度登録だけしてみて、話を聞いてみてもいいでしょう。

一番難しい国家資格の「介護福祉士」も中卒でも取れる!

結果から言う中卒から介護福祉士になることはできます。

一番の近道は、介護職に就いた上で介護福祉士の国家試験を受けて、合格することになります。

介護福祉士試験の受験資格には学歴が関係していませんので、中卒でも受験資格さえ満たせばテストを受けることができます。

実務経験と実務者研修をもっていれば「介護福祉士」資格が取れる

受験の資格は3年以上の実務経験と、介護職員の実務者研修の修了の2点です。

実務の経験は「介護等の業務」に3年間従事している必要があるので、介護の施設で働いていも事務作業などでは実務の経験とカウントされていないので、注意が必要となります。

中卒の場合は経験を積みながら資格取得するのがおすすめ

介護の福祉士養成施設に通うことで試験を受けることなく卒業と同時に資格の取得できるルートもありますが、こちらは高卒以上が入学の条件になります。

そのため、中卒から養成の施設ルートで目指す場合は、普通科の高校を卒業してから養成の施設に通う必要があります。また、福祉系の高校ルートを卒業して介護の福祉士試験を受ける筋道もありますが、こちらの方も高校の卒業が必要です。

介護福祉士、国家試験の受験義務化により、養成施設で2022年度以降の卒業生は、注意が必要です。

中卒の場合は、働きながら資格を取得するのが一番おすすめの方法となります。

中卒で介護福祉士を目指すなら

中卒の人に限ったことではないですが、本当に自分が介護の業界で働いていけるのか、向いているのかを確認していく意味でも、まずは現場で働いてみることが一番大切です。

未経験でも採用している事業所は多数ありますし、中卒だから採用で不利ということはまっとうな介護の事業者ならまずあり得ません。

採用の際に、介護の職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)の取得が条件になっている求人もありますので、まずは介護の入門資格である介護の職員初任者研修から始めることで、介護の業界での仕事イメージがつかめてくると思います。

中卒だからこそ取りたい!介護福祉士資格の条件的メリット

初任者研修やケアマネジャーと違い、介護福祉士の資格は、現時点では介護福祉系の資格の中で唯一国家資格なのです。

国家資格であるため、介護福祉士の資格の試験に合格し、登録を行うことで国に認められた介護職であると認められていきます。

介護福祉士の資格取得で雇用条件・環境に変化が

介護についての専門的なスキルや知識を有しているということを前提として考え、雇用の側からの見る目も変わってくるのでしょう。

そのため、高度な知識やスキルを要求されるということを理解しておくことが必要ではありますが、就転職の時には有効であり、将来的にも安定した収入につながることは間違いないです。

介護資格が介護福祉士資格に統合される?価値があがりどこでも通用する仕事に

また、今後のヘルパー資格が介護福祉士だけに集まるとされるという噂も存在します。介護福祉士資格をゲットしておいて損ありません。

一度取得すれば全国どこに行っても通用する一生ものの資格となります。(引越した際は住所の変更などの届けは必要となります。)

介護の事業所からは、介護福祉士の有資格者は今後さらに求められる人材となっていきます。今以上に待遇面や、需要面で期待が持てる資格といえるのではないでしょうか。

転職活動のときも心強い味方になるのが介護福祉士資格!

また、介護福祉士資格を持っていることで、就転職時の際にも有効な資格と言えます。

ヘルパーでのお仕事の経験が3年以上経過されていて、キャリアパスによる待遇の面での優位を希望される方は、介護福祉士の資格の取得に挑戦することをおすすめします。

中卒から資格を取り介護福祉士になる心理的メリット

福祉系の国家資格である介護福祉士は、社会的な認知度、専門職としての信頼感も高まってきている資格です。

できる仕事が広がり、職場でも重要な人物に!キャリア・待遇アップが狙える

介護福祉士の資格を取得しておく事で、ヘルパーとしての業務だけでなく、管理職のお仕事を任されることも考えられるのです。

サービスの提供、責任者、生活の相談員、チームリーダーなど事業所で配役が必要な役職があります。

役職に付く場合介護の福祉士の有資格者でなければならない場合もあります。

仕事の領域が広がっていくことは、キャリアアップによる待遇面のアップが狙えます。

仕事を多角的にみることができ、より信用されるように

また仕事に対して違った角度の見方もできるようになり、最終的に一緒に働く仲間や日々の関わっている高齢者の方からの信用も得られていくのではないでしょうか。

また、介護福祉士の資格を得ることは、今後の新設される介護福祉士よりも上位資格である認定のケアマネを目指す際も必要になってくることでしょう。

負担もあるが価値ある資格が介護福祉士

介護福祉士の資格取得するためには、講座の受講料や勉強をする時間はもちろん、資格試験の受験料など、様々な負担がかかることもあります。

また、資格の取得後には仕事のプレッシャーや責任を感じることもあるかもしれないです。

中卒からの介護のお仕事での思いやりや向上心を持って仕事をしていきたい、その気持ちを大切にしましょう。

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