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実は理学療法士にとって大事なのは患者との接し方!?他の理学療法士と差をつけよう!

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理学療法士にとって一番大切なことはなんでしょうか?

もちろん、知識や技術などは大切です。

ですがリハビリ職である以上、患者さんとのコミュニケーションが必要不可欠です。

コミュニケーション次第で、施術の質が左右されるといっても過言ではありません。

今回は理学療法士にとって大切なコミュニケーションの取り方について解説していきます!

コミュニケーション力や人間力も重要

コミュニケーションは必要不可欠

冒頭でも説明したように理学療法士に求められるのは、知識や技術だけではありません。

知識や技術のほかに「高いコミュニケーション力」や「人間力」も必要となってきます。

リハビリ職にとって患者さんとのコミュニケーションは必要不可欠です!

患者さんからヒアリングを行い、こちらの意見を伝え施術していきます。

その上で、患者さんから本音を上手く聞けなかったりこちらの要求が一方通行になってしまうとうまく施術できないですよね。

なので、会話が一方通行にならないように自身の「コミュニケーション力」が必要となってきます。

「人間力」とは「包容力」

また、「コミュニケーション力」と合わせて必要なのが「人間力」。

「人間力」っていったいなんだ?と思われるかもしれません。

理学療法士に求められる「人間力」とは「包容力」です。

患者さんに安心感を与える事ができれば、よりコミュニケーションをスムーズに行うことができます!

「コミュニケーション力」と「人間力」を合わせて身につけておくことで施術の質が段違いによくなります。

指示語を避け、極力分かりやすく説明する

患者さんにあわせたコミュニケーション

理学療法士が担当する患者さんの症状は実にさまざまです。

脳機能が低下した患者さんと、ケガでリハビリをしないといけない患者さんとでは症状が異なります。

患者さんによってそれぞれ理解できる能力に差があります。

リハビリの内容や今後の予定について伝える時に、患者さんに合わせた伝え方を選ぶ必要があります。

伝える内容を分かりやすく!

大切なのが、伝える内容を極力分かりやすくすること。

これは患者さん全員に対して分かりやすくする必要があります。

特に患者さんがリハビリに不慣れな場合は不安でいっぱいです。

不安を1つずつ解消するように事細かに説明するようにしましょう。

内容を明確に!

説明するときのポイントは「内容を明確にすること」。

説明に不鮮明なところがあれば患者さんが不安に思ってしまう可能性があります。

不鮮明な指示語は避け、「だれに」対して、「何を」伝えるのか整理してから話をしましょう。

1文を短くし、キーワードをピックアップすることでより分かりやすくなりますよ!

患者さんの状態を考える

伝える内容がはっきりしたら、患者さんの状態を再確認しましょう。

そのときの体調や環境によっても、患者さんの理解力は異なります。

普通なら難なく理解できることも、精神状態によってすんなり頭に入らない可能性もあります。

また、患者さんが療法士に心を閉ざしている場合、会話自体が成立しないかもしれません。

信用を得るために、世間話や患者さんや自身のパーソナルな話も場合によっては必要となってきます。

患者さんの細かい情報を収集しておくことで会話のきっかけになります。

まずは患者さんとの距離を縮めることが大切です。

患者さんに合わせた会話術!

話し方や身振りを相手に合わせる

話し方や身振りを相手に合わせることでより患者さんに親近感を与えることができます。

話すときには相手の声の大きさやトーン、話すスピードなどを同じように合わせます。

患者さんがゆっくり話されているのに早くしゃべってしまうと急かされているような印象を持ってしまいます。

また、ご老人に対しては声の大きさは非常に重要です。

自分では伝えたつもりでも、耳が遠く聞こえていない可能性もあります。

十分に伝わっているかその都度確認しながら話していきましょう!

表情もチェック!

