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理学療法士とはどんな資格でどんな仕事であるか

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理学療法士とはどんな資格でどんな仕事であるか

みなさんは理学療法士という職業をご存知でしょうか。

おそらく、誰もが皆お世話になっている職業でもあるとおもいます。

Physical Therapist、略してPTと言われます。

少子高齢化が進んでいる現在の日本では非常に需要が高くなっている職業であります。

また、そういった仕事があるのを知っている方でも具体的にどんな仕事をするのか、また理学療法士になるために必要なことを細かく知っている方なんて、その道にいる人しか分かりませんよね。

さて、今回はそういった表面しか知られていないであろう理学療法士の内部を覗いて見ましょう。

意外と身近な存在ではあるので、みなさんの見え方が変わるかもしれませんね。

理学療法士の仕事はどんなことするの?

主に、病気やケガなどで身体に障害がある人、また、今後、障害の発生が予想される人に対して、座る、歩く、立つなどの基本動作能力の維持や回復、障害のさらなる悪化を予防するために、運動療法や物理療法を用いて患者をサポートします。

物理療法には、温熱、電気、水、光線などがあります。

多くの人たち、さまざまな場所で必要とされている

基本動作の改善のためには、関節の拡大、麻痺の改善、気力増加、痛みの鏡前、筋肉の緊張緩和などを目的にして、患者一人一人に合った治療プログラムを組みます。

患者の対象となる方は、年を取り筋力低下したお年寄り、脳卒中などによって後遺症がある人、スポーツで怪我を負ったアスリートなど、お年寄りの方は多いが理学療法士のサポートを必要としている人は老若男女様々です。

理学療法士が活躍する場は従来までは医療機関がメインでしたが、現在では自宅出張やスポーツセンター、福祉施設、行政機関などにわたります。

理学療法士の給料はいくら?

こういった責任ある仕事をして、給料はいくら貰えるのかみなさん気になるのではないでしょうか。

やはり、医療関係であるため高待遇が期待できますよね。

しかし、そういったわけでもなく勤務先によって大きく異なるようです。

月収は23万~27万ほどであり、年収にして350万~500万ほどになります。

やはり大きな病院では高待遇となるようですが、福祉施設ではそれよりも低い給料で働く方が多いです。

また、理学療法士は他の職業と比べて、昇給の上がり幅が小さい傾向にあります。

理学療法士で勤務先を迷われている方は初任給に着目してみるのも良いかもしれないですね。

2017.10.25
作業療法士ってどういった職業かご存知ですか。理学療法士とは近いようで遠い職業です。では、作業療法士について紐解いていきましょう。

理学療法士になるために必要なことって?

理学療法士になるためには国家資格が必要となります。

国家資格とは、国や自治体が認めている資格です。

理学療法士は、理学療法士及び作業療法士法にもとづき、厚生労働大臣より免許を与えられます。

資格を取るために学校に通おう!

理学療法士の国家試験を受けるために、養成校で3年以上学んで知識と技術を学ぶ必要があります。

養成校というのは、4年制大学、3年制の短期大学、3年制または4年制の専門学校、視覚障害者が対象となる特別支援学校があります。

資格習得後に、より専門的な身につけ、研究職に就くために大学院に進学する方もいます。

また、既に作業療法士の資格をもつ人は上記の養成校で2年以上学ぶと受験資格が得られます。

外国の養成校を卒業、外国で理学療法士の免許を取得した方は、所定の手続きをし、厚生労働大臣の認定を受けると、再度養成校に入る必要がない、もしくは、不足した単位のみ所得をするといったようなことになる場合があります。

理学療法士になるための国家試験

理学療法士国家試験の志向については理学療法士及び作業療法士法第10条の規定によって定められています。

試験日は2日間に渡り、1日目は筆記試験、2日目は口述試験及び実技試験になります。

尚、筆記試験はいろいろな都道府県で行われますが、口述試験及び実技試験は東京都で実施されます。

合格発表は、試験日の約1ヶ月後になります。

理学療法士として働く

理学療法士は、医療の一部を担っています。

患者の良くなりたいという希望に答えなければなりません。

そのため、現場で求められるのは即戦力、そして、結果となるようです。

大切なことは、看護師や医者といった周りの医療スタッフと情報を共有するなど協力することが重要になります。

他の職業と一緒でコミュニケーション能力が鍵となります。

そのためには、国家試験を受けるために勉強した事や学生時代に真剣に取り組んだ思いが基礎なっているみたいですね。

さらに、やりがいとしては自分が担当した患者が歩いて帰っていくこと、治療前よりも表情を明るくすることが出来たこと、感謝の言葉を得たときなど現場だから得られ、感じられることが多いみたいですね。

やはり、自分の治療が役に立ったと感じるのは嬉しいに決まっていますよね。

少しは、理学療法士のことを理解頂けたでしょうか。

資格を取得するのは大変であるといいますが、すごくやりがいのある仕事であると思いませんか。

今後、彼等の活躍が大いに期待されます。

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