介護職で派遣として働くメリット・デメリット・派遣の種類は? 作成日:2017.06.07
最終更新日:2019.12.24
みなさんの思い浮かべる介護職と言えば、施設での仕事だと思います。
その施設によって、働く条件や仕事内容は大きく変わってきます。
「派遣」の介護職であれば、さまざまな施設を一定の期間で渡り歩くことができて、介護の経験を積むこともできますし、自分にあった職場をさがすこともできます。
この記事ではそもそも介護士とは、という基礎の知識から、派遣として働くことのメリット、そしてデメリットについてお伝えします!
介護職には良くないイメージがつきまとう
介護士の仕事には「給料が少ない」「仕事がキツい」「休みがほとんどない」といったマイナスのイメージがありますよね。
そのような周りの評判から、介護業界で働くことに不安を感じるというような方も少なくありません。
しかし、介護の仕事は非常にやりがいがある職業でもあるんです。
さらには最近、少子高齢化によって介護のサービスを受ける人が大幅に増え、介護士が不足するというケースが目立っているようです。
そのおかげで、就職、転職がし易い業界にもなっています。
自分の希望に合わない職場なら、すぐに変えてしまうのも一つの手です。
介護施設は日に日に増え続けていて、仕事が見つからないということはそうそうありません。
正社員として働くのが一番良いという時代の終わり
もし転職しようと思った場合、「正社員として働くのが一番安心」「正社員なら安定しているはずだ」と、正社員に注目する方が多いと思います。
しかし、いまや正社員として働いていてもブラック企業や突然の倒産などもありますので安心はできません。
契約社員やパートやアルバイトといった、非正規雇用として働くという選択肢もありますよ。
これらの働き方は、現在どんどん拡大していて、制度もどんどん充実していっています。
中には「正社員以上に稼いでいる非正社員」というものも、もちろん存在します。
その非正規雇用の中でも最近は「派遣社員」という働き方が一番効率良いと話題なんです。
護職で派遣社員として働くメリット
介護職の場合、派遣として働くと一番効率がいいと話題ですが、どうしてそのように言われているのでしょうか?
非正規の社員としてはたらくメリットには、以下のようなことがあります。
- シフトの融通がききやすい
- 正社員よりもお金を稼げる可能性が高い
これらについて詳しく説明していきます。
【メリット1】シフトの融通がききやすい
1つ目のメリットは正社員に比べて自由にシフトが組みやすいという点です。
正社員として介護の職場で働く場合、週5回の労働に加えて、月に何回かの夜勤や残業、また、日直の仕事などがあります。
シフトの希望が出せる職場もありますが、大抵は施設長などがシフトを決めるようになっています
よほどの理由がない限りシフトを自分の希望通りに調整するということは難しい場合が多いです。
しかし、非正規であれば自分の思うようなシフトを組める可能性が高いです。
基本的に夜勤や残業なども強制されません。
直接雇用とは違うため無理に残業させると労働者派遣法に引っかかってしまうのです。
法律によって守られているので安心なのです。
【メリット2】正社員よりもお金を稼げる可能性が高い
2つ目のメリットは正社員よりもお金を稼げる可能性が高いという点です。
もちろん、働き方にもよりますが、正社員の場合には介護職でよく言われる「サービス残業」であったり、「激務」というものがあります。
それらのリスクが、派遣として働いている場合はないのです。
また、派遣の待遇の良さの原因は、正社員の離職率にもあります。
介護職は出入りの激しい職種ですので、急に人材がいなくなってしまう可能性があります。
施設にいる人数が減ると、介護保険制度をクリアすることが出来ず、介護報酬が減額、最悪の場合廃業となる確率もあるのです。
そのため最後の手段として派遣社員を募集するようになります。
そんな派遣の方々にやめさせるわけには行かないので、派遣会社が払っている給料も高くなっています。p>
介護職で派遣社員として働くデメリット
派遣社員にはデメリットもあります。p>
それは、契約期間というものが存在するということです。
契約社員と同様に有期雇用とるのです。
