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介護福祉士の資格手当は平均ってどのくらい?

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介護福祉士の資格手当を計算する女性

介護福祉士とは現場で働く介護職の資格で唯一の国家資格です。そのため、経験もそれなりに積んでおり、知識も豊富なことでしょう。

しかし、ここで気になるのはこの介護のトップ資格である介護福祉士の資格を取ってどのくらい給与などは変わるのか、ということです。

中には、全然変わってない……、なんて言う方もいるかもしれません。

今回は給与面、特に資格手当をどの程度貰うことができるのか、世の中の平均などを説明していきます!

介護福祉士の資格手当に関する声

介護福祉士の人たちからは以下のような声が上がっています。

「わざわざ資格を取ったからって特に給料が上がらない。所詮パートタイマーの身分なのに面倒な仕事を押しつけられただけ……」

「そもそもうちの施設ではその資格のあるないで仕事内容がそこまで変わらない。だからそんなわざわざ勉強して取る価値ない」

「手当が3,000円しか出ない。ほんと微々たるもの。これが国家資格の価値なのかなぁ……」

このような現場の声が実際にはあるようです。「待遇は変わらないのに責任だけが重くなる介護福祉士」といったイメージがある程度はあるようです。

しかし、唯一の国家資格でそれなりの経験や知識を必要とされるのに、こんなにも待遇が変わらなくてもいいのでしょうか?

それでは貰うべき対価をまとめていきたいと思います!

介護福祉士の資格手当は一般的にはどれくらい?

それでは、資格手当についてについてまとめていきます。資格手当の平均は10,802円。額と割合については以下の通りです。

  • 1,000~5,000円=9.3%
  • 5,000~1万円=13%
  • 10,000~1万5,000円=10.8%
  • 1万5,000~2万円=3.4%
  • 2万~2万5,000円=4.2%
  • 3万円以上=2.9%

一方で手当のないところも40%以上あり、少なくはないです。

以上から資格手当として10,000円ほどは貰う権利があると言えます。しかし、基本給で差をつけるところや、勤続年数で手当の額を決めているところもあります。

基本給と照らし合わせて妥当な額を貰うことができているかの確認をするといいでしょう。

介護福祉士の給与はどれくらいが一般的?

介護福祉士の給与は世の中の平均的にはどのくらいなのでしょうか。その他介護資格と比較して見ていきたいと思います。なお、数値は厚生労働省の調査によります。

  • 介護福祉士=23万6,596円
  • 介護職員初任者研修=21万2,120円
  • 無資格=196万とんで432円

この差は歴然です。初任者研修と比べるとおよそ2万5,000円、無資格と比べると4万円ほども高いことが分かります。

勤続年数によって差は出てくるでしょうが、それでも月給の差は歴然だと言うことができます。

裏返して言えば、介護福祉士ならばこれだけの給料を貰う権利があるということです。

賞与については施設によって大きく変動あり

介護福祉士の賞与は全国平均で49万とんで767円です。賞与なしというところが25%ほどあります。

  • 賞与なし=25%
  • 20万円以下=11%
  • 20万~40万円=13%
  • 40万~60万円=17%
  • 60万~80万円=13%
  • 80万円以上=10%

この結果を見ると、3/4近い施設では50万円くらいの賞与を貰うことができています。この点に関しても自分と照らし合わせてみてください。

賞与に関しては基本給に由来していることが多くなっています。介護福祉士の資格を持っていてもあまり増えていないと感じる人も少なくないようです。

しかし、高い賞与を払ってくれる施設には、介護福祉士のようなしっかりとした資格を持っている人の方が受かりやすいのはたしかです。

平均給与額よりも著しく低かったら転職を視野に入れる

ここまでは給与面での全国平均等を書いてきました。もう一度平均のみをまとめてみます。

月収=23万6,596円

資格手当=10,802円

賞与=49万767円

以上のようになっていました。しかし、手当に関しては月収に組み込まれていたりする場合があるので合計で25万円弱が相場となります。

これらを自分の給与明細と比べてみていかがでしたでしょうか?

もしかしたら「あれ?全然少ない」という方がいらっしゃるかもしれません。そのような場合には転職を視野にいれてみてもいいでしょう。

介護福祉士の失敗しない転職法

介護業界は人材不足。多くの求人が常にある状態です。そんななかで、そんななかで、介護職の転職は決して難しくはありません。

見合う待遇が貰えていなければ転職を考えるべきです。そこで次は介護福祉士の転職の方法について書いていきます。

転職をする時は新しい職場を見つけてから、やめましょう。衝動でやめただけでは無職になり、次の職場でも給与待遇が悪くなってしまう可能性があります。

思いつきで突然やめるのはやめましょう。

まず、転職を思いついたら、働きつつ、転職支援サービスへ。

ここでは履歴書の作製から面接対策、給料交渉まで何でもサポートしてくれます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

介護福祉士として働く人の平均的な給与面とそれが満たされていないのならば、転職をオススメしました。

資格と豊富な経験を持っていれば転職をそんなに困ることもないことでしょう。

それでは給料アップを目指して、いい転職ができるようにがんばって準備をしてくださいね!

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