介護事務の求人状況と求人の特徴を分析! 作成日:2017.10.16
最終更新日:2019.12.24
介護業界は人手不足ですよね。介護職員だけでなく介護事務員も不足しているのでしょうか。介護職員として働くよりも介護事務員として働くことに興味がある人もいますよね。そこで今回は介護事務職員の求人状況について紹介します。また介護事務の求人特徴を調べます。
介護事務の求人状況は?
介護業界は人手が足りていないと聞きますが介護事務の求人はどれくらいあるのでしょうか。
一般的に介護事務の求人数は介護職員の求人数と比べると圧倒的に少ないです。
介護求人がたくさん集まる「カイゴジョブ」で介護事務の求人を検索したところ全国で66件ありました。
一方で全国の介護職員の求人数が3万件以上でした。介護事務と介護職員の求人数を比べると介護事務の求人は圧倒的に少ないことが分かりました。
介護事務の求人の約半数は東京都でした。
なので東京都以外の場所で見つけるのは大変かもしれませんね。
介護業界は人手不足が叫ばれていますが介護事務の求人が少ないことには驚きでしたね。
雇用形態別求人情報
これから介護事務の雇用形態について紹介していきたいと思います。
介護事務の求人66件中、正社員・契約社員の求人数は26件です。よってパートやその他の形態の求人数は41件です。介護事務の雇用形態の特徴はパートやその他の形態が多いことだと言えますね。
介護事務正社員の求人特徴
給与は気になるとことですよね。お給料は施設によって変動が大きいことが分かりました。例えば千葉県の優良老人ホームの月給は171,000円から175,000円です。一方で東京都の訪問介護の求人の給与は18,000円から2000,000円となっています。
給与の格差は立地条件が大きいようですね。しかし立地条件だけでなく施設によってお給料はやはり差がありますね。
応募資格はワード、エクセルが必須となっている求人もあります。また介護事務員も自動車運転免許も持っていることが求められます。しかし求人の中には無資格で応募できる求人もあります。また事務経験者を歓迎している求人もあります。
求められている資格は他の職種と比べると少ないようです。資格がなくても応募できると転職しやすいですよね。
パートやその他の求人特徴
雇用形態によって給与や求められる資格はどれくらい変化すのでしょうか。
パートやその他の介護事務の給与は時期1000円からの求人が多いですね。地方によっては時給850円からの求人もありました。給与面ではやはり正社員の方が稼ぎやすいですね。
しかし応募資格の特徴は正社員もパートやアルバイトも変わらないようです。パートでも自動車運転免許を必須としている求人もありました。求人によっては介護事務でもヘルパー2級の資格を求めている求人もありました。
年齢制限がある求人は少なめ!年齢のハードル低し
年齢制限を応募資格に記入している求人はほとんどありませんでした。しかし応募資格は無資格としている求人でも年齢制限を設けいている求人も中にはあります。年齢制限をしている理由はやはり長期金属によるキャリア形成を期待しているからです。しかし正社員、パートともに年齢が理由で応募できないということはないと思われます。
介護事務求人の募集年齢層は幅広い
2000年に介護保険制度が施行されてから介護事務の認知度が高まりました。
介護事務という仕事は資格の歴史も浅いです。
このような理由から介護事務職として働いている人の勤続年数は長くても10年くらいだと思われます。そのためこれから介護事務の認知度や需要度がより高まっていくと予想できます。
医療介護関連職種は、ほとんどどんな年齢層でも女性が働きやすいのが特徴です。介護事務の年齢層は、求人資格で年齢制限をしているわけではないので、学卒から50代まで応募が可能だと言われています。
年齢にとらわれず希望の職種に応募できるのは嬉しいですよね。
いくら男女平等が進められていても出産や子育てがあると思うように女性は働けないこともあると思います。なので介護事務なら年齢制限なしで女性が働けるのでおすすめしたいです。
介護事務と医療事務ならどっちが就職に有利?
介護事務と医療事務ならどちらが就職に有利なのでしょうか。
医療事務はどの地方でも求められる仕事ですよね。中でも介護施設は日本社会の高齢化から慢性的に介護事務の需要は高まると考えられます。
そのため医療事務よりも介護事務の方が就職の受け入れは多いと思われます。
また介護保険の歴史が浅いためそれに関した知識を持っている人が少ないということもあり、介護事務の方が就職はしやすいかもしれないですね。
しかし介護施設の場合、忙しい時はヘルパーとして勤務しなければならないときもあるので完全に事務職だけで勤務できるということはないかもしれないです。
まとめ
一般的に介護事務の求人数は介護職員の求人数と比べると圧倒的に少ないことが分かりました。正社員とパートやその他の雇用形態で求人の求められる資格はほとんど変わりませんでしたが、やはり給与に差がありますよね。しかし介護事務は年齢制限がほとんどなく、需要が高まっているため転職するならねらい目の職業でしょう。