正社員のように退職、あるいはクビになるまでずっと働くことができるというものではありません。
基本的に派遣社員の契約期間は1ヶ月単位で定められていますが、会社によっては3ヶ月や半年というような期間もあります。
人手が集まり、非正規の社員に依頼する理由がなくなった時には契約が切られると考えておいたほうが良いかもしれません。p>
管理職につきづらい
知識や経験などが充実していたとしても組織内で管理職につきづらいという点もデメリットになります。
期間限定の人材に管理職になられても頼りにならない、施設側からしたらそのような思いがあるのでしょう。
昇級などがない場合が多く、いつまでもやりがいや成長意欲が感じられないまま、きつい仕事を依頼されるといった事態に陥る可能性もあります。
しかし、場合によっては、手当などで実質的に昇給することはあります。
介護派遣登録の種類
実際に介護派遣で働こうと思っていても、「どんな派遣があるのか」がわからず、あと一歩を踏み出せないでいる人もいると思います。
そこで、介護派遣の種類を紹介していきたいと思います。
一般派遣
一般派遣は名前の通り一般的な派遣形態で、派遣の大部分が該当します。
求職者は派遣会社に登録し、紹介された仕事の中で自分に合ったものを選択して派遣先企業と雇用契約を結びます。
特定派遣
特定派遣では派遣会社に勤務する「正社員」が派遣スタッフとして派遣先企業に出向くことを表します。また、派遣先との契約期間が終了したとしても派遣元の雇用契約は継続されることが特定派遣の特徴でもあります。
紹介予定派遣
派遣先企業での直接雇用を前提とした派遣形態です。
派遣はなかなか人が集まらず、人出不足であることが多いので「優秀な人材がほしい」という希望を減らして求職者とのマッチ率を高めています。
しかし、介護スタッフが正規職員として採用する能力がないと思われてしまうこともあるので、派遣会社としてはあまりしたくはない採用方法です。
短期派遣
短期派遣では1~3ヶ月程度の短い期間で働く派遣形態です。
短期派遣を利用する多くの人は短期間で多くの金額を稼ぎたいと考えている人が多いため、比較的簡単な作業内容を行います。
副業するには短期派遣が良いかもしれませんね。
長期派遣
長期派遣では基本的に3ヶ月以上の契約で6ヶ月以上になると有給休暇もあるところもあります。
短期派遣と違い作業も多く任せられ、安定して働くことが出来ると思います。
長期になると人間関係も考えていかなければなりません。そのため、人とコミュニケーションを取ることが苦手な人は克服する必要があります。
これらの介護派遣登録の種類があるので、自分に合った働き方を見つける事ができると思います。
評判の良い介護派遣サイトとは?
介護派遣が良いということがわかっても「どこで派遣先を見つけえればいいの?」とわからない人もいると思います。
そこで、介護職専門の人材紹介・人材派遣を行っている転職サイトを紹介していきたいと思います。
きらケア【介護派遣】
きらケアでは正社員を目指す求職者の派遣会社に紹介しているサイトで、転職活動を完全無料でサポートしてくれるサイトです。
全国47都道府県の対応をしていて、様々な職種・施設形態・多様な働き方にも対応することができているサイトです。
総求人数は4万件を上回り、求職者・派遣会社ともに高い信頼度を獲得しています。
派遣先に転職で相談したいことがあれば、医療業界に精通しているキャリアアドバイザーが親身になって相談を受けてくれます。
どのサイトを利用したらいいのかわからない人は是非利用してみてください。
きらケア介護派遣はこちら派遣社員も働き方の一つ!
介護派遣職のメリットとデメリット・派遣の種類を紹介しました。転職をするとなると正社員に注目しがちですが、意外といいですよね。
とくに資格を持っていない状態から介護職につこうと考えている場合、初めの給料は正社員だろうと安くなりがちなので、非正規社員として働くことがおすすめです。
普段マイナスのイメージがある介護職。
非正規社員、正社員どちらで働くにしても悩みや問題点なども多くあると思います。
しかし、一番大事なことは自分に合った環境で仕事をすることです。
まわりと比べたり、周りの評価に流される必要はありません。
色々検討をして自分に合った職場を見つけましょう!