ホームヘルパーの転職にも役立つ!アピール力の高い職務経歴書のポイントをご紹介 作成日:2017.09.19
最終更新日:2019.10.31
転職をお考え中のヘルパーのみなさん。
その過程で悩むのがヘルパーの職務経歴書の書き方についてではないでしょうか。書き方もちゃんと決まっていませんし、どう書いたらいいのかわからない…そもそも職務履歴書って必要?と思う方もいると思います。
そこで、今回は職務経歴書の書き方を皆さんにわかりやすく解説していきます!
職務履歴書の書き方とポイントをマスターして転職を成功させましょう!
ヘルパーに職務経歴書って必要?転職を成功させるためには必須!
職務経歴書と履歴書は似ているようで実は別物!
職務経歴書とよく似ているとして認知されがちなものに履歴書がありますが、実は職務経歴書と履歴書は別物だということをご存知でしょうか?
簡単に違いを説明すると、
- 履歴書…自分の基本情報や簡単な略歴を伝えるもの
- 職務経歴書…自分の能力や経験をより深く理解してもらうもの
なのです。つまり職務経歴書とは、「今までどのような環境や立場で働き、そこでどのような経験・実績を積み、そこからどのようなスキルや能力を得たのか」を詳しく伝えるものなのです。
ヘルパーの転職で絶対に職務経歴書が必要なわけではない!
上記でも述べたように、履歴書と職務経歴書は違います。
ヘルパーの転職でもほとんどの場合履歴書は必須とされますが、職務経歴書の提出を強制することは基本的にはありません。
職務経歴書は大事な個人情報ですし、断ることもできます。
実際に職務経歴書を出すかは個人の自由なのです。
転職で自分を十分にアピールするために職務経歴書が必要!
しかし、転職の際に重要視されるのは、履歴書よりも職務経歴書だとも言われます。
どんな実績を積んできたのかが、雇う側にとってどれくらい価値のある人材か見極める大きな基準のひとつだからです。
職務経歴書の提出を要求されていないとしても、持っていくことで自分の経験や能力を深く理解してもらえることもあるかもしれませんし、自分の職務経歴をまとめることで、面接の際の質問にスムーズに答えられるようになると思うので、作成して損はないと思います。
職務経歴書作成のポイント!明確さ・差別化を意識しよう
ここでは職務経歴書を書く時のポイントを説明していきます。
情報はひと目でわかるように明確に!
まずは資格や転職前の配属先、担当職などをひと目でわかるように整理して記述することが大切です。
専門性の高い職種なので、とくにこれら「どこに在籍」し「どこで働き」「なにをしていたのか」の3つは明確にしておきましょう。
わかりにくい文章は誰も読みたいと思いません。
基本情報は単純明快に書くように心がけましょう。
資格やアピールポイントとなるエピソードは漏れなく記載!
既に取得している資格、現在勉強中の資格は漏れなく記載しましょう。
介護福祉士、ホームヘルパー、社会福祉士など介護福祉に関する資格は特にアピール材料として抜群の効果があります。
また、周囲との信頼関係やヒューマンスキルも大事なアピールポイントです。そのような要素は積極的に盛り込みましょう。
「差別化」を意識してアピールする!
介護の仕事に限らず全てにおいて言えることですが、ただ自分をアピールするだけでなく、常に差別化を意識しましょう。
自分がどんな経験を積みどんな能力を得たかだけでなく、それを自分なりにどう活かしたか、今後どう活用していくかという点で自分の考えを伝え、差別化を図りましょう。
具体的に職務経歴書の記入例をご紹介!
各項目にはどんなことを書く?
各項目にはどんなことを書くのかがわからないという方も多くいらっしゃると思います。もちろん、経歴書の様式によって内容はすこしずつ変わりますが、主な項目としては、「概略」「業務内容」「実績・経験」「資格」等となります。これらの書き方をまとめていきます。
- 職務経歴の概略
ここでは事業内容の説明や所属部署の説明などを記述していきます。シンプルにわかりやすく書くのがポイントです。
- 業務内容
具体的な仕事内容や、役割を書いていきます。こちらも端的な方が好ましいですが、やっていたことは抜けのないように書いていきましょう。どの業務が面接時に評価されるかはわかりません。
- 業務実績、得られた経験
業務上で評価されたことなど、自慢できることを書いていきましょう。具体的であればあるほど効果が高くなります。また、得られたスキルや成長したポイントも積極的に挙げればアピールポイントになります。
このようなことを書いていきます。数字などの具体的なデータはどんどん盛り込みましょう。どんな経歴であれ書き方によっては相手に「おっ」と思わせることは可能です。
わかりやすく、端的に、自分の経歴をアピールしていきましょうね。
実際に記入例を紹介!
以下に実際に記入する際の例を書いていきます。
職務経歴書
20××年×月×日現在
氏名:介護 求子
【職務経歴 概略】
2007年4月~現在 〇〇荘(在籍期間10年5ヶ月)
事業内容:有料老人ホームの運営、訪問介護(従業員30名)
2007年5月~ ホームヘルパー部門配属
2013年5月~ ホームヘルパー部門人材育成責任者に昇格
約6年間現場での実務経験の後、人材育成責任者として10人のヘルパーを育成してまいりました。
【業務内容】
*2007.4~2013.5 ホームヘルパー部門配属
- 訪問介護
- 現場での業務マニュアル制作
- 新人ヘルパーの教育
*2013.5~現在 人材育成責任者に昇格
- 訪問介護計画の說明
- ヘルパー採用
- 訪問介護業務マニュアル作成
- ヘルパー育成システム導入
【業務実績、得た経験】
*人材不足解消
人材育成責任者として人材確保、人材育成に取り組みより快適な労働環境をつくることができました。
*業務の最適化
また人材不足解消に伴いそれぞれの役割を再度確認・見直しを行い職員ひとりひとりの適性に準じた業務内容の実施・成功に至りました。
【保有資格】
- ホームヘルパー2級取得(2008年)
- 通自動車免許(2006年)
自分のやったこと一つ一つを思い出して書いていきましょうね。
一番重要なのは自己PR!求めている人材にぴったりであることをアピール
職務経歴書では自己PRも書かねばなりません。自己PRを書く時は施設側がどういった人材を求めているのか明確にし、それにそって書けるようにしておきましょう。
そしてその人材に見合う経験なども添えると尚、好印象です。転職全般に言えることですが志望動機と自己PRとかぶらせないことも大切です。
志望動機は自分の希望を書くところ、自己PRは自分の経験がいかに施設の仕事内容に役立つかを書くところ、と把握しておくとよいかもしれません。
まとめ
いかがでしたか。
ヘルパーが転職を考える際の職務経歴書ってなかなか難しいですよね。
また転職における書類は手書きの方がベターですがパソコンで作成しても構いません。
また編年式とキャリア式があり、おすすめはキャリア式です。しかし介護経験が浅い人、未経験の人は編年式の方がよいかもしれません。
うつりかわりの激しい介護求人、転職も多い介護業界ですので、転職の際には少しでも目を引くことができるような職務経歴書の作成を心がけたいものですね。