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介護職が残業も夜勤もしっかり手当をもらう方法

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給与明細と給料袋と時計

介護職として働いていて、サービス残業の多さや、薄給なのにきつい夜勤に悩まされているという方は多いのではないでしょうか?

今の職場でやせ我慢せずに、待遇がよりよくなる方法を探り、手当をきっちりもらっていきましょう!

本当は介護職の残業代ってどのくらい出るの?

まずは残業代について説明します。

介護職の世界ではサービス残業が多く、なかなかその分の給料を払ってもらえないということが多いようです。

基本給の中に残業代を組み込んでいるところや、給料がもらえない仕事時間があるのは当たり前と洗脳するブラックな施設もあります。

給与関係の情報がクリアなところを見つけるのはとても大変です。

まずは、ホワイトな職場だったら介護職としてもらえる給料がどこくらい上がるかということについてみていきましょう。

ホワイトな職場の場合はこんなにもらえる!

例えば月収22万円で勤務日数21日、1日8時間勤務の場合でみていきましょう。

法定時間外労働が30時間の場合は、残業手当は月に4~5万もらえる計算になります。

法定時間外労働というのは、労働基準法で定められた労働時間のことです。

原則1日8時間、1週間で40時間を超えて行われたら、法定労働時間を超えるため、残業となります。

法律で定められたはずの残業はこんなに多かったんだ!ということに驚いたと思います。

そうなのです。サービス残業代を払ってもらえる施設に転職できれば、給料が飛躍的に上がる可能性は大いにあるのです。

正社員介護職の夜勤手当の相場はこれ!

夜勤手当は施設によってピンからキリまであるようです。

休憩が2時間半もらえて、2交代制(16時間勤務)で7000円ほどつく施設もあれば、休憩がもらえないのに3500円しかつかないというところもあります。

いかに職場選びが介護職にとって大切なのかがよくわかるのではないでしょうか。

また、基本給ももちろんなのですが、夜勤手当も持っている資格によって金額が違います。一般的には介護職よりも看護師の方が高く、看護師の資格を持っていれば手当が10000円ほどつくところも少なくないでしょう。

一般的な夜勤手当の相場は、休憩が1時間ほど、2交代制(16時間勤務)または3交代制(8時間勤務)で3000~8000円ほどです。

派遣の介護職でも手当がもらえる!?

正確に言うと、正社員じゃなくて、派遣社員だから介護職が手当をもらえるというわけではありません。

月給制ではなく時給制だからもらえる場合がほとんど、ということです。

正社員は月給で給料を支給されることがほとんどです。

一方、派遣の介護職は時給でお金を払われることがほとんどになります。

時間単位で給料をだすので、どうしてもサービス残業が起こりにくいということです。

派遣社員の時間外手当(時給が25%増しで計算される)を払いたくないばかりに、できる限り派遣の介護職に残業をさせない施設の経営者もいるほどです。

その他にも、時給がバイトの介護職より高い場合や、介護職員同士のトラブルが起きて退職しても、その後の就職に影響しないというメリットが派遣にはあるのです。

正社員の方が派遣よりも確実に良いという時代はもう終わったのかもしれませんね。

介護職としてよりよい待遇を受けるには

介護職としてよりよい仕事環境を得るためには、様々な方法があります。

転職する

転職というとマイナスなイメージにとらえられがちですよね。最近の若者は忍耐力がなく理想を追い求めてばかりで現実を見ていない、などの厳しい声がメディアで報道されることが多いこの頃。

労働環境が劣悪だから転職するということ自体は何も悪いことではありません。

むしろするべきことです。

残業代がきちんと出て、夜勤手当もたくさんつく、そのような職場で働いた方が介護職としてモチベーションにも繋がりやすいですよね。

労働組合を作る

ちょっと不思議な解決策だと思われる方がいるかもしれませんが、労働組合を作るということも立派な対策です。

仕事の同僚たちを巻き込むことができれば施設の方も待遇の見直しをせざるを得ないでしょう。

介護職の世界ではあまり労働組合が作られることはないようですが、それではせっかくの権利を捨てることになるのでもったいないと思います。

しかし、一つ懸念されるのは、その施設にそもそも支払い能力がない時です。

介護施設の利益というのは国からもらっている部分があります。

そのうえ、入所できる人数も定められているんです。

そのため、利益を追い求めるのが難しく、経営難になりやすいです。

給料を上げる交渉をしても仕方がない時もあります。そういう時は、転職するか、資格を取ってキャリアアップを目指すかしか道はないのかもしれません。

資格を取る

最も失敗がないと言えるのが、資格を取ることです。看護師というだけで普通の介護職より基本給も夜勤手当も5割増しというところは多いです。

看護師資格を取らなくても、介護福祉士などの資格や、現在無資格であれば初任者研修を受けて合格すると、それだけでお給料が上がりますよ!

最後に

このように、介護職の世界では、施設によって待遇がまるきり違うということを見てきました。もし今の職場が薄給だとうすうす感じている場、現在の労働環境に不満を持っている場合は、ぜひ転職を考えてみてください。

一つ気を付けることがあるとすれば、転職先の施設の内情をきちんと把握してから応募することです。そのためには、転職エージェントを利用するといいでしょう。

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