また、患者さんの表情や態度などもよく観察してみましょう。

患者さんの喜怒哀楽に合わせることで、より患者さんが話しやすい環境をつくることができます。

患者さんにできるだけ寄り添うようにしましょう。

同じペースで会話が進むことで、親密感を高めることができます。

ただし、やりすぎには注意しましょう。

やりすぎてしまうとわざとらしくなりうざがられてしまう可能性もあります。

あくまで自然にマネすることが大事です。

喜怒哀楽を使って患者さんへの興味を示す

実は患者さんが話している時がチャンス!

実は患者さんの話を聞いている時が印象アップのチャンスだったりします!

患者さんが話をしているときは、あいづちや目線を活用し、相手の話に興味を示すようにしましょう。

さらに聞きながら笑ったり、驚きをみせたりといった喜怒哀楽をよく表すことで、より強く関心があるように見せられます。

患者さんそれぞれの性格を理解したうえで聞き方にも工夫を取り入れましょう。

聞き上手になろう!

上記の聞き方を取り入れることによって患者さんに聞き上手と認識されやすくなります!

聞き上手と認識してもらうことで、些細な体の変化なども臆せず話してもらえるようになって施術がよりスムーズに。

相手をほめてほめてほめまくろう!

人は誰でもほめられることで気分が高まり、相手への好意を持ちやすくなります。

そして、「この人は私をよく見てくれている」と思わせることもできます。

ほめるポイントはどこでも構いません。

外見や性格、持ち物、話の内容、言葉遣い、気遣い、雰囲気など、患者さんの良い部分を探して、ほめてみましょう。

治療前に行っておくことでいい印象を持たれて話をスムーズに行うことができます。

また、患者さんをほめる事で自己肯定感を高める事ができます。

自信がつきポジティブになることで、信頼を得るだけでなく施術にも前向きになってもらえます。

身なりにも気をはらう!

服装、髪型に注意!

印象をつくる表情や普段の会話だけでなく、自分自身の身なりを清潔にしておくことも大切です。

いくらとっつきやすい話し方をしていても不潔だったらダメですよね。

白衣や靴、靴下などは汚れやシワのないものを身につけ、爪は短く切りそろえておきましょう。

女性の場合は髪をまとめておくと、すっきりとしてよいでしょう。

男性の場合は過度な整髪料は避け、すっきりした髪型にするとさわやかにうつります!

第一印象が大事!

人の印象とは、ほぼ第一印象で決まってしまいます。

なので最初に少し不潔な人だなというイメージがついてしまうと中々払拭することができません。

不潔というイメージがついてしまったことで不信感などが生まれてしまう可能性もあります。

普段から最低限の身だしなみはしておくようにしましょう!

好印象がよりよい治療につながる

能力は意識することで徐々に身についてくる

ここまで紹介してきて、「そんなうまく会話できるかな…」と不安になられた方もいるのではないでしょうか?

でも安心してください。

「コミュニケーション能力が高い」ということは話上手でなければならないというわけではありません。

もちろん話がうまいにこしたことはありません。

しかし、患者さんの気持ちを考えて行動し、正確に情報共有ができれば十分です。

仕事をしていくうちに上記した項目を意識することで、自然と能力は身についてきます!

自身の個性も大切にしながら、仕事を通して必要な適性を身につけていってください!

まずは笑顔から!

いきなり実践してみるのは難しい…という方はまずは笑顔から意識してみましょう!

どんな人でも笑顔が嫌いな人はいませんよね。

常に笑顔でいることによって、柔らかい印象になります。

さらに、自分が笑顔でいることによって患者さんの顔も自然とほころんできます。

まずは出来ることから行っていきましょう!

理学療法士としての成長につながる!

理学療法士は細かな情報を把握したうえでリハビリを行います。

個別に適したコミュニケーションを選択することで仕事の効率にも繋がります。

「コミュニケーション力」「人間力」を磨くことで、さらに他の理学療法士と一歩リードした存在になれるでしょう。

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