高卒から介護職になる!メリットや苦労を徹底解説 作成日:2017.10.17
最終更新日:2019.12.24
介護職は学歴などのハードルが低い職種です。
そのため、高卒から介護職を目指される方も多くいらっしゃいます。高校卒業と同時に介護職になるのはやめろ、という声もちらほら……。どうしてそんな声が上がるのでしょうか?
高卒で介護職になるメリット、そして苦労をお伝えします。
高卒でも介護職になれるの?
まず、高卒でも介護職になれるの?というところですが、基本的に高卒でも介護職になることは可能です。
介護職の場合、学歴が面接の時に重要視されることはありません。それよりも、その人がどれだか一生懸命人のために頑張れるのか、というところが見られます。
そのあたりは安心しておきましょう。
逆に言うと、やる気がない人は大卒だろうとなんだろうと落ちる業界ということになります。
高卒で介護職を目指すメリット
高卒で介護職を目指すのは平気なの?と思うかもしれませんが、高卒から介護職で働くことには数々のメリットがあります。
- 無資格・未経験でも働くことができる
- 正社員雇用がされやすい
- 若い方が体力的に働きやすい
- 学歴関係なくキャリアアップ可能
- キャリアアップの目処がつきやすい
以上について詳しくご紹介していきます。
無資格・未経験でも働くことができる
介護職の特徴として、無資格未経験でも働くことができる求人があるということがあります。
無資格でもOK!あった方がいいがなくても大丈夫
訪問介護など、基本的に1人でやっていくことが多い求人では、資格が必要になりますが、施設の介護職では基本的に必要ありません。
資格があるとできるようになる仕事も変わってきます。また、資格手当もつきます。そのため、取得できるならしておくに越したことはないです。
しかし、基本的には無資格でも他の介護職と同様に働くことができます。
未経験でもOK!研修のあるところがオススメ
未経験に関しても同様で、経験はあった方がいいが、なくてもOKという求人が多いです。無資格未経験で介護職になる場合は、研修制度や、資格取得の援助のある職場を選ぶといいでしょう。
正社員雇用求人が見つかりやすい
高卒からの就職では、正社員雇用されづらいという点で困っている方もいらっしゃいます。
その点介護職の場合は、正社員雇用されやすい業界であることが特徴のひとつです。
正社員の場合は、ボーナスや手当などがしっかりと貰えます。フリーターとして働くよりも、安定した生活を望むことが可能です。
正社員という雇用形態がすべてという時代ではなくなりましたが、やはり正社員というだけで社会的な信用を得られるのも事実です。安定の材料として、介護職の正社員求人を考えておくと良いでしょう。
若い方が体力的に働きやすい
高卒で就職を考える方にもさまざまいらっしゃると思いますが、比較的若い層が多いというのは特徴になります。
もし、現在若いという方には、介護職の求人はおすすめできます。介護職は身体的負担が大きな仕事です。若く体力があった方が、働きやすくなります。
また、仕事の覚えもいいので、現場で重宝されることは間違いありません。
どこでも働けるスキルがつく
高卒で介護職になるメリットとしては、「どこでも働けるようになる」というところもあるでしょう。
基本的に介護業界は人材不足。介護職はどこでも求人が出ています。どこにいっても働けるというのは、大きなメリットとなります。
特に高卒の場合は、大卒よりも定職につくハードルが高くなってしまいます。しっかりと手に職をつけて働ける、というのは、一層大きなメリットになるでしょう。
大卒だろうと高卒だろうと関係なくキャリアアップ可能
介護業界でキャリアアップできるかどうかは、基本的に「資格」で決まります。
資格を持っていればキャリアアップが可能で、資格を持っていなければキャリアアップは基本的にできません。
資格は「大卒」も「高卒」も関係ないものがほとんどです。現場で働いた年数が関係することはありますが、高卒でも資格はとれます。
うまくやれば、大卒よりも早くキャリアアップすることができるのです。自分の努力次第で、キャリアアップしていける業界ということになります。
高卒介護職の苦労とは
一般的に挙げられる、「給与」「人間関係」「労働環境」「体調不良」は、介護業界の課題となっています。
大変な割に給与が安い、そのため、余裕がなく人間関係がギスギスしている。腰痛は職業病と言われているほどで、コルセットは必須。こんな悲鳴はたくさん聞こえます。
また、「3K(きつい・きたない・きけん)」とも言われる介護職。働いたときには、やはりそれなりの苦痛を伴う場合もあるようです。
高卒から介護職となる場合、介護職が「3K」と呼ばれていることを良く理解しなければなりません。
いつでも成れる簡単な職業という認識で社会的地位も低く見られがち
実際に介護職として働いている人の声を聞くと、「介護職はいつになってもできるから、一旦他の職種に挑戦してみるべき」という声も多く出ます。
介護職自体は意義深い仕事であるのに、人不足だから、だれでも成れると考えられているのです。
そのため、社会的な地位も低く見られがちな仕事だということは覚悟しておきましょう。
高卒から介護職になるならそれ相応の覚悟と意志が必要
高卒から介護職になるのは、たくさんのメリットがあります。手に職もつけられるし、学歴関係なくキャリアアップが可能。若くから働いていれば、それだけチャンスに巡りあうタイミングも多くなるでしょう。
しかし、自分の仕事にプライドを持って働いていないと、潰されてしまうこともあります。
他の職業の選択肢もあるなら、そちらもしっかりと考えた上で、就職することをおすすめします。