ブランクありからの介護職への復帰や転職!準備や注意点など 作成日:2017.07.11
最終更新日:2019.12.24
ブランクありで介護職に戻ろうと考えているみなさん!
介護職として働いていなかった期間があっても無事復職できるのか不安ですよね。
今回はブランクあり介護職の方の現場復帰・転職について詳しく述べていきます。
介護職でブランクができる理由の例
まず介護職の空白期間ができる代表的な理由について軽く触れていきます。
介護職の方には女性が比較的多いです。
女性の場合は結婚や妊娠、出産などの人生のイベントによって、強制的に職を離れなければならない場合もあります。
また、男女問わず、人間関係に疲れて休んでいた、違う仕事をしてみたくなって介護職から離れていたなどの理由が挙げられます。
また、家族の介護や、病気ケガなどにより一時退職をしなければならない場合もあるでしょう。
介護職にブランクありで復帰する不安
さまざまな方が介護職に復帰することに対して不安をいだいています。
そのなかでも、代表的な不安要素を挙げていくと以下のようなものがあるでしょう。
- 業界の移り変わりについていけるか
- かつてよりも体力が落ちたが大丈夫か
- ブランクが復職時の評価に響いてしまわないか
以上のような不安があると思います。
ましてや、働かない期間が空いた理由が私的なことだったら、より不安になるでしょう。
介護職ならブランクを気にする必要なし!
結論から言ってしまうと、介護職として働くならば空白期間を気にする必要はありません。
介護職の多くが30~40代の方で占められています。
それどころか、50代の方、60代のかたでも現役で働いている人がいます。
体力的な部分で不安を感じる必要はないでしょう。
また、介護の現場は常に人不足で、即戦力を求めています。
働いていない期間があろうと経験者です。
施設としては喉から手が出るほどほしい人材でしょう。
転職するための準備
介護の現場に戻るためにしておきたい準備としては以下のようなものがあります。
- 資格を取る
- 働いていた頃のおさらい
- 現在の法令を知っておく
これらについても説明していきます。
介護関係の資格を取って転職を有利に
もし余裕があれば資格を取っておくといいでしょう。
転職する際の強い味方となってくれます。
もちろん、すでに資格をもっている、という方も大勢いらっしゃるとは思います。
それでしたら、上級の資格を取ることをおすすめします。
資格をもっておくだけで復職に非常に有利になりますし年収アップを図ることもできます。
これから介護の業界で働いていく上で、現場ではなく管理職にシフトチェンジしていきたい、と考えている方の場合は、より一層資格が役に立つでしょう。
働いていた頃のおさらい!戻った時に働きやすく
資格を取る時間なんてないという方も多くいらっしゃると思います。
そんな方の場合は、働いていた頃のおさらいだけでもしておきましょう。
もし働いていた頃のノートなどがあれば、それを見返せるのが理想ですね。
また、勉強をしていた資料を読み返すのも役立ちます。
もしない場合でも、実際仕事をしていた時にどんな感じだったかを思い出すために、当時の写真を見るだけでも随分いいでしょう。
当時の記憶が画像に紐づけされて蘇り、どんな感じで介護職をやっていたか思い出せる可能性があります。
それによって、復職への気持ちや、自分への自信が取り戻せるかもしれません。
変わった制度を見て自分の身を守る
介護の現場は最近、法改正などが多く行われています。
かつての仕事とは変わっている可能性がおおいにあります。
介護関係の法律を学ぶことは自分の身を守ることにつながります。
現在の制度を知らずに、やってはいけないことをしてしまった、やるべきことを見落としていた、なんてことになっても「知らなかった」ではすまされないでしょう。
法令を知っておけば、そのリスクが軽減されます。
また、「貰えるべき手当が貰えてない!」なんてことにも、法令を知っていれば気づけるかもしれません。
介護関係の法の知識は、復職後でもしっかりとつけていく価値があります。
面接や応募書類ではブランクを正直に言うこと
いざ、働きたい職場をみつけて応募したとしましょう。
大丈夫だとわかっていても介護職としての空白期間がマイナスにならないか不安になると思います。
ここで注意したいのは絶対に嘘はつかないということです。
嘘をつくと、当然ですが職務詐称になってしまいます。
正直に話すようにした上で、現在どうして戻りたいのかに主眼を置いて話せば、さしてマイナスには働きません。
話す時のポイントとしては、過去に起こったことを悪く言わないこと。
面接官のかたも、初対面の人の悪口や愚痴なんて聞きたくありません。
前の職場の悪口を言っている人を、自分の職場に加えたいとは思わないでしょう。
起こったことをできるだけポジティブに変換して話すようにしましょう。
ブランクありで現場に戻る時の失敗例
いざ現場に復帰する!という段階になった時、ブランクありだからこそ起きる失敗というものもあります。
事前に知って備えておくようにしましょう。
- プライドが邪魔をして周りを見下す
実務経験が長かったり、資格をもっていたりするとプライドが生まれます。そのプライドで若い社員を見下してしまう方もいます。前の職場で長く働こうとも今は新人だということを忘れずに、謙虚な姿勢でいましょう。
- 家庭との両立が大変
結婚・出産を機に介護職を離れていた場合、家庭との両立が壁になる場合があります。以前よりも忙しい環境であることを意識して転職の際の職場選びをする必要があります。
- 職場を慎重に選びすぎてしまう
やはり、前職の経験やブランクへの不安から、転職時に職場を選びすぎてしまうこともあるでしょう。それによって、定員に間に合わなかったなんて失敗談もあります。真剣に選ぶのもいいですが、時間をかけすぎていい転職ができるタイミングを逃さないようにしましょうね。
これらはブランクありだからこそ起きてしまう失敗です。
事前にこのような失敗があることを知って、転職に備えておきましょう。
介護職ならブランクありでも転職可能!
介護職の場合、ブランクありで復職や転職をする際にそこまで不安に思う必要はありません。
しっかりと対策を打って転職に望めば、きっと良い職場がみつかることでしょう。
ブランクありOKの求人も求人サイトに多数載っています。
もし不安が残るのであれば、転職のお供に無料のエージェントをつけてもいいかもしれません。
自分で職場を探す手間も省けますし、場所によっては資格取得支援がある場所もあります。
既存のサービスをうまく使って転職を成功させましょう!