介護職のハローワーク転職って実際どう? 作成日:2017.07.04
最終更新日:2019.12.24
介護職で転職しようと思っている方!
今回はハローワークにフォーカスして、どのように使うのか、使う際のメリットやデメリットをお伝えします。
介護の転職でハローワークってどう使うの?
聞きなれている言葉ですが、実態は意外と知られていないハローワーク(公共職業安定所)。
国が管理する職業紹介所なので手続きがめんどうだと思うかもしれません。
しかし、基本的には最寄りで求職申し込みをするだけですぐに利用できます。
申し込みも意外とシンプルで、最寄りの営業所で求職申し込みカードを記入して登録するだけです。
その後は自由に相談・面談などもできますし、多くの求人にアクセスもできます。
介護職の転職でハローワーク利用する時の注意点
一般の求人紹介サービスとは少し違うところがありますので心得ておくことがあります。
細かい求人の条件がわからないことが多い
ハローワークに掲載されている求人情報は給与や勤務日数、勤務場所などの基本情報しか載っていないことが多いです。
あまり詳細なことはわからないと思っておいたほうがいいでしょう。
民間の求人紹介サービスではもう少し詳しい昇給の条件や具体的な業務内容、職場の雰囲気なども載っています。
一方、ハローワークでは本当に情報が少ないです。利用時は「公的機関なので仕方ない」と割り切る必要があるでしょう。
業務時間が意外とネックになる
基本的に公的機関ですので平日しか開いていません。
窓口時間は自治体によりけりです。
しかし、あまり遅くまでやっていないのが通例となっています。
仕事をしながら転職活動を行っている方は少し苦労するかもしれませんね。
また紹介される求人は紹介状がなければ応募できない求人が多いです。求人に応募するためにその都度ハローワークに通わなければいけないので注意しましょう。
家から遠い人などは大変苦労なさるはずです。自分の勤務状況・地理的制約なども考慮に入れる必要があります。
バックアップはあまり期待できない
公的機関的である特性からか民間の転職サービスのような細かなサービスは期待しづらいです。
民間では職場見学や職場の入念なリサーチによってマッチングを入念に行ってくれるものがありますが、そのようなことは行ってくれません。
また対応する職員も専門性を極めているわけではないので介護業界の転職に精通している人がいるとは限りません。よって自発的に動くことがどうしても増えてくるでしょう。
ハローワークで介護職が転職するメリット
ハローワークでの介護転職を考えている方々に気を付けてほしいことを書いてきました。
民間のエージェントと比べてマイナス面が多いと思えるかもしれませんが、使っている方はたくさんいらっしゃいます。
では使う際のメリットとは何でしょうか。
求人コストがゼロで珍しい求人が
公的機関ですので民間のエージェントと違って求人を出す側のコストは民間と違いかかりません。よって予算などが少ない中小企業などの求人などもあり、求人数は大変多くリストアップされているので、今までとは違った転職の求人に出会えるでしょう。
一方で、この求人が本当に良質なものなのか、という疑問は残りますよね。
求人にお金をかけないということは、人がすぐいなくなってコストがかけられないというようなブラック企業の可能性もあります。
利用時は求人内容には期待しすぎずに、たくさんの求人に出会うため、と思って使いましょう。
資格取得・職業体験の無料サービスがある
ハローワークには資格取得のために補助金を出してくれたり、無料の職業訓練を行ってくれたりします。介護に特化したこう言ったサービスもあります。求人紹介のサービスを受けながらスキルアップするためのサポートが受けられるのです。
保険などのいくつかの条件を満たしている必要はありますが、基本的にだれでも受けられるサービスです。
介護資格無料取得について
ハローワークでは介護職で働くスタートとして転職の際に必要な資格を取得でき、介護初任者研修の講座が設置されています。
テキスト代の負担は必要になりますが受講料は無料でありこれが最大の魅力です。
講座を受けられる人は無職の人に限ります。派遣社員などで職を得ている人も受講することはできません。
講座の募集人数などは自治体などによって異なりますので一概には言えませんが、最低でも3倍で5倍などに上ることがほとんどと見て良いでしょう。
以上が注意すべきポイントになります。無料で資格が取得できるのは大変魅力的なことです。
たとえ選考で落ちたとしても申し込む価値はあるでしょう。
介護職の転職で一つの選択肢に
ハローワークの特徴について書いてきました。
介護の転職を考えている方には無料での資格取得は魅力的ですよね。
資格の取得の支援に関しては民間の派遣会社転職エージェントでも行っているところがあるので、そちらもチェックしてみることをおすすめします。
公的な機関ですので固い感じを覚えるかもしれませんが、ぜひ1つの選択肢として考えてみてください。