介護職なら取得したい資格一覧!キャリアアップに使える 作成日:2017.08.01
最終更新日:2019.10.18
介護職を目指している人、さらなるキャリアアップを目指している人にとってどのような資格を取ったら役に立つのかというのは一番の悩みどころではないでしょうか。種類が多すぎて何が重宝されるのか分からないという人も多いでしょう。
今回は介護職にかかわる重要な資格の一覧を細かく紹介するとともに、意外に役に立つ一覧などもご紹介します。
まずは押さえたい基本の介護資格
まずは、介護職に就くなら取得しておきたい基本をおさらいしていきましょう。
初めの一歩は介護職員初任者研修
これは以前まで、ホームヘルパー2級に該当するもので、介護職につくのなら基本中の基本と言えるでしょう。未経験者が取得できる資格であり、実務研修も含め、実践的な介護職のスキルを習得することになります。
この初任者研修を受けると施設や在宅を問わず、一人で基本的な介護業務ができるという証になります。施設ですと資格がなくとも働けるということもありますが、やはり初任者研修は取得しておいたほうが無難と言えるでしょう。
基本的には5万円程度の費用がかかり、実務と講義合わせて120時間の研修が必要になります。
次は介護職員実務者研修
これは基本的なレベルから、より要求水準の高いものになります。例えば、たん吸引などの医療行為も学び行えるようになります。また、実務者研修を取得していれば、一職員としてだけではなく、サービス提供責任者としてマネジメント業務を行うことも可能になります。
その分当然、研修も長くなります。先ほど紹介した初任者研修を取得していない場合が450時間、取得していても320時間という非常に長い時間の研修が必要とされています。
研修時間が長くなれば、その分費用もかさみます。初任者研修を取得している方でも基本的に10万円程度の費用がかかりますし、無資格から取得する場合はされに費用がかかります。しかし、実務者研修を取得すればより給与のよい好条件の仕事に転職することも難しくないですから、悪くない自分への投資と言えるでしょう。
年収アップもキャリアアップも狙える資格
基本の資格はすでに取得しているという方も多いでしょう。それでは続いてより仕事の幅が広がり、キャリアアップも目指せる資格をご紹介します。
まずは目指したい介護福祉士
介護職のキャリアパスはある程度決まっていて、初任者研修や実務者研修を経て次にこの介護福祉士を取得するという流れになっています。
唯一の国家資格ではありますが、3年以上の実務経験と実務者研修をすでに取得していることという条件があるので、合格率は70%近くなっておりあまり難しく考えなくてもよいでしょう。
試験は年に一回行われており、筆記試験が1月末になっています。費用は13,140円となっており、費用もこれまでのものに比べたら安いですね。
介護福祉士は現場でもっとも重宝される資格のひとつであり、これを取得すれば責任者として活躍できるでしょう。また、一度取得すれば更新などは必要ないので長期に渡って活躍できます。
将来的にはケアマネージャーも目指したい
ケアマネージャーになれると要介護者のケアプランを練るなどの仕事を行えるようになります。どんな現場にも必要とされる人材であり、キャリアアップの最終目標としている人もいるでしょう。
ケアマネを目指すには先ほどの介護福祉士を取得してから5年以上の勤務という厳しい条件が要求されますし、合格率は10%台と厳しい試験となっています。また、5年おきに更新が必要となるなど一度取得してもずっと安泰というわけではありません。
しかし、ケアマネになれてしまえば、求人も多くより好条件の職場を目指せますし、それまでの経験しっかりと活かしていくこともできます。ぜひ取得を目指したいですね。
こんな資格も役に立つ?意外な資格一覧
これまで紹介してきたもの以外にも実は介護職と関係してくる資格があります。周りとは違う自分の強みをアピールできるそんな資格を一覧でご紹介します。
介護報酬の請求などの事務業務を行うもの。求人も多く、難易度も高くないのでぜひ取得したいですね。
福祉系の資格であり、リハビリなど体のサポートを行えます。ただし、専門性が高く専門学校などに通うのが一般的であるので取得は難しいでしょう。
障害者や要介護者の外出に付き添い、サポートするスキルを示すことができます。
適切な福祉器具の選定を手伝う業務が行えます。基本の介護資格を取得していれば福祉用具専門相談員の仕事を代行できることになっていますから、まずは基本を押さえたいところです。
在宅における難病患者の介助などが行えます。実務者研修などが前提となっているのでスキルアップというイメージになります。
障害が多く支援が必要な方の支援が行えます。難易度は比較的高くなります。
この一覧でご紹介したものには取得難易度が高いものや必須ではないものもありますが、興味があるようでしたら取得を目指してもよいでしょう。